最&高【J2第38節:vsヴァンフォーレ甲府】
まぁ逆のケースも体験する事があるけど、甲府サポさん目線だと辛い試合。この試合の後に甲府サポさんと飲んだんだけど、ほんとかける言葉がなかったどす。試合を通して感想として、甲府との力量差はほぼなかったと思ってて、うちが準備した内容を上回るプレスの仕方と位置で対抗してきたと思ってます。この試合で5連敗、吉田監督に対する風当たりも強いと聞きます。けどやってる事は間違っていないと僕ら対戦したチームのサポも感じますので、ここは来シーズンに向けての我慢だと思ってください。きっと良いチームに成長します、きっと。たぶん試合結果を分けたのは、この時期に昇格プレーオフに絡んでいるチームと、それがないチームの気持ちの強さだけだったかと思います。
某ブログで「ここからは全部勝つ」は秋の季語に入れてよいという話がありましたが、その通りだと思いますし、この季語を使わなあかん自分らの立ち位置に不満です。もっと楽にシーズンの終盤を迎えたいです。毎シーズンこんなのばっかし。
さてこの試合は、前述のように試合後甲府サポと飲む為、車でドームには向かわずタクシー利用。おかげで黄色いキチガイ水をたらふく飲めるという幸せ。この日のスタグルは希感舎の取りカツカレーと牛筋コロッケ。スパイスカレーも嫌いじゃないけど、こういう家庭的なカレー(いわゆる英国式カレー)が大好き。こんなんで良いのですよ。
さてこの日のトリニータの布陣は以下の通り。
ワントップにサムエル。インテリオールに司と也真人。左奎汰に右健太。ダブルボランチに弓場と下田。DFラインは左から三竿/ペレイラ/小出。GKは吉田舜継続。ベンチスタートは高木、伊東、野村、ネット、朝陽、長沢、夢生。手薄な右CBに小出を起用。しばらくは伊東と併用するしかないこの位置に古巣戦に燃える小出。これが結果的に勝利を呼び込む。
対するヴァンフォーレさん、控えメンバーに三平。ボンバーヘッドに変身した三平。さっそく練習前にピッチに顔だし、ビジョンに抜かれると恥ずかしそうな素振りを魅せるという計算されつくした登場に「相変わらずやなぁ~」と感じる。
試合開始。
想像してた以上にボールを握れない。ボールが握れないのはある程度練習で覚悟していたとはいうけど、ここまで思うようにやれない想定ではなかったと思う。でも「ボールを握れなくても良い」という選択肢が最初からあったことで試合を通して慌てずにいれたのではないかな。
守備も嵌らず相手にボールを動かされる状態。けど押し込まれている訳ではないし、当然押し込んでいるでもない状態が続く。試合が動いたのは23分。CKから相手DFにあたりディフレクトしたボールにペレイラが飛び込みトリニータ先制。何気に甲府キラーペレイラ。DFなのに3戦連発のペレイラ。前節の得点時に得点決めなくても良いから守備しっかりして...と思ってたけど、ちゃんと毎試合決めてくれるなら良いんです。
前半終了
後半開始
後半59分:司→夢生
後半59分:サムエル→長沢
ツートップ化して攻撃を厚くするトリニータ。対して後半63分の三平登場。その交替のファーストプレー、三平を意識しすぎたのか三平につられた所にファーのウィリアンリラ。どんぴしゃのヘディングで吉田舜もノーチャンス。
降り出しに戻った試合はどちらもチャンスを得ながらも最後の部分が決まらない。
後半73分:也真人→野村
後半73分:奎汰→朝陽
後半83分:弓場→ネット
交替メンバーの層が厚くなってきたトリニータ。推進力のあるメンバーを投入。
試合は互いにチャンスがありながら、ロスタイム4分に突入。ロスタイムはトリニータが攻勢。4分台に突入し、一度は弾かれた健太のクロスのセカンドを納め、本当に最後のプレー。健太が再度をえぐり、あげたふわりとしたクロスはファーの朝陽へ。朝陽の胸トラップは前に弾んでしまうもそこにいたのは長沢。身体をひねりながら放ったシュートは相手DFの間を抜けサイドネットを揺らす。トリニータラストプレーで勝ち越し!今期最多のドームの観客が爆発。そのまま試合は終了。昇格プレーオフに向けてとてつもなく大きな勝利だった。
【ヴァンフォーレ甲府さん達】:
※冒頭でも書きましたが、チームの結果が出ない時期のアウェイ参戦は辛いものがあるでしょう。大分の温泉なんかで少しでもその傷が癒えることを願っております。
※DF#02:須貝さん。大卒2年目という事でうちの健太と同じ年。試合を通して覚醒健太に思うようにプレーをさせなかった守備は評価したい。良い選手だと思います。確か明治大の選手。
