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FC東京を振り払い準決勝進出! 次なる相手はグランパス!!【ナビスコ杯準々決勝第2戦:vsFC東京】


 いやぁ最後はヒヤヒヤの連続でしたが.....いえぇい、祝!お菓子杯準決勝進出!!

 会社の定時のチャイムがなると同時に「すんません、お先に失礼します」と頭を下げ、速攻愛車で駆けつける九石ドーム。定時5分前にはPCをシャットダウンしていたのは内緒の方向で。
 近場の東口階段下の駐車場は端から諦め、2ndチョイスのH駐車場へ駐車。車の中企業戦士のユニフォームからレプリカ・ショートパンツというサポーターのユニフォームへ変身、徒歩で九石ドームを目指している(これが結構距離がある)と携帯の着メロが.....会社の同僚から「鳥脳さん、いまどこ?下の駐車場空いてましたよ。」.....orz 

 スタジアムでは既にいつもの観戦仲間(義兄)が席を確保、実姉は仕事の都合で参戦できず。既に選手練習も終わり、ターフキッズが芝の補修をしている頃、よってこの日のサンバ隊のお姉さんGiFTの「勝利ノウタ」も見れずじまい。うーん、残念。しかもギリだった為、FC東京のスターティングメンバーもこの日の審判も判らないまま選手入場となってしまった(もしかすると確認のチャンスはあったのかもしれないが、コロッケを食べるのに忙しかったのだよ)。
 トリニータのベンチは大事な試合でよくやるベンチ入りしていない選手のユニフォームを飾っていた。トリニータ得意の、ピッチに立つ選手だけじゃなく選手全員が一丸となって闘おうということ。

 トリニータの布陣は以下の通り

 前俊  ウェズレイ

  夢生
慎吾    高橋

 ホベ  絵寺見留噂

大海  藤田  深谷

  下さん

 まぁいつのもの布陣。ベンチにはGK清水・山崎哲・コバヒロw・こばりょう・哲平・清武・デカモリシ

 対するFC東京は
FW:カボレ・赤嶺
MF:エメルソン・羽生・今野・浅利
DF:金沢・茂庭・藤山・徳永
GK:塩田
ベンチ:荻・佐原・椋原・栗澤・石川・川口・『ゴールという名のエサに喰らいつく、獰猛な野生のキリンさん』こと平山

 1トップでサイドに石川を起用してくるかと思っていたら、どうやら2トップ。とりあえず石川が出ていないことにホッとする(だってあいつやっかいなんだもの)。※FC東京の布陣をキチンと確認してなくて申し訳ないのだがなんとなくカボレの1トップ気味にも見えた。

 プレビューでも書いたのだが、準々決勝第1戦では2-1で勝利している為この試合は1失点まで許されることになる。いかに相手に先制点を与えずカウンターで攻めるかがキーだと思っていたのだが...........。
 前半3分。なんでもないGKへのバックパスを藤田がミス、そこをカボレに詰められFC東京が先制....orz。確かにプレビューにトリニータの今の弱点はGK下川と藤田だとは書いた。書いたが本当にこんな試合開始早々やってしまうとは、トホホ。このFC東京の先制点で第1戦で獲得した優位性が台無しに、残り90分の戦い方によって準決勝への道が開かれることになった。

 しかし面白いもんでこの先制点がFC東京の攻める意識を低下させたような気がする。遮二無二点を取らなければならない状況で開始した試合がポロンとその点が入ったしまった事で、失点しないようにしながら追加点を機会を伺うような意識がFC東京の中に生まれたのではなかろうか。もしトリニータの失点直後に更に攻め続ければ、浮き足立っていたトリニータは更にミスを犯していたかもしれない(事実、藤田はその後しばらく不安定なプレーを続けていた)。ちょっと攻めてが緩くなったところでトリニータもリズムを掴みだす。ここら辺からほぼ互角の流れ。

 前半40分。左サイドへの大きなサイドチェンジから慎吾が絶妙のクロスをゴール前へ、トリニータ選手数人がなだれ込む中、ニアに走りこんでいたエジのヘディングがゴール右隅に決まり1-1!大分が前半のうちに追いついた!!湧き上がるスタンド!!!
 昨年まではこの35分を過ぎた時間帯が魔の失点ゾーンだったんだが、逆にこの時間帯で点の取れるチームに変わっている事に少々嬉しくなる。前半はこのまま終了。

