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デウス・エクス・マキナ【J1昇格プレーオフ決勝:vsジェフユナイテッド千葉】その1


|ω・`)ノ ヤ

 えーと...管理人こと鳥脳です。書きたい事、書かなきゃいけない事、書かずにはいられない事が多すぎて何から書いていいものかと逡巡しています。

友達が作ったTシャツもやっと洗濯へ
京都から洗ってなかったからちょっと臭かったよ(笑)
英語の綴りが間違っているけど素敵なTシャツ!



 最高の好敵手ジェフユナイテッド千葉さんへ 

 まず最初に書かなければいけない事は、ジェフユナイテッド千葉に係わる全ての人たちへ。
 勝者が敗者に何を語っても綺麗事のようにとられるかもしれませんが、我々トリニータサポにとってJ1昇格プレーオフ決勝の相手がジェフユナイテッド千葉で良かったと思います。そして感謝しています。
 我々トリニータにとってジェフユナイテッド千葉というチームは常に高い壁として、2003年にJ1に昇格してから2012年の今シーズンまでちょうど10年間、ずっと同じリーグで戦ってきた相手です。ずーっと勝てず毎年のように年貢を納め続けた憎っき相手でもあり、2009年に共に降格しこの3年間、共にJ2で魂を磨いた盟友でもあります。
 トリニータが最後に対戦する相手として、J1復帰という長いRPGの最後に出てくるラスボスとして最も相応しい相手でした。長年収め続けた年貢がこれでチャラになったとは思っていません。まだまだ返して貰いたい分があります。我々トリニータのこれからの使命はジェフユナイテッド千葉がJ1に昇格してくるまで、J1という場所にしがみついていなければならないと思います。


 それぞれが背負う想い 

 この1戦にかける大分サポの思いは強いものがあった。
 Jリーグから借りたお金を返済しなければこの「J1昇格プレーオフ」への参加が出来ない状況で、チームは「J1昇格支援金」を募り、一般からの募金1億円、企業から1億円、行政から1億円をかき集めるという、言わば暴挙に近い、恥も外聞もかなぐり捨てた行為に走った結果、3億円を越すお金を調達しなんとかプレーオフへの参加資格を実現した。僕の知り合いは休みの日には「トキハ前に集合」といって募金や試合告知のビラ配りに汗を流した。関東サポである知り合いは、色んなお店を回り頭を下げ募金箱の設置をお願いし結構な額の募金を集めた。また生活費を切り詰め少なくない金額を募金していたトリサポがいたり、まったく大分に関係ないチームのサポの皆さんも募金に協力してくれた。
 そんな沢山の人の思いが詰まって実現したJ1昇格支援金。その思いが強い分、逆の感情も強くなる。「何故トリニータだけに支援をするのか」の意見が聞こえてくる。選手の背中を押す声、非難の声、色んな声が選手の背中に重くのしかかった事だろう。そのプレッシャーを背負いつつ選手は6位という最低限の結果は出した。そして準決勝で京都サンガFCを下し、決勝国立の地に立つ。これを応援せずしてどうするという思い、これがあの4年前のナビスコ決勝の時のように、大分から東京への交通機関が軒並み満席になるという大分県民大移動を引き起こした。
 みな大分空港から、北九州空港から、福岡や熊本の空港から、朝早くのソニック-新幹線コースで、キング・オブ・夜行バスと言われるはかた号で、大分県だけでなく色んな地方から色んな思いを抱え、皆国立を目指しやってきたのであった。


 楽しかった前夜の決起集会 

 試合の前日に移動するサポも多かった。そんあサポを歓待するのが東京住みのサポの役目と思い前日の決起集会を企画。サポクラに入ってるような熱い人たちは、まぁそういう同じようなサポがなんとかしてくれる筈なので、僕は僕のように温いサポ、サポクラには入っていないけど熱心にトリニータを応援している人を担当。
 九州からやってきたサポ7名、関東住みトリサポ4名(一人準会員含む)、そして無理言って参加してもらったジェフサポ1名の12名で宴会。遅れて2名程関東アウェイサポの阿形吽形も参加。大変楽しく美味しい飲み会となった。....うーむ、決起集会と言いながら、結局楽しく酒を飲んだだけだった気がするぞ(笑)。最後に友達のジェフサポとエールを交換してこの日はお開き。酒の勢いもあってこの日は速攻で就寝。


