ホーム無敗の神戸を撃破! 【J1第15節: vs ヴィッセル神戸】 TV観戦
http://lovetrinita.blogspot.com/2007/06/j115-vs-tv.html
ヴィッセル神戸のホームスタジアムは「ホムスタ」だそうであるが、この「ホムスタ」がいったい何の略であるかさっぱり判らなかった鳥脳です。ちなみに「ホームランスタジアム?」なんぞと想像したのだが、正解は「ホームズスタジアム」の略。不動産関連の会社らしいのだが、あまり印象に残っていない。関西の企業なのか?(まぁ大分も「九州石油ドーム(略して九石ドーム)」も九州以外の人にとっては「九州石油?」な状態であろう)
ホムスタは九石ドームと同じく閉開式の屋根を持つ全天候型スタジアムである。この手の施設の宿命的欠点として芝の生育が悪い点があるのだが、見た感じ九石ドームよりふっくらしており良さげに見える(ちょっとふっくらしすぎかも)。
それではTV観戦の報告。
(参考までにJ’sGOALのマッチレポートはこちら、大分合同新聞記事はこちら)
トリニータのスターティングメンバはおおよそ予想通り。深谷の怪我でDF右サイドに福元が入っている。
セルジ 前田
根本 梅崎 高橋
マラニョン 藤田
上本 三木 福元
下川
さすが知将「シャムスカ」。神戸GK榎本の仕掛けた罠には嵌らなかった(詳しくは前々記事を参照)。実際、前田は少し下がり気味で1トップ2シャドーに近い形。想像通りで少し嬉しくなる。現在のメンバーではこれが一番型に嵌りそうで良い陣形。
トリニータボールでキックオフ。
あれよあれよと転入生前田くんがドリブルで切れ込み力の入ったミドルを一発。
しかしほんと彼が来てくれて良かった。ああいったミドルとかしっかり打ち切れる選手がトリニータには少ない。移籍前には「守備しねぇ」とか「我儘」っぽい情報が入っていたが、この日は前線でのチェイスもそれなりにこなしていたし、偉そうな書き方だが「使われて伸びる子」っぽいと思う。こと出場チャンスを与える事に関してはシャムスカの右にでる監督はいないと思うので、良い感じで伸びてくれればと感じる(結果レンタルから完全移籍の方向へ動いてくれれば)。
前田のミドルの余韻が残るうちに再び藤田、前田、そして抜け出た藤田へボールが渡りクロスに飛び込んだのが『覚醒』高橋がファーから走りこみシュート、トリニータ先制!0-1。多分キックオフからボールに触れたヴィッセルの選手はGK榎本だけではなかろうか。ヴィッセルからするとアクシデントに近い形で点を奪われた為、試合開始からゲームプランが狂った形で試合が進む。
その後落ち着いた神戸もチャンスを作るが、最後の詰めが甘いのと、周りのサポートが遅れ気味のため、ゴールを割れない。大久保のシュートがバーを叩いたり(これは肝が冷えた)、シミュレーションを取られたりでこの日は「大久保の日」ではなかった模様(神戸松田監督も同様のコメントを残していたが)。こりゃ今日はトリニータのほうにツキがあるなぁと思っていると、前半40分。左からのドリブルで切れ込むおフランス帰り梅崎司がDFの当りに身体をよろめかせながらもミドルシュート。こけてファールを貰ってもという場面にしっかりシュートまで持っていった司偉い。前半0-2で終了。
後半開始からヴィッセルはボランチ栗原を下げ、田中を投入、大久保をより攻撃的な位置に配置するも機能しないと見るや、大久保も下げガブリエルを投入(ガブリエルって19歳らしい)。この19歳が松田監督が思ったとおりに動かなかったようで随分とベンチから声がかかっていた。そしてガブリエルのクリアミスからのCK(ショート)を根本がうまい切り替えしからゴール前にクロスをあげまたもや『覚醒』高橋の芸術的なヘッド!0-3で実質ゲームは終了。