 後半開始。流れは6-4くらいでFC東京。
 両チームの選手交代で先に動いたのはFC東京。ボランチ(?)の金沢を下げ『ゴールとい・・略・・キリンさん』こと平山を投入。それを受けトリニータの大佐ことシャムスカ監督は前俊を下げデカモリシ投入。
 後半29分と33分に更に攻撃的にカボレ→川口、浅利→石川(出てきちまったぜ)というカードを切る城福さんに対し、ウェズレイを下げ哲平を投入し守りを固めるシャムスカ。通常ならば夢生→哲平、もしくは夢生→コバヒロwのカードを切るシャムスカだけれど、きっと万が一FC東京に得点を許し延長となった場合を考慮して夢生を残したと思う。
 人数をかけて攻め続けるFC東京。しかしトリニータも守備陣がふんばりゴールを割らしはしない。最後には12番目の選手「ポスト」まで動員し守り続け時折カウンターのチャンスを作る。夢生の決定的なミドルシュートもポストにはじかれた所で、このまま引き分けれると確信したのかシャムスカは後半43分、夢生を下げ、コバヒロwを投入。
 さぁコバヒロwの不思議な踊りが発動か.......と思いきやそこから怒涛の攻撃を受け続けるトリニータ。長いロスタイム5分を消化してタイムアップ。見事FC東京を通算3-2で下し、お菓子杯準決勝に駒を進めたのであった。ばんじゃーい。

 以下、短評
【トリニータ選手】:
下川:今日は充分及第点。カボレに対してGKの常識としてどうかというプレーがあるにはあったが....。
深谷:最後良く踏ん張った。
藤田:試合開始早々のプレーは問題外。が決定機を救ったり、猛然と前線までの無駄走りもあり0.5分くらいは取り返した。
大海:今日も神DF。終始落ち着いて視野の広いプレーを展開。見事なロングシュートも披露。さらにロスタイムの内2分は大海劇場に費やすサービスぶり。
ホベ:ミスもあったが攻守のバランスに貢献。
絵寺見留噂:前線から最後尾まで常に全力疾走。まさに大分の魂。
高橋:右サイドの基点として機能。欲を言えばもうワンテンポ早く次のプレーを選択して欲しい。
慎吾:エジへのどんぴしゃクロスは見事の一言。
夢生:そろそろ夢生ターンも相手に浸透してきたのか止められるケースが多くなった。が、惜しいミドルも2発あり攻撃的な姿勢は充分相手にとって脅威となった。
ウェズレイ:攻撃時のタメをつくる演出はベテランだけあるが、ファールをもう少しどうにかしないと審判の印象は悪そう。
前俊:ちと今日は熱くなりすぎたか。前俊らしいプレーもあったがもう少しチャンスに絡みたかった。

デカモリシ:フィジカルの強いところはみせたが、まだスタメンの座を脅かすまでにはなってはいない。
哲平:ちょっと試合感の落ちてる部分があるような。
コバヒロw:コバヒロw的見せ場はなし。

【FC東京さん達】:
※やはりゲームメーカー(梶山)の不在は大きかったと思う。それゆえ羽生がワイドに動けず窮屈で目立たぬ存在になってしまった感じ。
※カボレの先制点は藤田のミスではあるが、バウンドさせたシュートは流石に上手かった。他のプレーではあまり目立たず、少々お疲れ気味?
※モニーと徳永がサイドバックではいまいち恐怖感がない感じ。
※基本エメルソンがFKを蹴っていたが、もう少し良いキッカーはいないのかな。もしかして普段は梶山?
※城福監督のコメントの冒頭「まずはベスト4に進出した大分の勝利を称えたい。」の言葉にしびれる。見た目もだけどこのおっちゃんかっこゆす。

【その他×××】
※大海の神DFぶりに酔いしれる。今シーズンずっと書いている気がするがものごっつ上手くなった。もうそろそろ「やれば出来る子」は封印かも。
※この日の観客13,483人。平日夜の試合でこの数は充分合格点だと思う(ちなみに他の会場は全て10000人割れ)。
※選手コメントの慎吾「有利な状況で試合することに慣れていないチームなので・・・・」が泣かせる。


 さて、これでトリニータとして初めてJリーグから賞金が頂ける事になった。とりあえずベスト4確定なので2000万円だが選手同様サポーターもこれで満足しているわけではない。選手コメントで慎吾が「まだ成長段階のチームだが可能性を感じている。今日の試合はいい経験になった」と言い、エジミウソンが「これで準決勝に進出できるが、まだ満足していない。我々はタイトルを狙っているので、次もいい準備をして勝ちたい」が言うように、我々サポも優勝に向けて更に応援を頑張りたいものである。

 さぁ次は9/3、相手は名古屋グランパス(今日は久し振りに前キャプテン三木が出場)!!待っとけシャチ師匠!!
 
ニータンカーに飛び乗るエジミウソン

大分トリニータ2008 4008963334921219466

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元FC東京SOCIOを語ったのは昔、いまやもう本妻トリニータしか愛していない。アイコン絵はネータン作成(@ntn56)

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