 いざ国立へ 

 朝5:40起床。
 気の早いサポは始発移動だからもう国立についている頃にやっと起床(笑)
 身支度を整えて大江戸線にライドン。朝7時過ぎに国立に到着。あいにくの天候のせいか客足は鈍くまだ待機列1列目の真ん中あたりで開門を待つ。残念ながらこのあたりから雨が降り出す。
 待機列で弟のような旧友を見つけ取り留めのない会話を交わす。
 雨の中凍えながら待っていると続々と集まりだすトリサポ。見知った顔多数、笑顔で会釈を交わす。
 雨の影響もあり予定より10分前の9:50開門。
 Mr.ピッチと並んでいるニータンに心惹かれながらも席確保の為にスタンドに急ぐ。席を確保、そして大分から直前にやってくるサポの為にも見やすそうな席を確保。
 コンコースで雨をしのぎ寒いながらも早速ビールを(笑)...しかも2杯(笑)
 遅れていつもの観戦相方も登場。FC東京SOCIOながら結構な知名度を誇るせいか、入り口からゴール裏に辿りつくまでかなりの人数に挨拶され、まるでロイヤルファミリーのように左右に手を振りながらだったらしい(笑)。
 国立はスタグルが貧弱というか面白みがまったくないのは周知の事実なので、そうそう食べる気もなかったのだが、とりあえずお腹もすいたし何かいれとかないとエネルギーが出ないのでカレーを食す。前食った時はヌルイイメージがあったのだがこの日は熱々で結構満足。この場でもビール(笑)

牛タンカレーとハンバーグカレー

 
 緊張の試合開始 

 さて試合開始。
 トリニータの布陣は以下の通り



 永芳が怪我で欠場。永芳の位置には村井が入った他は京都戦と同じ布陣。
 ベンチスタートは圭介・若狭・石神・ジョンヒョン・為田・高松・林。
 試合開始の頃はトリニータのゴール裏はほぼ満杯に。しかしスタジアム全体としては黄色が多めでジェフサポの声がよく響いている。「何が中立のスタジアムだよ」とか「あっちはスポンサーのJRに乗って1時間かそこらで着くんだよ」とか「こっちは往復5万かけてやってきてるサポが多いんだ。客あたりの単価はこっちが上なんだよ」とか訳の判らない毒を吐きながら相手ゴール裏を眺める。

 13:05キックオフ。
 あちゃー....動きが固い(笑)。トリニータは前半から全力でプレッシャーをかけようとするが、個人的な技術や能力が一枚上手のジェフの選手が軽くいなしてプレスが効かない。やっぱうめぇお犬様。まぁ色んなもんがかかった試合だけに、固くなるのも判るが、土岐田なんかもうガッチガチで立ち上がりから前半終了のあたりまでミスしまくり、というか絡むとミスしかしていなかった気さえする。
 ジェフは藤田さんを基点としてトップ下の兵働さん、サイド米倉さんと谷澤が絡んで躍動。しかしながらいつものジェフとは違い、若干抑え目な印象。裏への動き出しの回数が少なく、どちらかというとリスクを犯さないことを優先している感じ(現地ではそんな風には感じず怖いばかりだったけど)。勝ちには来ているが、無理をしてまでという引き分けでもJ1昇格というレギュレーションが影響を与えていたのだろうか。


 ちょっとジャッジにも 

 この日の審判は西村雄一さん.....W杯での高評価もあっていまやJリーグ1の審判的な扱いを受けているし、そういった意味でのこの大事な試合を担当したんだろうけど.....トリサポにとってはねぇ....「シテ」事件を決して忘れていないし、ちょっとでも不利なジャッジを受けると一気にトリサポはヒートアップしちゃうと思う。協会はもうあの事件を忘れちゃったんだろうなぁ。スタジアムに居たトリサポ的視点だと、トリニータのファールはとられたりイエローカードを出されたり、お犬様のプレーは流してって思えて「西村~!シテ!ちゃんとシテ!」とか「こらぁ西村!大海呼ぶぞ!」とかの野次が飛んでいた(というか僕が言った)。
 後で録画中継を冷静に見直すと、概ねジャッジは正当だったかと思う。トリニータは前半1枚、後半4枚のカレー券を貰った訳だが(お犬様は0枚)、これはお犬様の選手が全体的に上手で、ファールまがいまで頑張らないと止められなかったからだろう。後半安川がエリア寸前で止めたプレーは審判によってはレッドを出されてもしょうがないクラスだったと思う。

