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蜘蛛の糸切れる【J2第41節:vsツエーゲン金沢】

  空想好き、妄想好きの管理人...蜘蛛の糸の主人公(なのかしら)「カンダタ」のその後を考えた事があります。昔読んだ筒井康隆の短編にも同じ様な展開がありました。


 極楽浄土のお釈迦様が蜘蛛の糸を垂らし、もう一度チャンスを与えます。過去の事例を鑑み、カンダタは余計な事を言わず、一心不乱に糸を上り詰めます。続いた地獄に落とされていた人も糸が切れないので全員極楽へ登頂。

 「え?こんなに上がってきては困るよ...」と下を覗き込んだお釈迦様は登ってきた人に掴まれてそのまま地獄へまっさかさま。

 数年がたち、極楽で暮らすうちにすっかり慈悲深くなったカンダタが、ふと地獄の方を覗いた所、地獄でひぃひぃ言っているお釈迦様を発見。ふとお釈迦様が蜘蛛の糸を垂らして、自分を救ってくれた事を思い出しました。憐れに思ったカンダタは蜘蛛の糸を地獄に垂らします。空から垂れてくる蜘蛛の糸を発見したお釈迦様は「地獄に仏」とはこの事と思って大急ぎで昇り始めます。地獄に落とされてた人は、前回のカンダタ時に皆極楽まで登っているので、後に続くものなどいないから安心...と思っていると、鬼とかの地獄の亡者が後に続いています(鬼だって地獄より極楽の方が良いに決まってる)。それを見たお釈迦様が「おいおいお前たちまで上がってきては困るよ」と語りかけた瞬間、蜘蛛の糸はプツンと切れてしまった。


 えーと...トリニータの僅かに残っていた蜘蛛の糸は、先週末の金沢戦で切れてしまいました。また来シーズンもJ2で闘わなければならない事が宣告されてしまいました。今シーズン良くみた展開&内容で、このレベルのチームがJ1に上がっても苦労するだけと納得できた残留決定でした。来シーズンは少しでも前へ、少しでも強くなりましょう。一歩一歩着実に。


 今シーズンの大分トリニータに関しての総評は、シーズンオフにきっちり書きたいと思います。この日の結果は事実だけを淡々と...。


 トリニータの布陣はほぼ前節の通り。前線中央に長沢、左に藤本、右に鮎川のワイド3トップ、セントラルに弓場と新太、アンカーに堅心、DFラインは左から奎汰、香川、ペレイラ、野嶽。GKは西川。ベンチスタートは新井、上夷、松尾、ノム、中川、司、伊佐。試合後のインタビューを読むとテイシェイラは怪我っぽい。

 対するツエーゲン金沢さん、庄司の朋乃也んが在籍。良いDFなんだよなぁ彼、好きな選手の一人でした。


 ほぼボールを保持するトリニータと、カウンターを繰り出すツエーゲンさんな図式。試合が動いたのは29分。ゴール前を固めるツエーゲンさんに少々手を焼いていたのぶち壊す堅心のミドル。トリニータ先制。

 しかし42分。ツエーゲンさんのカウンターに人数も揃っていたのにフリーにしてしまい、相手シュートを奎汰がブロックするもそのボールはゴール片隅に...トリニータ前半のうちに追いつかれる...と思いきや44分。相手のクリアが小さくそれを見逃さない新太がミドルシュート。速攻で突き放す。2-1とリードして前半終了。


 後半開始

 後半から相手は3枚同時交替。前半上手く回っていても、後半相手が対策してくると上手く回らなくなるのには定評があるトリニータが押し込まれる場面も増えてくる。

 後半57分、ツエーゲンのカウンター炸裂。あっさりとニアをぶち抜かれトリニータ同点に追いつかれる。


 後半61分:弓場→ノム

 後半61分:新太→中川

 後半61分:鮎川→松尾


 とトリニータも3枚同時交替で前への推進力を上げようとするも、なかなかギア上がらず。


 後半74分:長沢→伊佐


 後半82分:野嶽→司


 と攻撃的なカードを切り続けるも試合はそのまま終了。トリニータが必死につかんでいた蜘蛛の糸もぷつりと切れ、来期も地獄J2を彷徨う事が決定した。


【ツエーゲン金沢さん達】:

