緩むとやられるということ【J2第6節:vs大宮アルディージャ】
試合後、アウェイゴール裏に集まりサポへの挨拶をするトリニータの選手たち。相変わらず狭い場所に押し込めれらたサポから「九州の誇り」の歌声。雨のピッチ、良かった所が一つもなかった試合結果だけど、その歌声は選手に届き、選手の気持ちを切り替え次節からの仕切り直しにつながると思う。
いやぁもうね。グーの音もでない敗戦。
ずっと、開幕からの記事で「完成されていない」「圧倒的ではない」けど「勝てている」という結果だけが残っている事は書いていたけど、まぁ負ける時はこんなもん。下平さんのサッカーで負ける時は派手に負けるので、きっとこういう試合も今シーズン何度かあるんでしょう。
こういう試合はブロガー的には燃える試合で、この糞試合からどうやって「クスっ」と読んだ人を笑わせるのかが腕の見せ所なんだけど、いやぁ....難しいわ、この試合は。
さて試合の方はあっさりと。トリニータの布陣は以下の通り
「勝ってるうちはメンバーをいじらない」のがサッカーの常識としてよく聞くけど、控えのアクセントに長沢いれましたしかない陣容。
ワントップに伊佐。インテリオールに司・ノム。左・奎汰、右・シゲタイラー。ダブルボランチに弓場と野嶽。DFラインは左からデルラン/上夷/ペレイラ。GKは西川。ベンチスタートは高木、羽田、中川、也真人、藤本、長沢、サムエル。
対する大宮アルディージャさんには思い入れのある選手はおらず。ユース出身者が多い事は実況解説で触れていた。
キックオフ。
前半3分。オフサイドと確信したプレーで不幸にも失点。相手のゴールというよりも、西川が弾いたところに相手がいて足にあたってしまった感じ。
早い時間の失点なので、落ち着いて取り戻せばよいと思うも、この先制点で大宮さんが引いてしまう。基本ボールは握れるものの大宮さんに真ん中を固められてチャンスらしいチャンスはなし。
前半終了。
後半開始。
なんとか手を打って、追いつきたいトリニータだけど後半開始早々に失点。後半46分。サイドを上手く抜け出されて折り返したボールに走りこむドフリーのアンジェロッティ。誰よあれだけフリーにしたのは。
後半52分。相手CKでなんでかDF#05:浦上さんがなぜかドフリー。浦上さんの半径1mの範囲に誰もいないくらいのドフリー。続・誰よあれだけフリーにしたのは。
後半54分:司→也真人
後半54分:奎汰→藤本
後半63分:弓場→サムエル
後半63分:伊佐→長沢
後半70分:デルラン→羽田
サムエル/長沢の投入でツートップで高さでの暴力を狙うが、デルランが痛んで羽田に交代。
要所要所でボスっと失点を繰り返し、決めるべき所で決めれないまま試合は終了。試合内容では決して3-0という大差をつけられる試合ではなかったと思うけど、野嶽がインタビューで残した「緩むとやられるということ。」そのものの試合だったなぁという感想。いいよいいよ負ける時はこれくらい派手に負けて、課題が明確になった方が良いよ。
【大宮アルディージャさん達】:
※相変わらず狭い場所にトリサポを押し込める。雨の影響もあり中継に映るバックスタンドはがら空き状態なんだから、もう少しトリサポのエリアを広げてくれたって...しかし、雨とはいえ春休みの昼間興行で4,966人しか集めれない大宮アルディージャさんに驚く。あかん、このままじゃ本当にJ2常連になっちゃうよ。
※相馬監督が、J2によくいる古将のような雰囲気になりつつある。前はサイドに全員が密集するようなラジカルな人だったのに。
【大分トリニータ選手たち】:
西川:3失点もGKとしてはノーチャンス。
デルラン:高さと跳ね返す力としては評価するが、組立面ではまだまだ。
上夷:落ち着いてはいたがDFリーダーとしては3失点の責任はある。
ペレイラ:サポのチャントに感激。
弓場:数少なかったチャンスはGK正面に力なく。
野嶽:え、もしかして3点目のマークは君。
奎汰:播ちゃんからJリーグ屈指のフリーキッカーと褒められるも良いとこなし。
シゲタイラー:チームの内容に影響受けず攻守に上下動。
ノム:試合後のインタビューで厳しい事を言う係。
司:前節あたりから消えている気がする。
伊佐:FWとしての能力だけじゃないけど、そろそろ1点欲しい。
也真人:決して状態は良くないけど、一旦、司やノムと変わるのも一手。
藤本:切れ込むまでで、そこからのクロスやシュートは低精度。
サムエル:力強さはみせたがシュートうつサムエルみたい。
長沢:周りが長沢用のボールを上げてくれず。
羽田:スクランブルでもタスクはこなした。
【その他】:
※まぁ負ける時はこんなもん。
※入場時にエスコートキッズに爽やかに話しかける西川くん素敵。
※大分のゴール裏って本当に良いなぁと思った。まぁまだ上位って余裕のせいでもあるけど、選手を鼓舞し、相手をリスペクトする姿勢は素晴らしい。アウェイのゴール裏って「選りすぐりのアタオカな連中」が集うのでほんと好き。
※僕は片さんの「今一番調子のよい選手を選択する」方法がとても好きで「勝ってるうちはメンバーをいじらない」のはなぁ....とは思ってるけど、この敗戦でまたスタメンを弄りやすくはなるだろうから、控え選手は奮起してアピールする事。
【選手投票】:
ついに放浪の末、トリニータに辿り着いた漢、茂平が受賞。茂平や野嶽(2位)が評価されるのは単純に嬉しい
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コメント大賞は「ままさん」さんの、
「目の前走って行ったけど、写真が追いつかんほど速かったわ。」(茂平)
に決定。好きですこういう感想...(´・ω・`)