お犬様スレイヤー【J2第5節:vsジェフユナイテッド千葉】
その国トリニータは魔王の圧政により苦しめられていた。2017年まで大分の2勝6分24敗。その国の首都での戦いは一度も勝てず敗戦続き。魔王に恐れおののき、恐怖を込めてこう呼んだ
『お犬様』
近年、魔王の弱体化をあいまって、この国からも勇者が生まれ2018年、2022年と魔王を下し明るい未来の雰囲気が醸しだされてきた。魔王をダブルでくらわすとトリニータ国が昇格できると噂されるくらい。
が魔王も一筋縄ではいかない。2022年の闘いで起死回生の逆転ゴールを決めた王子呉屋をダークサイドに引き込む。昨年まで我が軍の陣頭をきっていた呉屋は、魔の手に堕ちトリニータに対して牙をむいてきたのだ...
が、しかしトリニータ国にも新たな希望が...2022年の闘いでも強烈ミドルを決めていた王子奎汰が覚醒。神剣FKとボヨヨンヘディングという武器を携え見事魔王を討ち果たす。王子奎汰はこう呼ばれた
『お犬様スレイヤー』と...王子奎汰の冒険の旅は続く
今夏全国公開予定。
...というような映画を作ったら大分では満席間違いなしです。スピルバーグさんいかがですか ?ジェームス・ガンさん予定空いてます?
という事で先週末のホーム:ジェフ千葉戦、レゾドで勝利し、2023シーズン無敗、ホームレゾドで3連勝を果たしました。あ、挨拶が遅れました、快勝に気持ちがよくなり職場に大分土産を購入して帰った管理人こと鳥脳です。あと本日の記事は大分までカメラを持って帰ったのに、スタジアムに持って行くのを忘れた為に全てiPhone。
さて、早速試合の方。
トリニータの布陣は以下の通り。
トリニータは前節の布陣から左サイドを交替。
ワントップに猟犬伊佐。インテリオールに司・ノム。左・奎汰に右・シゲタイラー。ダブルボランチに弓場・野嶽。DFラインは左からデルラン/上夷/ペレイラ。GKは西川。ベンチスタートは高木、香川、羽田、藤本、中川、也真人、サムエル。
対するジェフ千葉さんには、魔に堕ちた王子こと呉屋がスタメン、控えに風間の宏矢さんが。率いる小林慶行監督は、かって大分に在籍した現ザスパコーチの小林了のお兄ちゃん。今節は4バックでトリニータに挑む。
キックオフ。
前からのプレスを持ち味とする両チーム。が、その戦術に一日の長うに長けていたのはトリニータ。ギャップをを作る事を狙ったジェフ千葉さんより、そのギャップを活用できていたのはトリニータの方。
前半13分。ノムが倒され得たFKを蹴るのは奎汰。7分にも同じ様な位置でFKを蹴っていた奎汰は「高精度スナイパー」の異名通りに微調整したFKは、GKの前でバウンドしポストを叩いてゴールネットを揺らすビューティホーFK。1-0で大分先制。
奎汰のFKで落ち着いてボールを回すトリニータはジェフ千葉に攻め込まれはするものの決定的なチャンスは作らせずDFが身体を張る。
前半終了
後半開始
後半46分:司→也真人
イマイチ試合に入り切れていなかった司を後半頭から交替。
立ち位置修正を加えてきたジェフ千葉がペースを取り戻す。
セカンドボールを披露機会もトリニータは減るが、DF陣は集中して得点を与えない。
後半72分。ある意味劣勢の中、野嶽がするするとドリブルで前線に。伊佐とのワンツーで相手を剥がすとふわりとしたクロスをゴール前に。それに競り合うのは左サイドの奎汰。大外から大外の形、競り勝った奎汰のヘディングはふわりと相手GKの上を超えてゴールネットを揺らす。トリニータ追加点2-0。
ほぼこれで試合は決まったと管理人は確信するも、前にでるしかないジェフ千葉の猛攻に晒される。
後半78分:伊佐→サムエル
後半78分:奎汰→藤本
後半90分:弓場→羽田
後半90分+5分:ノム→中川
これでシャットアウトであればかなり自信がつくなぁと思うも、ロスタイムにブワニカさんに押し込まれ失点。2-1。
後半90分+5分:ノム→中川
で試合は終了。