この点差の為、故障を抱える根本を下げ(足のテーピングが痛々しい)、梅田を投入(69分)。直後ゴール前の「あわや」のシーンをファールで止めた梅田にイエロー。これ一発レッドでもおかしくないケースだったので梅田チョーラッキーと思っていたのに....。
疲れの見え始めた前田を下げ、哲平を投入(74分)。力勝負に出たヴィッセルは190cm長身の土居を朴にかえ投入(81分)。トリニータは腰痛の高松をならす為にセルジに換え投入(86分)。んで大事にいかにゃならんところで梅田痛恨の2枚目イエロー(87分)。梅田ぁ....新人じゃないんだからしっかりしてよ、出場時間20分じゃ時給高すぎ。3枚目をきった後なので具体的な策もとれず悶々としたままロスタイム突入。あっさりレアンドロにシュートを決められる。ここは完封したかったなぁ。ロスタイムにヘッドで競り合った三木が脳震盪。直後ピクリとも動かなかったので心配したが、病院での精密検査の結果異常はなく、チームに帯同して大分に戻ったとの事。
結果1-3で大勝利。
先制点が全てだったと思う。高橋の先制点でチームが落ち着いてゲームを進めることが出来た。また神戸よりトリニータのほうがチームとして連動して動けていた感じ。
約1ヶ月ぶりに近い勝利を喜ぶことも大事ではあるがl、次節は20日(水)で中3日と間隔も短く、しかも相手はいまだ未勝利唯一の相手ジェフ(こっちは中2日)なので、この勢いを殺さず繋げていきたい所。水曜日は応援頑張りましょう!
以下、短評
【スタメン】
下川:3点は防いだ。こう下さんで調子がよいと周作の出番はますます少なくなる。GKの起用は難しいなぁ。
福元:今日は落ち着いてた。ワールドユース期待して良さそう。
三木:深谷の状態が見えない上、大海は累積。これでキャプテン三木まで怪我したら大変でした。無事なようですが怪我には気をつけて
大海:本日もイエロー1枚.....累積で次節出場停止は困りもの。
藤田:先制点のように前への意識も大切。
マラニョン:少しずつ....少しずつではあるがチームにフィット&ミドルシュートに力が伝わってきた。今期の目玉補強といわれた存在としてはまだまだ物足りない。
高橋:前節2点、この試合2点と当たってきた。これもそれもちゃんとゴール前に切れ込んでいるから。今後もガンガン勝負して欲しい。まだまだいける。
ネモ:サイドの基点として今日も頑張る。ネモ抜きにはトリニータの攻撃パターンは作れない。怪我及びコンディションには気をつけて。
梅崎:プレーに必死さが伝わる。復帰に難色を示したファン(鳥脳もその一人であるが)へ結果を見せ付ける。GJ!
前田:チャンスにみせたFW根性(梅崎・セルジに展開せず自らを選択、チャンスを潰す)はドンマイ。その後、梅崎とセルジに笑って謝っていたのが好印象(セルジが注意してたらしい)。ガンガンいっておくんなさい。(鳥脳的マン・オブ・ザ・マッチ)
セルジ:前線でしっかりポストとして機能。惜しいシュートもあった。まだまだコンディションは上がりそう。
【途中出場】
梅田:しっかりしておくんなまし。途中投入の意味がないじゃあ~りませんか(チャーリー浜調)。
哲平:シャムスカの指示通り。
高松:今月一杯はこの試合のような出方になりそう(腰の具合)。中断期間は治療に専念して。
【牛さん組】
大久保:相手チームからするとやはり怖い存在。シミュレーションは真偽に係わらず悪印象。
朴:右サイドで頑張ってた。良い選手。
【その他】
西村主審:ちょっとジャッジが一定せず。トリニータは勝ったから印象に残らないかもしれないがヴィッセル側は文句があるんじゃないですかね。
JSports:試合後のインタビューぐらいは放映して欲しい(そりゃロスタイム長かったけどさ)。
トリサポ:神戸まで応援ご苦労様です。TV中継を観る限り、ホームのサポーターより声が出ていたのではなかろうかGJ!。次節はホーム、気合入れて頑張りましょう。