蝗のロックンロール 【J1第2節:FC東京vs名古屋グランパス】
http://lovetrinita.blogspot.com/2012/03/j12fcvs.html
えーと....自宅から新宿、新宿から京王線に乗って飛田給に電車で移動していると「あぁシーズンが始まったなぁ」と思うようになってしまった管理人こと鳥脳です(自宅から車で大銀ドーム駐車場へ向かうとじゃなくなって何年目なんだろう....(涙))。 さて、そんな愛人宅とでもいうFC東京のホームスタジアム「味の素スタジアム」には予てより少し不満を持っておりました。 それは愛人の作る料理が味気ない....いや、味スタのスタジアム・グルメがちともの足りないという事。スタグルがないって訳じゃないんです....ケンタッキーフライドチキンだってありますし、ホットドッグ屋だってありました。でも、なんだか普通のファストフードのお店の品って感じで、山形NDスタであれば「炎のカリーパン」、栃木ならば「一枚岩チキン」、鳥取ならば「蟹汁」のような....その場所ならではのインパクトが弱い気がね。 大体において基本、FC東京サポは食いしん坊なのです。 清水エルパルスサポならば選手が練習を始めるやいなや、小難しいリズムで「清水っエスパルっス!」ってずーっと選手を鼓舞し続ける時間も、FC東京サポはお食事タイムなのです。口いっぱい何かを頬張りながら、シュート練習で凄いのが決まっても唸るのが関の山。 昨年のJ2行脚では、ロアッソさんとやった国立では食べ物はおろか飲み物すら売り切れにし、鳥取遠征ではガイナーレさんの御もてなしだった蟹汁を「汁のみ」にしてしまう....そうFC東京サポはまさに「蝗(いなご)」な訳なのです。 FC東京サポのチャントに 「イナゴを○めんなよ!勝利は貰ったぜ!それがイナゴ!それがイナゴ!イナゴのロクンロール!」って歌があるくらい(嘘)(なぜかSPAM判定されるので○表示) まぁアウェイの場合はその会場にとってはお金を落としくれる有難い存在だったと言えましょう。 そこに目を付けたのがホームのFC東京の経営陣。 「ちゃんとスタグル充実させたら、味の素スタジアムの売上伸びるんじゃね?」と思ったかどうかは知りませんが、この2012シーズンのホーム開幕戦に合わせ、結構なスタグル改革を行ってきました。 まずその1。 ますスタジアムからの一時退場が出来るようになったこと。 これまでも試合毎いろんな屋台がスタジアム場外でサービスしていたんですが、開門前の待機列に並んでしまうと中々スタグル食べに列を離れる訳にもいかず、食べる機会を失うお客さんも多かった筈。一時退場できるようになれば席を確保した後、ゆっくりと場外のスタグルを楽しめるという訳です。ちなみにこの日はACLの相手食べちゃうぞという企画で、韓国屋台でプルコギ丼とか、オージー系ではダチョウ串とかワニ串とかを売っておりました。 そしてその2。 場内スタグルの一部刷新。 これまで普通の売店的なものから、ちょっと個性のある売店にチェンジした所が多かった。 ちなみにこの日我々が食したのは。 まず「味豚どーん」と「勝ち鯛焼き」。 味豚どーんのお味はぼちぼち。勝ち鯛焼きの中身はケチャップご飯という変化球。 そして「揚げボロネーゼ」と「ミネストローネ」。 揚げボロネーゼは揚げたパスタ麺の上にボロネーゼソースがかかった一品......長崎の皿うどんのイタリア番とでもいうべきか。ミネストローネは寒い時期に重宝しそうなホッとするお味でした。 両方の写真の下でガッツポーズするポポヴィッチのように多くのFC東京サポも会心のガッツポーズ.....にはならんかも。 揚げボロネーゼは正直食べ辛かったし、全般的に量をこなそうとして作り置きのせいか、総じて冷たかったからなぁ....まぁぼちぼち改善される事を期待しましよう。少しづつでも前進しているのは確かですからね。 (改善しないとFC東京サポ蝗は舌が肥えてますからあっという間に客足が遠のきますよ....。) まぁ味スタで「お腹一杯」ってなるなんてね.....