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旅の終わり【J2最終節:vsロアッソ熊本】


 フットボールのシーズンは旅に似てると前記事で書いた。
 大分トリニータ、2017シーズンの旅は終った。
 旅の初めの目的地には到達して、更にその旅は遠くの場所まで連れて行ってはくれたが、少しだけ目標には届かなかった。

 今シーズンのトリニータというチームを、もう少し長く見つめ続けたかった。そんな思いを頂かせてくれるだけ今シーズンのフットボールは楽しかったんだと思う。

 チーム全体の今シーズンの振返りはオフシーズンにちまちま書いていきたい。


 さてそんな最終節のレポート。

 我々サポーターにとって開幕戦と最終節は、普通の方々の盆と正月みたいなもんなので当然の如く、大分へ帰省。
 前日の夜遅くに大分まで辿りつくと、大分在住のサポ仲間が飲み会を開いてくれる幸せ。まぁあっちは2次会だけどね(こっちは1次会なのに)。
 楽しく美味しいお酒を飲み、〆のラーメンを食べて実家に帰着する頃には日付が変わっていた。

 翌日16:00のキックオフに合わせ、12時には現地に到着(笑)。南国九州ものごっつ寒い。風が強く体温を容赦なく奪っていく。13:30には開門。いつものあたりに席を確保。

 この日はあまりにも寒かったので『トリニータ鍋』あたりを食したかったが、皆さん考える事は同じようで長蛇の列。諦めて某ブロガーが推していたビーフライスを購入。あまりにも寒いので我々がいつも使うパーティ会場(という場所)ではなくゴール裏の席に座って食べたけど、もうちょっと温かくてもよかったが美味しゅうございました。
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 試合開始前にお知り合いの方々から、お土産だの、選手イラスト入りクッキーだの、お願いしていた投売りトリニータネクタイを戴き大変ありがとうございました。
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 さて試合。
 トリニータのスタメンは前節と変わらず。
 対するロアッソ熊本さんには元FC東京の上里さんくらいしか思い入れのある選手はおらず。

 キックオフ。
 試合前に降格圏の21位になっても降格がない事を知っていたロアッソ熊本さんは、それでもきっちり守る事を選択。悪いことではない、あっちはあっちで初志貫徹をしている訳なのだ。
 このゴール前を固めたロアッソさんに対して、なかなか打つ手がないトリニータ。縦にボールをいれてもロアッソの早い潰しにシュートまでいけない。カットされたボールは早めに前線へ渡し、カウンター。トリニータはサイドからのクロスで数度チャンスがあるが、同じくらいピンチもあったと思う。
 前半は0-0で終了。

 後半開始。
 同じフォーメーションでのミラーゲーム。これは腹の探りあいかと思ってたら、ロアッソさんが早めに動く。

 46分:FW#39 嶋田慎太郎さん→MF#41 菅沼実さん

 かぁ嫌なのが出てきたと思っていると案の定やられる。

 65分。エリア内で菅沼さんが技ありトラップ。ソンスが完全に振り切られ、豪快に決められる。トリニータ失点。0-1。まぁあのトラップで全ての勝負は決まったと思うのでソンスを攻める理由にはならない。

 66分:FW#27 中山雄登さん→MF#17 岡本賢明さん

 72分、トリニータは2枚換えで勝負に出る。

 72分:ソンス→シキーニョ
 72分:三平→伊佐

 この交代によりトリニータは4バックへ移行。
 トリニータは前への圧を強めるがゴール前で集中を切らさぬロアッソを打ち破るまではいたらず。
 残り時間が気になりだした85分。

 85分:岸田→清本

 今シーズン初めに怪我で戦列を離れた清本。まだ万全ではなかろうに、残りカードとして一番の攻撃枠を片野坂さんは選択。その選択が見事に報われるからフットボールって面白い。

 86分。エリア外でボールを回すトリニータ。川西が見た先には、裏へボールを要求する清本。完璧なスピード、完璧なコース、完璧な間合いで出されたパスに、清本が突っ込む.....清本が飛んだ。


 まるでライダーキックのような清本のシュートは、本人が「神コース」と呼ぶくらいに完璧な軌跡を描きロアッソゴールを揺らす。GKは反応すら出来ず。
 歓喜の声が爆発するゴール裏。歌われる清本チャントからシーオフが終った直後にまたドラマが展開される。

 89分。清本が繋いだボールは、伊佐と後藤のボール交換でエリアに侵入。後藤が相手DFに阻まれるもファールを貰いPK。
 蹴るまでに時間がかかり、嫌なプレッシャーが高まる中、後藤が蹴ったボールは中央へ、相手GKの脚に当たりながらもそのままゴールに吸い込まれトリニータ、清本が出場してから3分間で試合をひっくり返す。