「ボールセヨ」とか言ってると想像(笑)


 主審は概ね正当と書いたが線審は若干不安定だったではなかろうか。まぁ最後の林のギリギリオフサイドじゃないシーンは良く見てたなぁという印象。あれほんとギリギリでしたよ。録画をスローで確認したらほんとにギリギリ。


 試合は膠着したまま後半へ 

 前半はなんとか無失点で終了。
 ゴール裏で声を出し飛び跳ね続けたけど、本当にあっという間に前半が終わってしまった感じだったよ。

 【J1昇格プレーオフ:決勝 大分 vs 千葉】ハーフタイムコメント(12.11.23)

 田坂さんのコメント
・前半よく耐えた。やられていない。でも何もやっていない。
・攻撃は前に出ていけ。シャドー、ワイド、3バックも。
・点を取らないといけない。その為にも走れ。走れば勝てる。
全ての言葉が素敵。アジテイターとしてのセンスもあるよなぁ田坂さん。

 後半開始。選手交代は両チームともなし。
 前半と変わらず試合はお犬様ペースで進む。やはり竹内さんと山口さんの両CBの守りは固く、ボランチの佐藤勇人さんの見事な位置取りで中盤のプレスをきっちりと交わし続ける。しかしやはり前半と同じくいつもよりも裏への推進力はみられず、上手い事1点取れれば御の字だけど、攻めてからの失点は防ごうという形を継続。
 トリニータも徐々に固さはとれており前半を無失点でしのげたのがとてつもなく大きかった。時折カウンターでお犬様を慌てさせるシーンもあったが、ここは固いお犬様DF陣が立ちはだかる。多分後半は森島の惜しいシュートと村井さんのミドルぐらいしか得点の匂いが漂ったシーンはなかった筈。
 ジリジリと時間が進み、応援している僕らも焦りが生まれてくる。このまま無得点で終わってしまうと何も得られないんだ。J2の単なる6位なんだと思うと恐怖心に駆られる。


 田坂監督の秘策 

 後半31分:木島→林
 試合後の田坂さんの会見やインタビューを聞くと
「(交代のタイミングは)じっくり待っていました。時間が経つにつれて向こうにプレッシャーがかかると考えていましたし、残り15分くらいで0‐0だったらワンバックにしようと思っていました。藤田に坂田をつけて、兵働に対して今日でいえば丸谷を付けるという感じで、後ろは1バックにして、3バックの両脇は高い位置にして5トップにしようとしていました。攻め残れと。
あえて前からプレッシャーをかけて外からクロスを入れる、マークがつくなら相手も5バック、6バックになるのでセカンドボールを拾えるだろうと。その時に単純に長いボールを入れても跳ね返されるから、しっかり外から攻めなさいという練習を京都戦の前からしていました。
タケ(林)をその前の段階で入れて、大樹(高松)を入れた時にはほぼ3トップで、両ワイドを張らせて5トップにしました。時間的には短かったですがそういう策のために粘りました。」
これだよね。本当に勝負師として我らが名将田坂さんを尊敬するのは。このJ1昇格プレーオフで、京都・横浜FC・お犬様そしてトリニータはそれぞれ継続してチームを熟成させてきたチームだと思う。トリニータ以外の監督はそのサッカーの方向性について誇りを持ち「いつものサッカーを展開する」事に注力したイメージ。それを田坂さんだけは、今までの方向性は大事にしつつ、このプレーオフを別大会としてとらえ、いつも以上の気持ちや力を選手に要求し、それに伴う戦術や戦略、そして武器を用意していたように思える。その差が最終的に結果を分けたんではないだろうか。

