何かしらのきっかけになる試合【J2第6節:vsFC琉球】
お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。
トリニータ今シーズン初めての勝利です。
書きたい事は一杯あるのですが、噛み締めて書いているとすぐ次の試合がやってきます。マクラを考えたいのに時間を抽出できない今シーズンは辛い。
さてミッドウィークに行われたFC琉球戦。前述のように4-1で勝利。トリニータの布陣は以下の通り。
ツートップに呉屋んと伊佐。左MFに成豪、右MFに也真人。ダブルボランチで下田/こばゆ。DFラインは左から香川-三竿-ペレイラ-伊東。GKは高木。ベンチスタートは西川、羽田、健太、中川、レイチェル、新太、長沢。
対するFC琉球さんには、清武さんちの三男坊清武功暉さんがいる他、個人的には上里さんとか阿部拓馬さんとかが馴染みの選手。しかし阿部拓馬、いまFC琉球なんや。
キックオフ。
この日の布陣はちょっと可変で、守備時はボランチが降りて3バックとして守るような形。試合開始早々は相手の出方をみたいトリニータに対してFC琉球の方がやり方がはっきりしていて持ち味を出している感じ。まぁボール保持はトリニータだけど、ペースはFC琉球。
しかし、也真人がボールを触りだすと少しトリニータにもりずむが生まれだす。19分。伊佐の落としを也真人→伊東→こばゆに渡ると、成豪曰く「(こばゆの)メッセージ付きのパス」が成豪へ。ノートラップで振り抜いたボールはカーブを描き見事なコースへ。トリニータ先制。
得点してからの試合運びに難がある事で定評のトリニータ。「ここから10分集中」と管理人が祈るも、直後の23分。三竿がお洒落に浮き球で香川前のスペースへ。ゴールラインを割りそうだったボールに香川が追いつきゴール前へクロス。呉屋がCBを引き連れ流れたところに走りこむ伊佐。ミスマッチの競り合いを制した伊佐がヘディングで追加点。なんとトリニータリーグ戦初の複数得点。
これで試合を完封なんぞしようものなら随分と自信になると思ってると37分失点。清武三男坊のFK相手が触らずそのままネットを揺らす。ターゲットの後ろでファミコンみたいなジャンプをする伊佐の下にボールがいってしまった。
しかも45分には筋肉系のトラブルらしく也真人が交代。
45分:也真人→新太
2点差で浮かれたトリサポを1点差/也真人交替という暗雲が漂い前半終了。
後半開始。
1点差に詰め寄り、俄然アグレッシブになるFC琉球さん。
伊佐も後ろからボマイェを決められ打撲で交替。そこに投入される長沢。
56分:伊佐→長沢
交代直後のCK。下田の精度良いキックがフリーの長沢がドンピシャ決める。交代直後のマークの受け渡しの混乱と、相手DFをきっちりブロックして長沢のスペースを作ったペレイラ。トリニータ再び2点差に突き放す。
70分には駄目×2押しで新太。新太のお洒落ヒールを反転シュートに持って行った呉屋んも素晴らしかったが、そのクリアミスをここしかないコースにダイレクトに蹴りこむ新太。トリニータ3点差。
86分:伊東→レイチェル
86分:成豪→中川
あれだけ立ち込めた暗雲はすっかりと晴れ渡り、ポスト直撃のシュートを貰いながらも何の不安もなく試合は終了。
待ちかねた今シーズン初勝利、ホーム初勝利であった。
【FC琉球さん達】:
※J3で勝てなかった相手に勝利。あの頃と比べて随分と荒いチームになった気がする。伊佐へのボマイェは酷いよ。
【トリニータ選手たち】:
高木:失点のあれはまぁしゃーない
香川:好調さをリーグ戦でもアピール。諦めない追いかけが得点につながった。
三竿:慣れぬCBでしっかりと成果を出す。2点目はあの位置にいてあのパスを出せる三竿素晴らしい。相手を剥がす動きができてる。
ペレイラ:長沢得点時のスクリーン役は見事。守備でも落ち着きと冷静さを発揮する。
伊東:SBらしい上がり具合を堪能。まだ100%ではないだろうけど使える目途がたった。
こばゆ:いたる所に冷静に顔を出す。トリニータのステルスボランチとして「目立たぬこそ正義」だと思っていたが、目立っても活躍してくれれば良し。チベットスナギツネ似に免じて赦す。
下田:初勝利で少し心の安静が戻ってくれれば。CKの精度にはほれぼれ。
成豪:誰もが成豪に期待するのが先制点のシーン。成豪らしいゴラッソ(成ゴウラッソ)。
也真人:筋肉系らしい怪我が心配。試合途中にベンチに戻ってきてたので、そこまでは酷くないと思うが心配。
呉屋ん:得点を決めていないので疲れが出ないか心配。トリニータ加入後一番「うちの子」感を醸し出す。危機に猛然とプレスバックで駆け戻る姿に濡れる。
伊佐:王の帰還。試合終了後のインタビューでも余裕を見せつける。勝った試合は伊佐stagramが楽しみだよ。
新太:怪我だけど急な交替にも対応。新太のフォワードとしての貪欲さが溢れ出るギラギラが好き。駄目×2押し弾はそんなシュート。
長沢:実況の「問答無用のファーストタッチ」に笑う。得点を決めれば決める程トリニータに対して心を開いていくのが感じられる。
中川:特筆するほどのプレーはなし。
レイチェル:怪我明けの試運転ながら物凄く良いクロスをいれてた。
【その他】:
※Youtubeに公式が上げていた、岡山コーチによる歌唱指導が素晴らしい。ああいうのだけでコーチにいる価値があると思うが、担当したセットプレーでも結果を出している。
※試合終了後監督コーチも挨拶するの好き。吉さんも嬉しそうだった。
※まだ初勝利をあげただけで、我々は何も成し遂げていないので、この試合をきっかけに連勝の道を歩み続けたい。
【選手投票】:
俺の俺たちの伊佐が獲得。選手全員の良さが出ただけに票が割れるも僅差で伊佐。