※ヴァンフォーレさんは前述の須貝さんといい結構スカウトがしっかりと良い選手を集めてくる。小出と下田も最初のチームはヴァンフォーレ。
【トリニータ選手たち】:
吉田舜:変えるならこの試合かなと思っていたが出場継続。密かにリーグ戦無敗継続。この試合でもビッグプレー2回。
三竿:どんなゴールで駆け寄る姿が映るくらいピッチのあちこちに存在。
ペレイラ:甲府絶対殺すマン。マンゴー!マンゴー!ペレイラ!(twitterで見かけた)
小出:勝ち越し前の危険なシーンで魂のDF。古巣への恩返しDF。推し選手なのだが、ひそかに腹話術の人形に似ていると思っている。あごの両脇に縦線いれたら絶対似合う。
弓場:効いてはいたがいつもほど守備が嵌らず。
下田:最後のラスパスは下田から。突出することはないも黒子として安定。
奎汰:ミスもあったが致命傷にはならず。
健太:覚醒継続。長沢ゴールの歓喜の輪の外で荒ぶる健太が愛おしい。
司:間違いなくチーム内の雰囲気をよくしてる。
也真人:位置取りの確かさには唸る。が、攻撃のフィニッシュにからむ也真人を見たい。
サムエル:守備が嵌らず無駄走りに奔走。
夢生:決定的なシーンは少ないもののFWとしてのギラギラを失わない姿勢を評価。
長沢:この時期に長沢が戻ってきたのはでかい。戦術の幅がとてつもなく広くなる。
野村:ロスタイムの健太へのパスくらいしか目立つシーンはなかった。ちょっと調子落としてる。
朝陽:前への推進力を見せつける。最後の長沢の得点シーンでゴールを決めたかのようにDAZNで放映される。
ネット:ナチュラルボーン縦パスマシーンはびっくり箱担当。この日は相手も見方もびっくりせず。
【その他】
※試合前にGABEZIさんのパフォーマンスショー。トリニータ各選手のシーンの真似をつぎつぎと。この日のネタも面白かった。GABEZさんは事前にちゃんとトリニータの選手について調べてくるし、相手チームへのリスペクトも忘れない点でとても評価する。是非毎年の恒例にしたいものですこういう良い催しは。
※選手入場時に3Dビッグフラッグ。最初にJリーグでやったのは浦和さんだと思うけど、やれる事、やりたい事、やれば面白そうな事に飛びつき、そしてやってみるサポクラの姿勢を評価したい。あのビッグフラッグをあげるだけで、朝9から準備して、何回もリハーサルやって実現にこぎつける行動力に感心します。チームが上手く行かない時期なんかは槍玉にあげられる事の多いサポクラですが、いつもありがとうの感謝の念を送りたい。
※小出の魂のDFはほんとこれがなかったら負けてたんで手放しで褒めたい気がするんだけど、その前にどうして相手GKからのキック一発でこんなピンチが起きてしまうのかを、居酒屋にDF陣を呼びつけ小一時間説教(以下略)。あのシーンでペレイラが画面に映らないってのはどういう事。
※長沢がヒーローインタビュー中に「この声援を向かい風に頑張りたい」と。即座に成尾さんが「追い風」という突っ込みを入れた事により、長沢の天然な可愛さが出て終わる。あれは成尾さんのビッグプレー。本日のMVPに投票したいくらい。
※普段大分住みでないもので、このOBSのマスコット、全然存じ上げておりませんでした。
※この日はALL BLUE PROJECT GOLD PARTNERという事で俺の俺らの「杵や」さんがキックインセレモニーに登場。OBSのマスコットの次に蹴ったんだけど、溜めがなかったよ。早く蹴りすぎ(笑)。素敵でした。ピーナツ餅をいつも一緒に観戦してるTくんがくれて、甲府サポと飲んで帰った後、深夜に美味くて一袋食べちゃったのは内緒の方向で
※昭和電工ドームで大分県椎茸農業協同組合さん(組合長は元社長のブルーノ、ブルーノ元気そうでした)がOSK人気ニータンパック(豊後きのこカレー、豊後きのこめし、うまみだけのセット)を販売。こういう機会はとても素敵なのでまたやってほしい。僕も2セット購入して、1セットは甲府サポへのお土産にあげたよ。
※試合に勝ちそして眺める花火は格別のものがありました(甲府サポと都町にいく途中だったけど)。
※まぁ正直、4連敗(この試合で5連敗)のチーム相手に、94分とちょっとかかってやっと勝ったのが今のチームの実力。慢心せずに今後も集中し、1戦1戦を勝ち抜こう。「残り全部勝つ」という秋の季語の通りに勝つ必要はないですが、できれば今シーズン残り全部勝って(昇格プレーオフも入替戦も)終わりたい。
【選手投票】:
まさかの長沢駿ではなく小出が過半数を取得。小出おめでとー!
【おまけ画像】: