覚醒前俊でレッズを粉砕!【J1第16節:vs浦和レッズ】 -その弐-
http://lovetrinita.blogspot.com/2008/07/j116vs_14.html
前記事から続きです。
さて試合開始!
個々のネームバリューからするとレッズに圧倒されるのだけれど、立ち上がりから流石リーグ最小失点を誇るトリニータDF陣がレッズFW陣に仕事をさせない。前節のFC東京戦では機能していた『戦術は田中達也』も機能せず裏へ抜けさせない状態。レッズは中盤でボールを回すもののFW陣へ有効なボールの供給ができない。
するとカウンター一閃。
トリニータは夢生→ウェズレイ→慎吾へと流れるようにパスが渡る。慎吾がダイレクトで見事なセンタリングを上げる時にはエリア内にはトリニータ選手が3人も突入していた。エリア真ん中に走りこんだ前俊にピシャリとあい、これ以上は考えられない見事なヘディングでゴールに突き刺しトリニータ先制!この試合のファーストシュートが決まる素晴らしい展開。前俊は公式戦3試合連続ゴール。ここまで結果を出しているのなら『前俊覚醒』と言い切ってよさそう。流石のシャムスカも前俊くらいの天才に催眠術をかけるには時間がかかったなぁ(章太は単純だからあっさり催眠術にかかったのに)。
試合は基本レッズがボールを保持しているが決定的な仕事をさせないという形が続く。一度田中達也エリア内で見事な反転からシュートに持っていった(これは周作が好セーブ)のとCKを阿部勇樹が蹴りこんだ(これはオフサイド判定、線審グッジョブ!)のぐらいかな危なかったのは。
前半は1-0で終了。
後半開始と同時にレッズは永井→寿司ボンバー高原、エジミウソン→貪欲な上昇志向梅崎。正直これはちと嬉しかったりする。現状の高原の出来からすればまだ永井の方が100倍怖い。エジミウソンも気を抜けば決定的な仕事をするだけの怖さがあった(確かに前半フィットしていないようではあったが)。エンゲルス監督のコメントで「後半は元気でフレッシュな選手を入れた」とあったが、それならば鈴木啓太を先発させるべきではないし、高原はなかろうと思うんだが。細貝とか相馬とかという選択肢はないんかな、ちと疑問。
司の投入時、多くのトリサポは応援途中だったため盛大なブーイングは聞こえず。
レッズが選手を入れ替えても中盤から効果的なパスがでないことには変わらず。司が単独で勝負をかけるがトリニータのDF陣もふんばり決定機は一度も作らせず。
後半20分。前俊outこばひろin。
こばひろの守備位置がうまく掴めず。多分左サイドに入ったと思われる(慎吾・夢生のダブルトップ下)。
このまま得意の『カテナチオカメナチオ』炸裂で1-0の勝利が見えてきた後半35分。カウンターから夢生が絶妙のスルーパスをウェズレイに通し、ウェズレイが追加点!当たりそこねっぽいシュートが鈴木啓太の足先にあたり入ったけど、あれ当たらんかったら入ってないっぽい。啓太ナイスアシストなんだけど、とりあえずシュートを打ったから起きた現象なのでウェズレイ偉い、こばひろもちゃんと見習うように。
後半41分。夢生out 藤田in。
ロスタイム3分を消化してトリニータ見事レッズ粉砕!2-0完封勝利!!
以下短評
【トリニータ選手】:
周作:安定した守りとコーチングで無失点を演出。
深谷:最後まで集中、無失点に貢献。
森重:あそこのイエローは今後の課題。
大海:先週休んでリフレッシュ充分?良い守備を見せていた。
ホベ:目立たぬ所でのファインプレー多々あり。中盤のチェックで相手カウンターの芽を潰していた。
エジ:トリニータの生命線として十二分に機能。
高橋:まずは90分フルがめでたい。効果的なポジショニングで相手右サイドを機能させず。
慎吾:前俊先制点のアシストは見事の一言。
夢生:ところどころに夢生クオリティを発揮。
ウェズレイ:センターサークル付近からのロングシュートは圧巻。駄目押し点の喜びすぎで遅延イエローは愛嬌?
前俊:前俊の先制点で勢いに乗れたのは紛れもない事実。そろそろちゃーんとうちの子になる準備を始めますか。
こばひろ(←前俊):トリニータ実況版での人気に嫉妬(笑)
藤田(←夢生):きちんと試合を終わらせた。
【レッズさん達】:
※中盤の運動量に問題あり。啓太はまだ万全じゃなかろう。
※闘莉王のボランチよりも阿部のボランチの方が怖いきがするんだけど。いつから阿部はDF専門になったの?
※闘莉王さんは試合後一人握手をせずにご帰宅。チームと自分の不甲斐なさの結果かもしれんが、試合が終わった後くらいはお互いを称えて欲しいの思うのだが。
独り帰る釣男さん→
※この日のレッズサポは5000人と言われているが、もう少し多い感じ。大分のホテルが軒並み満室で、中には福岡に宿をとったサポもいるとのこと。試合後は都町(大分の飲み屋街)で憂さを晴らし、大分地場産業に多大な貢献をしたものと見られる。温泉くらいはお楽しみして帰っていただいたのでしょうか?またのお越しをお待ちしております。
【その他×××】:
※試合後のお立ち台に立つセクシーフットボーラーこと前俊。なぜか通訳を伴い登場。試合中接触プレーで歯が欠けたためらしいが、貪欲に笑いを取ろうとする関西人の血が騒いだのか(本当は照れ屋さんなんだけど)。
※前半途中の放ったウェズレイの超ロングシュート。センターラインよりも後方からだったのでその滞空時間中のドキドキワクワク感がもう最高だった。惜しくもクロスバー直撃でゴールにはならなかったけど、その分ご褒美に後半の啓太のアシストがあったと思いたい。
※こばひろの投入で、こばひろちょっと張り切りすぎ。まぁ「途中交代で入った俺が走らんで誰が走る!」と思う性格なのは知っているが、まさに縦横無尽に走りまわった挙句、ペナルティエリア内で躊躇してしまった....orz。てんぱったのかなぁ(笑)。トリニータ実況板でも、あまりの位置の不明確さに「守備位置は?...守備位置はこばひろ」と名言を書き込まれる。
※慎吾神は「性格がプロ向きじゃない」と言われ、またこばひろもレッズから他チームへと放出された訳で、その浦和レッズに快勝する嬉しさもまた一味違うんだろうな。
※大海が大海劇場を披露した後、審判が走り出そうと振り向いた瞬間、(多分靴紐あたりをいじる為)しゃがんでいたホベルトに背中に激突。見事渇が入った感じでのたうち苦しむホベを気使う審判と笑い顔の大海。この分のロスタイムはちゃんと取らなかった気がする(流石に審判もなぁ.....)。
さぁ順位も7位に上がったとはいえ相変わらずの混戦。1位とは勝点差7、16位とは勝点差6.......まだまだ油断はできんなぁ。今週は週半ばに北海道まで遠征しなければならないが、チーム内の雰囲気は最高に良いはずなのでしっかりコンサドーレからも勝点を奪って欲しいもの。
いやぁ週明けの月曜日だっちゅうのに気分の爽やかな事爽やかな事。