※下平体制でのツエーゲン金沢戦で3失点を喫しなかったのは初。過去3試合は3失点しつつ1勝1敗1分け

※ツエーゲンさんの新スタ楽しみにしていたのに、来期がカテゴリーが違う事になるのが残念。噂に聞く極狭アウェイを体験したかった(岩手より凄いらしい)

※ヤンツー配下のツエーゲンさんは現実をみた良いチームだったと思います。J3脱出は、僕らがJ3にいた時代と違い大変だと思いますが、北陸のチームはアウェイ遠征を楽しむものにとって、とても良いアウェイなのでまた這い上がってきてください。またバチバチやりましょう。多分しばらくJ2の地獄に居続けます。


【トリニータ選手たち】:

西川:今期は西川成長経験の場と割り切りたいが、如何せん失点数が多すぎる

奎汰:奎汰が好んでSBやってるとは思いにくい

香川:前節の輝きは見られず

ペレイラ:守備は大前提として、セットプレーとかでの怖さを感じず

野嶽:シーズン序盤の野嶽ボランチは幻だったのだろうか

堅心:ヒーローインタビューを受け刺してあげたかった

弓場:前線には顔だしてたし評価悪くない

新太:FWらしいナイスゴール

藤本:一時期覚醒しかかっていた輝きはいずこへ

鮎川:そこの位置で輝くとは思えない

長沢:前記事で忘れててごめん。基点になったりボールロストしたり。


ノム:怖いノムではなかったか

中川:惜しいチャンスが一度あったが

松尾:ラッキーボーイぶりは発揮できず

伊佐:伊佐らしさ全開できた?

司:時間足りず


【その他】:

※最終節は、昇格争いにも残留争いにも関係しない、J2リーグとして存在が希薄なカードに

※今年昇格できなかったという事は、冬に嵐がやってくるシーズンオフに。

※このメンバーが見れる試合はあと1試合のみ....2023シーズン最後の試合を楽しみましょう


【選手投票】:

 堅心が大半の票を集める。堅心は流石にまだ来シーズンもいると思うぞ




 皆さまのコメントと返事はこちら

せめて勝...(ry
保田来年抜かれそう
→流石にもう1年くらいは契約がありそう
堅心ズドン!新太もズドン!今シーズンお疲れ様でした!!
今シーズンのトリニータを象徴した試合内容、試合結果でしたね。
→ほんとうねぇ
将来的に保田選手に背番号7番を受け継いでほしい。
先制ゴールお見事でした👏もう一本欲しかったけど、最終戦に期待してます✨
イライラや鬱憤を全てぶつけたシュート&ゴールでした。 そして下平監督、2年間お疲れ様でした。
→はやいはやい(笑)
一番気持ちが見えたので。弓場、保田、屋敷、佐藤、松尾たちを育てながら3年後の自動昇格を目指してもらいたい。
今シーズンラストアウェイがこれじゃあねぇ…
「来年は保田のチームに!」と言った矢先にJ1移籍。そんなもんです。
勝ったら味占め系引分け
→今シーズンほんとそうでしたねぇ
現地参戦しました。旗や歌詞を配るお姉さんこそがMVPですね。
→お..お姉さん?
大量得点が必要な試合でいつも通りの試合展開でした。監督選手全員の気持ちを見せて欲しい。口先だけなのはいりません😡
保田選手には新たなる希望として、来年もそこにいてほしい。
監督は毎回逃げてますね
被カウンターのシーンで相手の人数の方が多いことがしばしばあり、バスケを見ているようでスリル満点でした(震え)
まだ旅先。ダゾーンで観るとまた選択肢は異なるかもしれないが❗ペレイラと迷ったあげく新太
ゴール以上によく走って一番必死さを感じた堅心に来季の可能性を見た。サポーターは皆、可能性は低いと思いながらプレーオフへの望みを繋ごうと1点取っても大喜びせず貪欲に点をとってほしいと応援を続けていたのに、チャレンジを感じさせない采配にはホントにがっかりしましたね。
保田くん来年もいてね
2得点はどちらも素晴らしいゴールでした ただ試合は金沢の選手のほうがクリアな頭でプレー出来ていたような印象でした

コメント大賞は「能無しは筋肉を見せびらかす。」さんの

「現地参戦しました。旗や歌詞を配るお姉さんこそがMVPですね。」

 お....お姉さん?....

大分トリニータ2023 3333095542230962631

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けいた、かわいいよ、けいた

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元FC東京SOCIOを語ったのは昔、いまやもう本妻トリニータしか愛していない

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