イビチャの憂鬱 『坪井が負傷で途中離脱したが?』
http://lovetrinita.blogspot.com/2007/06/blog-post_05.html
「坪井が負傷で途中離脱したが?」
さて、想像してもらいたい。あなたはオシム監督である。新聞記者から上記の質問をされた。なんと答えるのであろうか。
いったいこの記者は何を聞きたいのであろうか。
というか、この記者は多分答えを想定して質問をしているのであろう。「坪井が負傷で途中離脱したが、代わりに○○選手を使います。」なのか「坪井が負傷で途中離脱したが、今後のチーム状況はどうなる?」なのか。結論からするとどうにも答えようのない質問であることは確かである。
聞いているのはきっとプロの物書きのはず。それがこんな質問しかしないのだから「日本のマスコミは××(表現自粛)」と言われてもしょうがない。僕はプロの物書きではないが(だから誤字脱字もあり、言わんとする内容が読み取れない場合が多々ありますと逃げたりもする)、いわゆるSE(システムエンジニア)としてシステムの要求仕様を顧客にヒアリングする機会がある。冒頭のようなヒアリングをしてできあがったシステムの品質は決して保証しないであろう。それぐらい冒頭の質問はカスである。
プロスポーツ選手とか監督とかってこんな質問に答えなあかんもんだろうか。そうであるならば非常に我慢強さが必要とされる辛い職業のようである。現在は何かを求めて(何を考えて何を求めているのかまったく判らない)旅人となっている中田英寿もマスコミに対しては決して心を開かなかった。その分パッシングもあり、意味不明な存在として理解されない立場となった(彼にとって悪かった部分もあり、逆に良く作用した部分もある)。彼のHPでの言動等を直接読む限り、決してマスコミが報道するほど変人でもなく、ごく当たり前な(少し強情っぱりではあるが)青年であったはず。ごく当たり前だったからこそマスコミの異常な質問に耐えれなかったのかもしれない。
メジャーリーグに松井秀選手がいる。彼は日本のマスコミの異常な行動がチームメイトに迷惑がかからないよう毎試合、彼の成績が良かろうと悪かろうと必ず通路辺りで取材の場を設けている。松井選手としては取材を受けたくない日もあろう。質問に対し「何馬鹿なこと聞いてんだ」と記者の首を絞めたくなる日もあろう。そういう意味では凄い選手である。僕としてはそんなことで消耗することなく野球に専念してメジャーでの野球を楽しんでもらいたいと思っているのだが。
話をサッカーに戻す。
イビチャ・オシム監督はここ数年の日本代表監督の中でもっとも好きな監督である。次点はトルシエ。評価しない順であればジ............いや止めておこう、こっちは。
日本代表ならではサッカーを求めていく上で彼は最良の選択の一つであると評価する。代表クラスの選手たちはオシムの考えるサッカーを具現化する為に、日々努力を積み重ねて欲しいし、オシムも彼らを導いて欲しいと思うのである。そんなオシムにマスコミまでも育てて貰おうとは思う訳にはいかない。
マスコミの方々の自浄作用を期待し日々研鑽を祈る次第である。
(心の中の鳥脳暗黒面が囁く......マスコミの自浄作用なんぞ期待しても無駄無駄)
いったい我々、一般的なスポーツサポーターは何をすればよいのであろうか。
今日も書き始めから書き終わりで論旨がグダグダになってしまった。申し訳ないっす。
個人的私信:
サマソニさん(じゃなかった「くりえぃてぃぶ」さん)!優勝おめでとう!ブログ読んでいただいているとは、もうインド人もびっくりです。FC東京サポとのことお互い頑張りましょう。