、 さてさてやっとこさ試合の方。 この日のFC東京はこんな感じ。 ルーカスのワントップにハニュー・ジャスール・石川のトップ下。梶山と高橋がボランチで、DFラインは左から大田・森重・加賀・徳永のオ・モ・カ・ト ライン....オカモトじゃないじゃん。 試合開始。 この日のお相手は名古屋グランパスさん。ここ2年程安定した強さを発揮し、FC東京と同じくACLを戦っている強豪。高さと強さで、「なんだかなぁ」って試合でも勝点を奪っていくイメージなのだが、この日は結構飛ばしてプレスをかけてくる。特に加賀あたりがボールを持っている時に狙ってる感じすらした。 前線からプレスを仕掛け、ロングボールとパスのつなぎをちゃんと使い分け、攻守において圧倒された。前半36分はケネディさんからのパスに絶妙に飛びだした玉田さんが加賀を振り切りゴール!FC東京と言えば前半はシュートを1・2本に抑えられ前半終了。 多分ポポヴィッチがロッカールームで激怒。前半がまるで嘘のようにFC東京が躍動しだす。 後半14分、ゴール前の混戦から石川直がゴール! 後半22分、エリア内に2回頭で繋ぎジャスールがゴール! 後半28分、石川直が飛びだし楢崎さんの股間を抜くゴール! FC東京見事に逆転....この辺から気が緩んだのかまたまたグランパスペースに。後半42分にハヤブサぶりに一層の磨きがかかった永井さんに決められ3-2。 さぁここから息詰まる展開が!....と思ったら主審の村上伸次マジックが炸裂し、両チームとも気分の悪いまま試合は終了(伸次マジックについては後述)。FC東京が開幕2連勝となる勝利を収めた。 後は短評。 【FC東京さん達】: ※「ハト胸・ゲジ眉・不気味草~か~じやま!(壮健美茶のテーマ)」((C)前髪一直線!)でお馴染みの梶山が素晴らしい。ポポヴィッチになってどう変わるか楽しみだと常々言っていたが、こうまで躍動するようになるとは思わなんだよ。本当に素晴らしい出来。 ※この日の交替は後半35分羽生→谷澤、後半45分梶山→米本、後半45+7分石川→平山。長らく怪我で欠場だった米本・平山がめでたく出場。試合終了後のサポからのコールに米本「涙のシャー」。多くのFC東京サポが貰い泣きしている間に平山はロッカーに引っ込んでしまい平山のシャーが見れなかったのは残念。まぁ二人とも良かった。 ※この日初めて長谷川アーリアジャスールのチャントを歌ったが、ありゃ癖になるね。 【名古屋グランパスさん達】: ※交替で出てきた石櫃さんは使い方難しいね。 ※年々闘う田中さんのちょんまげの大きさが小さくなっている気がする。 ※ストイコビッチさんが伸次マジックに諦めたような表情を浮かべていた。もうちょっとエキサイトするかと思ったのに。 ※闘う田中さんのちょんまげの大きさが年々小さくなっているのは気のせいにしておこう。 ※久しぶりに夢生のプレーを見たけど、相変わらず夢生らしい感じの動きに懐かしくて目から汗が出かかる...あの子もトリニータにいたんだよ。 【特記事項】: ※この日の主審の村上伸次さん....不思議なジャッジが多かった。流すかと思えば笛吹くし、笛かと思えば流された。後半45分+3にダニルソンが大田にチャージ。この時点で伸次は笛吹いてなかったと思われるが(ボールが出たのでスローイン)、ダニルソンに喰ってかかるルーカスで両チーム騒然とした所でダニルソンに1発レッドを提示....うーむ理解し難い。 よっぽど、この騒ぎの最中に高橋にのど輪を決めて頭突きをかました(ようにみえる)闘う田中さんの方がレッドだと思うんだけどな。そういえばその昔横浜Fマリノスvs大分トリニータでシャムスカを退場させたのもコイツだったよ。 ※今シーズンも味スタではビールをみぃちゃんから買える幸せ。この日も2杯目をみぃちゃんから買ってる最中に失点してしまい、どうして失点したかは録画を見るまで判らなかったのは内緒の方向で.....。 試合終了後は調布の「たけちゃんにぼしラーメン」を食す。 相変わらずにぼしの香り高い美味しいラーメンでした。