 そして残り10分を切った後半39分:土岐田→高松投入でその攻撃のスイッチを入れた。


 デウス・エクス・マキナ 

 お犬様の木山監督がここで交替のカードを切る。
 後半41分:米倉さん→荒田さん
 FWに変えてFW投入。あくまでも勝ちにいく采配だろう。守りに入って引き分けを狙うのではない。しかし米倉さんは充分にトリニータの脅威になっていたし、荒田さんをどのように活かして点を取るってイメージはなかったんじゃないだろうか。あくまでも攻撃の姿勢を見せつつ優位にたったまま引き分けを勝ち取る戦術な感じ。確かにトリニータはそうそう攻撃の形を取れていなかったし、ゴール裏でトリニータの勝利しか考えていなかった僕でさえ、この時点で0-0のスコアレスドローで試合が終了してしまいそうなイメージが頭の中に渦巻いていた。

 多分僕だけじゃなく、トリニータのゴール裏に悲壮感が漂いだしたあの時間。トリニータのJ1昇格というドラマが悲劇となりかけた後半41分、その舞台に機会仕掛けの神が登場する。

 デウス・エクス・マキナ(Deus ex māchinā)

 デウス・エクス・マキナってのはwikipediaから引用すると
古代ギリシアの演劇において、劇の内容が錯綜してもつれた糸のように解決困難な局面に陥った時、絶対的な力を持つ存在(神)が現れ、混乱した状況に一石を投じて解決に導き、物語を収束させるという手法を指した。

 まぁ歌舞伎でいうところの「どんでん返し」と同じかな。まさにそのデウス・エクス・マキナが起こったのが荒田さん投入の直後のプレー。スローインからのボールを宮沢がキック。センターサークル付近で安川が佐藤勇人とヘッドでの競り合いに勝ち、ボールは森島へ、チェックしにくる竹内を背中に躊躇いなくボールを中央へ送る。そしてその先に走りこんでいたのが林。GKとの1vs1を絶妙なループシュート放ち、ボールはワンバウンドしてジェフのゴールへ吸い込まれた。


 トリニータが土壇場で先制!ゴール裏全体が咆哮!そしてボールボーイも喜ぶ(笑)、林もそのままゴール裏まで走り寄り、障害のハードルに乗ろうとして股間を強打していたのは内緒だぞ、絶対に内緒だ!

 機械仕掛けの神登場で、一気に物語が加速する。

 後半43分:佐藤さん→オーロイ
 後半43分:宮沢→若狭

 ジェフは巨神兵オーロイを投入しパワープレーとか放り込みを算段。トリニータは攻撃にシフトしていた布陣を元の布陣に戻す。
 ジェフはボールをゴール前に入れてトリニータは全員でそれを弾き返す。いやいつもなら冷静にクリアできるボールも焦りと疲労から真っ当なクリアができない。しかし、オーロイにボールが集まりだした為、ちゃんと守備ラインを高く保持し、そのこぼれ玉を拾われないように気迫だけでプレーを続ける。
 ロスタイムは悠久とも思える5分。得点シーンからほぼ10分間お犬様に攻められながらなんとか守る。谷澤から竹内からクロスが連続したところを丸谷がカットしたところで響き渡るタイムアップの笛。爆発するゴール裏。トリニータがJ1昇格プレーオフを制した。
 そしてゴール裏の僕たちは歓喜の「大分よりの使者」を高らかに謡い続け幸福に包まれたのであった。

余りにも長いので続きます。いつもの短評は次の記事で。
入魂 9005925292540468617

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  1. ロイヤルファミリーのように手を振る準会員くんは
    すっかり有名人であらせられるんですね(笑)

    来期愛人と同じ舞台になってタイヘンですね(笑)

    トリニータと時間が被らないときは時々味スタ
    アウェイ側にオジャマします!

    PS・・・お犬さまはあそこでオーロイじゃなくて
    深井くんを入れたほうがずっと不快だったのにね。

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    返信
    1. 同じステージに上がった以上、FC東京は敵なのですよ。

      その敵を偵察しなきゃなんないから飛田給に通わなきゃね(笑)

      深井入れて裏を狙わせ続けた方がDFラインが下がって何かが起こったかもしれませんね。不快な結果になったかもと僕も思います。

      削除

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『トリサポの皮をかぶったFC東京SOCIO』もしくは『SOCIOを騙るトリサポ』 前俊だけは諦めない! 座右の銘は「棚からぼた餅」 好きな草花は「ムラサキツユクサ」 合言葉は「お気楽極楽」

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