僕と不良と校庭で【ルヴァン杯予選:第2節:vsガンバ大阪】
安住紳一郎がTBSの朝の顔になった時点で「ZIP」派から「The Time,」派になった管理人こと鳥脳です。安住さんみたいな大人が大好きです。
さて、その番組の中で歌の歌詞を勘違いしていたという事例が紹介されてました。
例えば「まんが日本話」のオープニング曲
「ぼうや~良い子だねんねしな」は
「Oh Yeah!良い子だねんねしな」とか
「シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ」は、飛んだのはシャボン玉だけではなく、屋根まで一緒に飛んでいって壊れて消えた...と勘違いしていたってのがありました。まんが日本昔話の方はまだしも、シャボン玉は「そんな奴おらへんやろ」(cv大木こだまでチッチキチー)な気もします。気もしますが僕の好きな人間椅子(結成35年くらいのハードロックバンド)に『幸福のねじ』って曲がありまして、
「大阪のネジ屋には~」 から始まるんですが
「王様のネジ役は~」だと思ってて、凄ぇファンタジーな展開だなぁと思ってた時期があるので、人様の事は笑えません。ブログのタイトルは、山崎まさよしの曲名。元ネタはポール・サイモンの「僕とフリオと校庭で」。
さて、サッカーの話。
今シーズンは、W杯の影響もあり10/23までにシーズンを終えねばなりません。おかげでミッドウィークの水曜日に結構スケジュールを入れられている。トリニータも開幕とルヴァンの1節を飛ばしたおかげで、J2第2節から11連戦。こうなると他県住みには水曜日の試合ってそうそう観戦できない状況なのですが、年度が4月始まりの弊社は今月が年度末。年休の取得目標とか代休の消化とか済ますことは済まさないと...という事で、3/2は年休を取得し、ドームへ参戦。今回はレンタカーが3ナンバーだった為、非常に乗り心地とか音響が良かったどす。
試合はルヴァン杯第2節。前述の通り開幕戦とルヴァンの1節が飛んだので、この日がホーム初戦。ホーム初戦が、前監督が率いるJ1チームという感傷もへったくれもない状況。藤本が移籍して、即相手チームの一員として戻ってきたのを思い出した。
さてさて試合の方。
連戦の続くトリニータは面子をほぼ総入れ替え。
トップに長沢、ウィングに左・宇津元、右・増山。インテリオール的位置に梅崎/中川、アンカーにこばゆ、DF陣は左から香川/羽田/上夷/野嶽。GKは高卒2年目の西川。ベンチスタートは吉田,伊藤,健太,学徒動員保田,弓場,伊佐,屋敷。
対するガンバさんもターンオーバー。スタメンで知ってる名前といえば齊藤未月さんと、石毛秀樹さんくらい。ベンチメンバーは倉田秋さんとかパトリックさんとかでベンチメンバーの方が知ってるくらい。
キックオフ。
さすがはガンバの2軍、知らない名前とはいえ果敢にプレスをかけてくる。トリニータも後ろから繋ぐサッカーを目指す方向は雰囲気が漂う。上夷も羽田も躱し剥がして前へ進むもうとするのが見える。
開始11分。CKを長沢が決める。もう絵にかいたようなドンピシャでドフリー。一番のターゲットなのに長沢のマークがいない状況。今年からセットプレーのデザインを吉さんから岡山コーチになっていると思うのだけど早速結果が。このガンバの面子だったら前半のうちに複数得点差が必要。後半になると出てくるのは判ってるパトリックさんをおさえるのは大変なので、漠然とそう思ってた。
プロデビューの西川くん。落ち着きはどうどうとしたもので、GKとDFラインとの球回しでピンチを迎えるシーンはあるものの冷静に対処。それどころか近場へのパスだけではなくウィング裏のスペースへパス1本でカウンターのチャンスを作り出す。
開始43分。低い位置でのパス回しに失敗し、ボールを奪われ失点。前監督が「勉強代」と表現していた内容。良い良い、こうして経験値が積みあがるのだよ西川くん。
リードできへんかったかぁ....と思った前半ロスタイム。良い攻めの形から、エリア内で相手のハンド。PK蹴るのは長沢。昨年の川崎が頭をよぎり不安に駆られるも、長沢が真ん中に決めて再びリード。あの真ん中は勇気いるよねぇ。
前半リードで終了。
後半キックオフ。
後半開始からパトリックさんが投入。トリニータでパトリックを羨んでいた片野坂さんが、パトリックを駆使する側に。
案の定、後半63分。パトリックさんに決められる。試合は振り出し。
69分:梅崎→弓場
69分:中川→伊佐
78分:増山→健太
78分:宇津元→屋敷
伊佐投入で4-4-2の形に変化させるも試合は動かず終了。うーん、勝ちたかった。勝って片さんに「大分は大丈夫です」と伝えたかった。
【ガンバ大阪さん達】:
※まだカタノサッカーの構築途中。
※しかし長くJリーグ見てるけど、監督だけじゃなくコーチまで引き連れて試合後スタンド1週する相手監督初めて見た。
※凄い大きなダンマクで「NORTH FACE」がゴール裏に。あれってサポーターズグループかなんかの総称なんだろうけど、「パナスタの北側に集結する面(つら)たち」ってことなんだろうか。「NORTH FACE」っていうと「北壁」のイメージが強いけど「北壁」って北側にあって北側向いているんじゃなかろうかとの疑問が浮かんだ。ドームでは南側席で北側向いていたから間違いじゃないと思うけど、ホームではどうなん?