 87分に投入されたロアッソの象徴、ムァキ誠一郎をマークするのは伊佐。相手のパワープレーを見事に返し、ゴールに無情に吸い込まれる筈だったシキーニョのシュートは外れたりもしながら試合は終了。久しぶりのホーム白星でトリニータのシーズンは終了した。

【ロアッソ熊本さん達】:
※残留おめでとうございます。この日の九州ダービーに1500人くらいのサポーターにお越しいただき、ありがとうございました。今年僕が唯一行けなかったアウェイが熊本でした。来年こそは行きたいと思っています。長いシーズンお疲れ様でした。
※今シーズンまで、トリニータが一度も勝てていなかったロアッソ熊本さんですが、今シーズンの結果をもって苦手意識がなくなることでしょう。

【トリニータ選手たち】:
高木:数度パスミスがあるも、勇気あるプレーはぶれなかった。
福森:もう少し攻めに行く回数を増やしてもええんやで。
鈴木:この日もキャプテンマークを。読みの良い、クリーンなDFスタイルは大分に必要不可欠な存在へと成長した。
ソンス:竹内を控えに回しての出場は片野坂さんからの信頼の証。
夏侯惇:ロアッソのプレスは少なめだったが、ロアッソの隙間を見つけられず。
川西:清本の得点シーンは完璧なパスだった。
レイチェル:ドリブルの緩急を使いこなせるようになったと感じる。
岸田:あまり目立つシーンはなし。
小手川:惜しいシュートもあった。
後藤:PKシーンのコメント「ずっとコールされていて、ちょっとプレッシャーは感じたが(笑)、決めて喜んでもらえたのが本当にうれしかった。良かった。」と....ちょっとプレッシャーは感じたが....ちょっと....ああ、ごっちゃんは成長しているんだと実感。
三平:終始裏を狙う姿勢をみせ相手の脅威になるも、決め手を欠く。

シキーニョ:あれを外すとは...最後までシキーニョっぽくて逆に好印象。
伊佐:FWに、DFに大活躍。この使われ方に興奮して契約更改してくれることを期待。
清本:ただただ持ってる奴なんだと認識を改める。試合後も興奮が覚めやらぬ....いや判るよ、判る。

【その他】:
※終わりよければ全てよし...まさに大団円な結末だったが、やはりホームとアウェイの試合の入り方に違いを感じるので、来期は是非、アウェイと同じくらいの勝ち星を。ちなみにアウェイだけをカウントすると、トリニータは今シーズン3位らしい。

※試合前の清本へのダンマク。いつもはサイドに張ってある選手個人幕のゴール裏への集中。ゴール裏のサポクラさんはいつも趣向を凝らしてくれる。試合後のセレモニーの時もバクスタ上層にビッグフラッグを掲示したり、一年間サポートお疲れ様でした。また来年もお願い致します。

※試合終了後はシーズン終了セレモニー。社長・監督・主将・ぐっさんと挨拶が続く。各々のスピーチは
社長:寒さにグダグダになる。
監督:感謝しすぎ。
主将:選手継続宣言。
ぐっさん:心に染み入るスピーチだった。鈴木・福森・昂洋に触れた部分は卑怯だよ...管理人の目から汗がでたよ。
※ロアッソくんの来場を知らなかったのが致命的。ニータンの次に好きな奴なんだけど、グリーティングとかやってたのかなぁ。

※試合前に平松学園バトントワリング演技披露が。高校生から幼稚園年長さんまで幅広く、素敵な演技どした。


※セレモニーの最後にサインボールが投げられるんだけど、珍しく二つもボールをキャッチ。ぐっさんと岩田で、ぐっさんの奴は今年も応援頑張ってくれた最年少太鼓隊のエノキーニョへプレゼント。今年も頑張ったよ、エノキーニョ。


 さてさて、トリニータのシーズンはこれにて終了。シーズンオフに入ったので、まぁぼちぼちチームとしての振返りとか、各選手ごとの感想を書いていきたいと思っています.....思ってはいるのよ。

【その他】:


この日はメジロンスタイル

ニータンはあおり気味で撮るのが好き


 翌日、スポパへ。時間がない中「一年間ありがとうございました」と伝える事が出来た面々。
みんな大好き鈴木惇


革ジャンがお洒落だった竹内
この足元...これが最終節のスーパーゴールを産んだ...

....清本でした


一部のマニア向け画像

常田くんがぐっさんに握手を求めるの図

ぐっさん、お疲れ様。

誰?このど派手なアウターは....

イケメンは何着ても似合うんでズルイ

シーズン終盤でやっとフィットしたソンス

近くでみるとほんとに細い

しきちゃん

とてもチーム内得点王には見えない腰の低さ

東京から沢山の個サポを引き寄せてたモヤシ

僕が帰る頃、まだ名残惜しむようにボール回ししていた面々。
ええチームやったよ。

大分トリニータ2017 4310477026337537189

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けいた、かわいいよ、けいた

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