何かを渇望してその何かを得られないシーズンを振り返って【生眼的シーズン振り返り】
ファン感が終わり、選手の解団式が行われチームはオフに入った。
トリテンで上記を知り、来たるべき冬の時代に慄く管理人こと鳥脳です。
トリテンの文中にも「すでにチームを離れることが決まっている選手・スタッフも含め、大半のメンバーの来季は未定。」とあって、次の職場が決まった選手から移籍のお知らせが届くと思うと悲しくて悲しくて。全ては貧乏が悪いのです。貧乏な大分FCが悪いのです。もっとスポンサー開拓しなさいよ。ヴェルスパ大分が営業活動を展開しても、ぺんぺん草一つ生えていないくらい開拓しなさいよ。
ちなみに少しファン感について、スポパでのファンサがないコロナ禍での状況に、写真撮影・サイン会はとても良かったと思う。ファストパスのしくみも良かったと思うのと同時に....へへへ、これ来年からの財源に組み込めますよ。あの仕組みならチケット売っても買うトリサポ出てきます。
概ね選手の組み合わせは抱合せ商法的で良い組み合わせだったと。一部渋い組みあわせやなぁと感じる(高畑&野嶽とか)のもあったけどね。あと、いつもよりリッジーの身長が低かった気がするのは内緒の方向で。
さて、今シーズンのトリニータを少し振り返り。選手ごとの通信簿は別記事で。
昨シーズンは片野坂体制で、J2降格したものの、天皇杯では決勝まで勝ち進んだ。その時に活躍した面子はほぼ残り(エンリケくらいか流出したの)、望外の選手層で2022を闘う事に。ただし監督は下平さんに指揮官交代。下平サッカーに合いそうな中川と伊東を補強。
下平さんに決まった時、僕はきっと2022は4バックで、2点とられても3点とるようなサッカーになるのかなぁと夢見てた。
しかしながら2021シーズン最後まで戦った影響でオフが短く、予定していたキャンプも地震で短縮。シーズン直前のコロナ罹病。その結果、今月始まるW杯の影響をうけ、ただでさえ過密日程に試合が順延され超過密状態に。週に2回の公式戦はあたりまえ、試合が終わればすぐに次の試合が始まる状態に。相手に応じた戦術を落とし込む間もなく、ただ貯まる疲労。疲労がたまると増える怪我。とにもかくにも今シーズンは異常だったと思う。
トリニータの「 」離れ 「 」を埋めよ(配点2)
(2022年度トリニータ検定より出題)
① 乳
② 肉
③ 片野坂
④ 人間
僕は下平さんに手腕に懐疑的でもあり、同情的でもある。
下平メソッド的ななにかを植え付けるには時間がたりず、好調な選手から故障していく状態。スタメンは定まらず下平さん大好き4バックも実現をあきらめ、慣れ親しんだ3バックに回帰。とにかく何かを定着させるには絶望的に時間がない状態だったと思う。
しかしながらよ...今期のトリニータの面子はJ2では類を見ない層の厚さ。この厚さをもってしてもメンバーの効率的な運用ができなかったのはどうかと思う。キャッシングじゃないけど怪我する前から「ご利用は計画的に」やれなかった。また下平メソッドのプランAが上手く行かなかったとき、プランB(持ってたのかはしらんけど)への移行や、プランAに対する修正に時間がかかる点。また交代メンバーなりの戦術が用意されてるようには思えず、選手が交代するだけで、やる事は同じに見えるのが下平さんの手腕を懐疑的にみている部分。今期のメンバーをもってしても「連勝がとまらなくなる」「2点とられても3点取れる」サッカーは実現しなかった。
来期もまたJ2で戦うことになるのだが、この陣容をもう1年抱える事はできない。多くの選手の契約更改はできないだろう。しかし僕はこれも悪くないと思っていて、片野サッカーな選手が残ってくれた今年の陣容よりも、下平サッカーに適正のある新しい陣容、そういう面々を揃え新たなる船出を迎えるというのもそう悪くない。
やるんだよ、来年もまた前を向いて。
P.S.『生眼Awards2022 MVP投票』へのご協力ありがとうございました。