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最強の盾 【ナビスコ杯準決勝2ndレグ:vs名古屋グランパス】


ニータンと挨拶する選手 『夢のお菓子杯争奪戦』準決勝2ndレグ、トリニータと名古屋グランパスの戦いはホームのトリニータが1-0でリードを奪っていた。ロスタイムに突入し残り数分、スタジアム全体がなんとも言えない高揚感に包まれ、いつもよりもずっとずっと大きな歓声と手拍子が九石ドームに鳴り響いた。
多分他のチームよりも年齢層が高い観客が多く、スタジアム全体で多彩でかつ統一された見事なコールで選手を鼓舞するのでもなく拍手ぐらいしか応援する方法をしらない老若男女が、いつもより力を込め強く手を叩く、それがスタジアム全体で共振しあった結果鳥肌がたつような応援が実現したのだと思う。あの瞬間、スタジアムで体験できたそれはまさに「プロスポーツ観戦の醍醐味」だった。  ただひたすらロングボールを前線に放り込んでくるグランパスの圧力に対して冷静にそして集中して弾き返していたトリニータのDF陣にサポーターの声と力は届いたに違いない。

 では試合のレポートを....。

 9/3に行われた準決勝1stレグではトリニータが貴重なアウェイゴールをあげ、1-1のドローという結果。よってこのホームでの2ndレグを勝利もしくは0-0のドローで決勝進出を決めることができる。まぁ狙って0-0で終われる試合が少ないのも事実であり、グランパスとしてはこの試合に得点を挙げ勝利するという目的がはっきりしたのも事実であり、決して手放しでトリニータ優位を謳えるほどの状況にはなかったと思う。

 トリニータのスターティングメンバーは以下の通り

 デカモリシ  ウェズレイ

  夢生
鈴木慎吾    高橋

 ホベルト  藤田

大海  森重  深谷

  下さん

 ベンチ:清水・コバヒロw・こばりょう・哲平・清武2号・前俊・松橋優

 1stレグでは途中出場で存在感をみせたトリニータのエース・モサ松こと高松が9/5練習で怪我。中盤攻守の要であるエジミウソンは足の付け根の痛みが回復せず欠場。周作はベンチにも入れない代表に選出されバーレーンに出張中。1stレグからの積み上げは出場停止の解けたホベルトのみという形に。
 グランパス側も代表で楢崎・玉田を欠いた状態だが1stレグを欠場していた中村直志が復帰。前線にはヨンセン、途中出場の多い杉本がこの日は先発。
 

 試合開始とともに点をとるしかないグランパスが攻勢にでる。グランパスの狙いとしてはクロスをヨンセンに当て、スピードに勝る杉本がスペースをつく形に持って行きたかったと思う。トリニータはサイドのクロスを上げさせない為にサイドの鈴木慎吾・高橋がマンマークで守備。ほぼ5バック状態でスペースを与えない。またグランパスのクロスも精度を欠き思うようには攻めさせない。

 試合開始直後の前半5分。主審のジャスティス岡田の注意にも関わらずすぐにFKを蹴れなかった慎吾に警告。1stレグで警告を貰っていた慎吾はこれにより自動的に決勝へは累積警告で出場できない状態に......orz。痛恨の警告一枚であった。慎吾が意図的に遅らせた訳ではないがなぜあの場面はすぐに蹴れなかったのだろうか。

 守備的ながらもトリニータも時折カウンター気味の攻撃を展開。デカモリシがとりあえず球の競り合いには尽く勝利し前線でいったんためを作れるのは非常に助かる。トリニータのサッカーを「引きこもりの糞サッカー」との書き込みをよく見かけるが、一度じっくりトリニータの試合を私情を挟まずに見て欲しいと思う。確かに守備時はサイドがラインに吸収されて5バックになっている事が多い(まっ実際攻め込まれている訳ですから)。この状態からボールを奪取できたときのラインの押し上げと攻撃への転換の速さ、サイドの選手のサポートも含め複数が連携する攻撃、選手全員の意思統一と戦術理解が深化しないとできないドキドキワクワク満載の面白いサッカーなんですけどね。

 危ないシーンもありながら何とか前半は0-0で終了。
 ハーフタイム中はニータンの動きに癒される。トリニータはサッカーにしては珍しくハーフタイムにジェット風船を飛ばす(といっても数は多くない)のだが、その際の楽曲「アレ オ トリニータ」で踊る(いや腰振るだけだが)ニータンが可愛すぎる。この日もなんやらコスチュームをつけているが遠目で確認できず(あとからナビスコのオレオと判明)。

 後半45分0-0は息苦しいので勘弁してと念じていると.....後半4分。鈴木慎吾からのパスを受けたウェズレイがターンし少し長めのミドルシュート!相手キーパーの右ををすり抜けゴール左隅に突き刺さった!!トリニータ先制1-0。
 あの位置からコントロールしてあれだけ強いシュートを打てるウェズレイに惚れる。遠目で確認できなかったがゴールパフォーマンスは100mの速い人の奴か?

 失点して後の苦しいグランパスは後半5分吉村→巻で前線の数を増やしパワープレイを選択。最終的には阿部→吉田(後半32分)と前線に競り勝てそうな面子を投入しクロスを放り込み続けたのだが、トリニータのサイドをDFラインに釘付けするやり方よりも、なんとかここを引き出す戦略(たとえば中盤からのミドル連発、こぼれ球狙いとか)を実現できなかったのか。単純クロスでは数が揃ろいマンマークのはっきりしているトリニータに対してあまり有効的ではなかった気がする。実際クロスの精度・品質に問題があった(シュートまで持ち込めなかった)。

 シャムスカはトリニータ左サイドが崩されかけると森島→コバヒロw(後半23分)で左サイドの守備を強化(残り25分以上「魅惑のコバヒロwタイム」が続くのかと気が遠くなったのは内緒の方向で)。後半38分には誰もが「ええー?」と驚くウェズレイ→優さん。そして後半42分には夢生→哲平。完全逃げ切りを狙う。もしここでグランパスに追いつかれていたならば、きっと延長ではトリニータは点を取れない可能性の方が高いのだが、ここまでの守備陣の出来に守りきれると判断したんだろうな。ある意味勝負師。

 長かったロスタイム5分の終わりを告げるホイッスルと同時に爆発したように喜ぶスタジアム。あぁ幸せだよなぁ......ナビスコ決勝までこんな気持ちでいられる事を素直に感謝したい。以下短評。

【トリニータ選手】:
下川:一歩目の反応に観ててビクビクするも結果完封。この日の下さんのキック精度は神懸り的(いつもの下さんと比べてだけど)
深谷:キチンとクロスに対処。しきりにヨンセンとコミュニケーションをとっていたが何語で喋ってたんだろ。
森重:2代目爽やかヤクザ襲名間近か。名古屋サポからは「中東戦術」と罵られるが、あれは大海劇場:客演森重だろう。守備では喰らい突いてヨンセンをフリーにはさせず。
大海:気合入りすぎ。まさかマギヌンもあんなに大海が吹っ飛ぶとは思いもよらなかっただろう。安定した守備は今年のトリニータには不可欠。
藤田:相手との距離感で少しミスがあったがトータルでは充分及第点。試合開始前の練習時より気合が入りまくっていた。
ホベルト:目立たぬプレーだったが常に中盤をコントロールしていた影のMVP。
高橋:昨年の高橋を知っているものにとって攻撃面では物足りないが、右サイドをコントロールする事で相手左を機能不全にさせたと思う。後半足が攣りながらも全力疾走してて涙が出かけた。
慎吾:慎吾抜きにはトリニータがここまではこれなかった。重ね重ね警告が悔やまれる。慎吾を国立のピッチに立たせたかったよ。
夢生:攻撃面では充分にグランパスの脅威となった。
デカモリシ:前線でのタメは充分に機能。無理にファンタジスタ系のプレーをデカモリシには期待していないのだからもう少しシンプルにプレーして欲しい。この試合は存分に宇宙開発に従事していた。
ウェズレイ:「夏場には失速」と陰口を叩かれていたのが間違いであった事を証明。FWの怖さを存分に発揮。何気に守備時のセットプレーでも貢献している。

コバヒロw:気迫のこもったプレーがNHKでオンエアされる。コバヒロ無敗伝説継続中。
松橋優:試合後のシャムスカコメントでは褒められるも有効性は?と思う。総力の出し惜しみはどうかと思うぞ。
哲平:試合後のコメントが泣かす(詳細は下記)。プレーはあまり記憶がない。

【グランパスさん達】:
※トリニータの戦略にむざむざ乗ってしまった感が強い。パワープレイはともかく前半の攻め方が普段のグランパスではないでしょう。ピクシーの試合後のコメントに「スタイルを変えないことが我々のチームにとって一番大切。」とあるけどパワープレイ選択時に既にスタイルを変えちゃっている気がするの。
※中村直志が献身的で良い選手であることは認識、欲を言えばもう少し攻撃に絡むと怖い選手になる気が....昨夜のようにボールを散らすだけでは怖さがない。
※試合後の小川佳純のコメントにちょっとがっかり。「大分のようなサッカーに負けたのは正直とても悔しい。ああいうサッカーには絶対に勝ちたかった。スペインがEUROで優勝したように、見ていて面白く、そして強いサッカーが勝っていかないと。」 正直「ああいうサッカー」呼ばわりされてもなぁ......上でも書いたけどトリサポとしては観てて面白いサッカーだし、まずは残留が目標のチームだからねぇ、我々は。
※この日の結果から今シーズンの最終戦(九石ドームでvsグランパス)は更に面白くなりそうな予感。悲しい思いをするのはこっちかもしれないし、返り討ちにできるかもしれない。

【その他】:
トリニータ鍋
※念願のトリニータ鍋を食す。ちゃんぽん麺バージョンを食べたが寒い時期にこれは旨かろう。この日は汗だくで食べたのは内緒の方向で。
 野菜たっぷりの寄せ鍋麺入りって感じかな。なんとなく田舎っぽく大分っぽくて好印象。

※この日はサポーターも気合入りまくり。「大分よりの使者」は試合開始前から歌ってるし、グランパスの選手紹介時には珍しくブーイングまで。見慣れぬ光景に疑問符だったのだけれど9/3アウェイ時のお返しって本当?やられたからやり返すってのはあまり好きではないなぁ。
※この日のスタジアムDJの出来がイマイチ。国立での決勝戦はTOM.Gが来てくれるのかなぁ。
※何気に九石ドームの芝の具合が最悪。まっもうすぐ冬芝へ張り替えるだろうから10/18以降に期待。
※試合後選手を出迎えるシャムスカと選手たちの笑顔が素敵だったのだが、最後にサポーターに投げキッスするシャムスカがカッコよすぎる。
※哲平の試合後のコメントに泣ける
「自分はJ2時代からやってきているが、昇格した最初の方は何年も降格争いをしていて、ヤマザキナビスコカップを取りにいくというレベルではなかった。苦しかった時を知っているだけに、喜びはひとしおです。でも、まだまだ成長過程にあるチームなので謙虚な気持ちを持って頑張っていきたい。ロスタイムの5分の時のサポーターの声援は盛り上がりを感じた。パワーになった」
※NHKで下さんのインタビューがオンエア.......あまりの放送慣れしてなさそうなコメントに萌える。「最後のファイナル」って言ってた気がする....頭痛が痛い?
※これで公式戦14試合負け無し。最近5試合で1失点、4試合は1-0で勝利.....まったくどこのアズーリかと小一時間(以下略)、まぁ何気にユニフォームが青でプーマで、ファンタジスタ候補の夢生がいるからなぁ。
※試合後名古屋スレで「森重のハンド」が数多く書き込まれていた。確かに手に当たっているのだけれど、あのシーンは直接ゴールを邪魔したハンドではなく(森重が当たらなければゴールキックになる状況)であり故意ではなかった為ジャスティス岡田氏が流したと思っている。....んまぁ贔屓のチームが負けたら、あのプレーは文句つけるよなぁ、僕でも。

 さて決勝の相手は清水エスパルス.......11/1までまだ日があるがその間にエスパルスが調子を落としてくれることに期待したい(残留争いで消耗してくれんもんかな)(嘘)。
 また今週末からシーズンが再開されるが、すごく気分の良いまま上位陣対決に突入できるのが何より嬉しい。さぁ気合入れて応援するで。

名古屋グランパス 4092056518493620753

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『トリサポの皮をかぶったFC東京SOCIO』もしくは『SOCIOを騙るトリサポ』 前俊だけは諦めない! 座右の銘は「棚からぼた餅」 好きな草花は「ムラサキツユクサ」 合言葉は「お気楽極楽」

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