タタカウキモチ 【J1 12節： vs川崎フロンターレ】

　いつも一緒に観戦している姉夫婦は葬式で欠席でしたが、スタジアムには1時間以上前出勤が基本の鳥脳です。

　えらい騒ぎとなっていたtoto BIGもついに当りがでて、えーと5億7千万円ですか.......羨ましいですな正直。いつも1口しか買わない僕も5口なんぞ買ったりしたからね。僕が買った予想というと
大分-川崎の結果が勝利かドローしかなく、買った瞬間に6億はないなぁと思っていました（←トリサポとは思えぬ発言。普通のtotoは大分の勝ちしか買わないくせに）。

　いつものように九石ドームのA席アウェイ側へ陣取る。鈍さや勘の悪さには定評のある僕でも感じ取れる違和感.........きょろきょろと辺りを見渡すと...おぉゴール裏にいつもの選手を鼓舞する弾幕がない。いや一つだけゴール裏に弾幕が..........「ヤレ！」

　アップしに選手たちが出てきても、いつものコールがない。おとなしいおとなしいと思っていた大分サポもこういった感じのことをするようになったんだなぁと、とりあえず現実を受け止めてみる。対する川崎フロンターレのサポーターさん達の声だけがスタジアムにこだまする。大分のゴール裏からは、なんか殺気というか負のオーラが感じられ、試合が始まってからもこんな雰囲気だと嫌だなぁと思っていた。

　アップも終わり選手入場。
　やはりいつものチャントがない。なんかがっかり............と思っているとキックオフ前、ゴール裏のサポーターの声援が始まる。いつもより、いつもより大きな、そして気持ちの入った応援。ごめん、正直この時涙腺が緩みかけた。ありがとうゴール裏の住人たち。ゴール裏の住人たちの想いは確実に選手に届いた。（このへんの詳しい顛末はJ'sGoalの試合レポートを参照）
　
　試合はイエロー累積や前節のレッドの影響で高松・松橋優・上本大海を欠く布陣。なぜか守護神西川周作も控えで先発は下さん。布陣は下記

FW：　　　山崎　セルジーニョ
MF： 根本　　　アウグスト　　　高橋
MF：　　　マラニョン　　藤田
DF：　　福元　三木　深谷
GK　　　　　　　下川

　試合はサポーターの気持ちが乗り移ったかのように激しく川崎フロンターレの選手に身体をぶつけていく（開始30分そこそこで大分のイエローは3枚）。開始早々の川崎フロンターレのリズムを崩し、徐々にトリニータへ流れを引き寄せる。
　前半26分、セルジーニョとのワン・ツーから抜け出したアウグストがゴール！もうスタジアムの雰囲気が最高に盛り上がる。前半44分には不用意な川崎Fジュニーニョのファール。前半21分のイエローと合わせてレッドで退場。良い感じで前半が終わる。どうもこの時に川崎F監督関塚さんも退席処分を受けた模様（家にかえるまで知らんかった）。

　後半開始。前半の勢いを後半もと祈る間もなくセルジーニョが追加点！ セルジーニョはシーズン開始頃と比較してかなり身体が切れてきた。今回は随所に「おおぉっ！」と唸らせるプレーが垣間見え今後非常に楽しみ。ゴール前で冷静なFWタイプとみた。
　相手に迫られるシーンがあったものの最後の砦は崩させず、今期初の完封勝利とあいなった。

　いや本当に選手たちは闘ってくれた。今期あれだけ強いフロンターレに一歩も引かず、互角に渡り合った試合内容は本当に誇りに思える。今後の勢いしだいではこの日のこの試合がターニングポイントとして記憶されるであろう。

【短評】
　下川：完封は立派。声もでていた。
　深谷：基本マンマークの守備システムでジュニーニョに絡みつき仕事をさせなんだ。
　三木：さすがキャプテン。若干冷や汗かいたシーンもあり。
　福元：坊主頭（前節の責任感で刈ったらしい）も似合ってる。
　マラニョン：いつもの悪いマラニョンではなく良いマラニョンでした（笑）。今回はミドルも力が入っていた。
　藤田：可もなく不可もなくだが、仕事はこなしていた。
　高橋：もうちょっと前へ
　根本：いつもの根本（褒め言葉）
　アウグスト：やはりアウグストが仕掛けると怖い。もっとシンプルにしたらもっといいと思うんだけどなぁ。
　山崎：頑張っていたけどもう少し。
　セルジーニョ：上でも書いたけど、随所に唸るプレーあり。もっと連携を成熟させて。
途中出場組
　金崎：やっぱ上手。けど自分で打っていい場面があったよ。
　西山：シャムスカの指示通り役目を果たした。
　梅田：同上

　本当に選手たちありがとう。おかげで今週また元気で頑張れる。（土日のアルコールの美味かったこと美味かったこと）

　最後に深谷選手がサポーターにハンドマイクで伝えた内容
「苦しい時こそ選手とサポーターが一体となって頑張っていこう。ありがとう。」
　えぇ頑張りましょう。