※あと「青黒酩酊団」とか...語感の響きは嫌いじゃないし、そういう言葉のチョイスは好きなんだけど、それもグループ名かなんかだろうし、アウェイにでかけて自分らの名を「俺が俺が」って誇示するのはなんだかなぁって気がする。ダンマクで選手を応援する内容がないのも気にかかるよねぇ。
【トリニータ選手たち】:
西川:トリニータ西川2世。まだ10代のデビュー戦なのに落ち着きっぷりは見事。初出場の次は初勝利だ。
香川:こんご宇津元とかとコンビネーションがあがってくると楽しみ。
羽田:果敢に剥がし前を向く。失敗はあったがボランチの経験は着実に羽田を伸ばしている。
上夷:相手を剥がす動き、狙ったフィード。失敗も多かったが、僕はあの意欲を買う。
野嶽:ほんとは前目の方が良いとは思うが。
こばゆ:下田とは違うアンカー像を体現したチベットスナギツネ。後半早々の宇津元からのチャンスは察しなさい。
司:後半のボレーシュートが決まってれば。
中川:高精度のCK。伊達に背が小さい訳ではない。あの「ちっちゃいおっちゃん」ことフェルナンジーニョよりもちいさいおっちゃん。
宇津元:自分で打ち切る姿勢良し。後半開始早々の場面は、こばゆへのパスではなく打ち切ってほしかった。のびしろしか見えない。
増山:しかける姿勢良し。
長沢:もう1点とってガンバキラーの名を確実にしたかった。これで川崎戦のPK失敗は忘れられる....のか。
弓場:のびしろしか見えない2。
伊佐:今年はばしばし点を取ってほしい。
健太:のびしろしか見えない3。
屋敷:のびしろしか見えない4。
【その他】:
※僕のシーパスはA席なんだけど、ゴール裏のいつもの位置へ。昨年はここの位置にこれなかった(指定だし)けど、今年は少しだけいつものシーズンが戻ってきた気がする。
※今年の選手紹介動画はおふざけ大会から心機一転。まっとうにかっこよい路線。たぶん今年の楽曲はThe Game Shop & NYF の SIGNAL (feat. AJ) って曲。トリニータの選手紹介動画の音楽をチョイスしている人とは、美味しいお酒を飲めそうな気がする。
※下平サッカーを完遂しようとする心意気は感じた。昨年の3-5-3よりも今年の4-3-3の方が選手間の距離が離れている気がする。特に上夷と羽田の相手を剥がそうとする気持ちは評価している。
※長沢の高さはJ2のステージでとてつもない武器だと思う。が、ポストプレイはもうちょっと丁寧に。
※J2第2節と合わし照らすと、高木/刀根/レイチェル/野村/高畑が不在。怪我とコロナかなぁ。コロナの方がまだ復帰まで時間はかからないのかな。
※吉田と西川は切磋琢磨で競いあい高木不在のゴールを守ってほしい。
※選手プロデュース弁当がなくなり、選手厳選おにぎりが販売される。この日のラインナップにこばゆ兄さんのおにぎりがあったので飛びつく。きっとアンデスの岩塩とか使った塩にぎりに違いないと検討つけるも鮭おにぎりでがっかり。しかも600円。そらサポーターは多少高くても買うよ。でもそれは企画から選手がおかずを考えたり、選手の姿がパッケージされてたりなものを1500円とか払って勝ってた訳で、選手のシールが貼られたラップに包まれてるおにぎりが600は違うと思うんだよね。600円とるなら「具材はどこそこのを厳選しました!」とか「お米は冷めても美味しい〇〇米にしました!」とか「塩はアンデスの岩塩使ってます!」とかの設定が欲しい。サポーターが金払ってるのは、モノじゃなく情報なんだよ。600円だと希感舎のカレーと等価だよ。600円なりの付加価値というか情報が欲しいよ。
※歌のゲストでやってきた中島晴香さん(?)。歌も上手いし、お顔立ちも奇麗。が、売れるにはこれ以上の「何か」が必要なんだろうなぁ。僕の好みから考えると「毒」とか「普通じゃなさ」とかがあった方が良いなぁ。