【ジェフユナイテッド千葉さん達】:
※日曜日のデーゲームで千葉まで戻りずらい状況も判るけど、10年前のジェフサポならもっと大分に来てたと思うけどなぁ。お越しいただいたジェフサポの方が大分を満喫して帰った事を祈ります。
※2009年に一緒にJ2に堕ちたというのもあるし、ジェフユナイテッド千葉さんは常に気になるチーム。あれから14年、ジェフ千葉はずっとJ2に居続け、我々はJ1に昇格した時もあったけどJ3に堕ちてた時期もある...どちらが幸せかは関係ない。応援するチームが存在しているという幸せを噛み締めたい。
※ジェフ千葉も一時期はハイライン素パスタ時代というようなネタ系のチーム作りの時期もありましたが、昨年まではユンジョンファンをもって来たりして、なんか真っ当なチーム作りになっている分、なんか小粒になってきている気がします。
※失点は風間宏矢のキックが嫌らしすぎた。
※呉屋をストライカーに固定し、呉屋に点を取らせる仕組みを構築すれば、呉屋は点を取ってくれると思います。
【トリニータ選手たち】:
西川:ビッグセーブも一度。伊佐に納める長距離パスに濡れる。
デルラン:跳ね返すのは長けているけど、配球や組立はまだまだ。
上夷:レイチェル殿堂入り後のトリニータイケメン枠代表。
ペレイラ:いつものペレイラ。
弓場:だんだんと彼に対する要求レベルが高くなっているのを実感。
野嶽:2点目のドリブルシーン見てるだけでご飯3杯はいける。
奎汰:文句なしのMVP。前々節あそこを狙ってよいのは国内であれば中村俊輔さんだけやとほざいたが、これだけの精度があるなら次からも狙おう。
シゲタイラー:体力の限り上下動を繰り返す。何気に守備への貢献度は高いとみた。
司:素人目には前半試合に入れていないようには感じた。前半で交替。
ノム:ボール保持時の「何かしでかす臭い」セクシーな動き。
伊佐:胸トラップからの振り向きざまシュートが素敵。それでこそFW(シュートがちゃんと枠にいったとか関係ない)。
也真人:打開すべく投入されるも出来は本人も不満足。
サムエル:このままだと試合終盤の鹿島り要員になってしまう。
藤本:奎汰の活躍に一番刺激を受けるのは彼。気合の入り方が違って見えた。
羽田:羽田投入に不安を感じる事はなくなったが、このままだとボランチもCBも控えになっちゃう。
中川:出場時間が短すぎて書く事はないけど、短い時間だからこその運動量を披露。
【その他】:
※この日の動員数8,527人。もう少しやなぁ。ホーム次節は県民優待デーなので超すとは思うけど、どんどんと動員を増やしたい。
※相手CK時に、GK西川を制限したい呉屋と、それを止めたいデルランの位置取りが面白すぎた。互いに西川を中心にぐるぐるぐると。
※あの奎汰がFKが決まった時に客を煽るアピール。選手自身の努力の賜物とは思うが、こうした結果で得た自信が積み重なってチャンスにボールがこぼれてきた時に、シュートとかを選択する積極性につながってくれればと願う。
※試合開始前からの執拗な也真人チャント。大分に移籍して初めての千葉戦。上手くゲームを進められなかったの悔い、ジェフ千葉サポへの挨拶の時は涙がこぼれ出た。そんな自身のプレーに不満ながらも、ゴール裏の使者では、間に入ってきたアカデミーの子に優しく話しかけアカデミー生の笑顔も引き出す人格者ぶりに泣く。
※也真人も試合後のインタビューで言っている通り「いまはちょっと内容もあまりついていない感じがするが、結果はついてきているので、徐々に内容がともなってくるようにしたい。」状態。それでも勝てているのは事実なので、課題を克服しチームとして完成させたい。できれば無敗でいって町田ゼルビアと対戦したい。
【選手投票】:
そら文句なしに奎汰。けいたかわいいよけいた。
皆様のコメント
本日のコメント大賞は、かおりさんの
「怪我とかいってたけど、中の人が実は北斗。」
に決定。4月の対戦時に下田は間に合わんやろうなぁ。
【おまけ画像】: