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目立たぬこと正義【丸谷拓也 現役引退によせて】

 また、いろいろとセンチメンタルな気分になる季節がやってきた。

 丸谷拓也選手 現役引退のお知らせ(トリニータ公式)

 オーオー 丸谷
 オーオー 丸谷
 オーオー 丸谷
 オオオー

 選手個人のライププランもあるので、一概に「身体が動き続けるまで現役を続ける」だけが正義じゃないとは判っているけど....はやい引退だと思う。
 まぁ、なんとなく、そんなタイプの選手じゃないとは知っていたけど、本人のコメントに載っている「これからは違う道を歩む事になりますが...」事になっても、きっと丸ちゃんはピッチ上でみせてくれた通り「忠実に堅実にプレー」して成功すると信じているし、祈っている。

 丸ちゃんは、トリニータの理想としている(のではないかと思っている)リーダー像そのものだった。
 ピッチ上で熱情で鼓舞するリーダではなく、静かに、でも熱く、背中で語るプレイヤーだった。
リーダー像そのもの3人

 丸ちゃんは2度、トリニータで闘ってくれた。2008年にサンフレッチェ広島に入団。その時の同期4人もサンフレッチェ広島に本籍を残す選手はもういない(清水航平は清水エスパルスからのレンタル)。
 2度ともJ1昇格の年だった。J1昇格には丸ちゃんが常に手助けしてくれたと思ってる。

 丸ちゃんは「サッカー史上に残る名選手」ではなかったと思う、けど「記憶に残る選手」だったとは思いたい。
 でも丸ちゃんって、無双したり凄いプレーで目立つ選手じゃなかった。丸ちゃんが目立つ試合って丸ちゃんが本調子じゃないと思ってた。

 「目立たぬこと正義」

 丸ちゃんはいつも「忠実に堅実にプレー」してくれて、相手の嫌がる位置取りをさりげなくしてくれる選手だったと思う。

 そんな「目立たぬこと正義」な丸ちゃんで記憶に残る試合は...
 膠着した試合に流れを呼び戻した。昨年の

 パーフェクトスキル!【J2第32節:vsロアッソ熊本】

 パーフェクトスキルかどうかはおいといて、丸ちゃんの試合に臨む姿勢が見えた試合だった。

 春先のアウェイ金沢もドローかと思われた試合を土壇場で救ってくれた。

 柳下さん激オコ【J2第10節:vsツエーゲン金沢】

 練習場で見かける丸ちゃんは、ランニングをしながら、いつも誰かに話しかけている印象だった。



 そんな丸ちゃんだからこそ、来年加入予定の同郷・高橋祐翔くんにプロしての佇まいを教えてくれると勝手に思ってたよ。

 まだ「サヨナラ」も「お疲れさま」もこの記事中にはいれない。最終節に予定されている丸ちゃんの挨拶に応えたいと思っている。
 この記事では丸谷拓也という選手にただただ『ありがとう』だけを伝えたい。

 ありがとう。丸ちゃん。



大分トリニータ2019 5945554237049984339

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