ドブに捨てた前半【J2第37節:vsツエーゲン金沢】
怒っています。管理人は怒っているのです。
撮影に遅れそうな深田恭子とぶつかりそうな曲がり角を発見できないのを怒っている訳ではないのです。そうここ2試合のトリニータの体たらくをみて怒っているのです。連戦でアウェイとはいえ、この2試合で得たのは勝ち点2だけ。最低限の結果にも届いていない状況。昇格プレーオフに向けて、自らの位置を逆境に置いているとしか思えんよ。
先週末、トリニータはアウェイでツエーゲン金沢と対戦。3連休の中日という絶好のタイミングだし、本来ならばアウェイに地に参戦している筈なのですが、なかなか福岡からの遠征はルート選択が難しいという事で断念。今年のアウェイは残りFC琉球だけです。
さてDAZN観戦でのトリニータの布陣はこちら
サムエルのワントップ。夢生と野村のインテリオール。左朝陽の右健太。ダブルボランチにネットと羽田。DFラインは左から三竿/ペレイラ/伊東。GKは吉田舜。ベンチスタートは高木、小出、司、奎汰、弓場くん、伊佐、呉屋ん。伊佐伊佐が復帰。レプユニの背番号13番を背負う管理人としては嬉しい。対するツエーゲンさんには不動のCBに庄司ほのやんが。庄司と岡野(現町田)はトリニータで花開いてほしかったなぁ。
キックオフ。
前節開始4分で失点したトリニータ、同じ轍は踏まないと集中して入るべきところがまとも失点。開始5分、インターセプトからショートカウンターを受け松本さんに決められる。たぶん野村のミスからかな。
前節よりスタメンを随分と弄ってきたトリニータの布陣はミスを連発。狙った戦術は機能せずカウンターを多く受ける状態。
しかし前半26分。狙いの一つであったであろうネットの縦パスが結実。サムエル→ネット→三竿(!)の浦抜けで後はフリーの夢生へ。夢生待望の復帰ゴール。あの位置に駆け上がる三竿さんに惚れる。
しかしながら流れをトリニータに持ってくることはできず。前半38分、クロス対応に人数が揃っているのに詰め切れず、大石さんに決められる。GKはブラインドっぽかったので吉田のせいではなかろう。あそこで大石さんに詰め切れなかった朝陽の守備の仕方に問題があった。
前半トリニータの良い所は得点シーンだけで、その他ボロボロの前半であった。
後半開始
46分:朝陽→奎汰
次の1点が転がり込めば、流れは判らなくなるのにと思っていると....後半51分にトリニータがハンドをとられる。狙ったハンドとかはではないものの不運なハンド。ツエーゲンさんにリードを2点と広げられる。
57分:野村→司
57分:ネット→弓場
67分:サムエル→呉屋ん
この交替でリズムが変わる。リズムというより司と弓場の運動量でバランスが良くなったというべきか。72分、セットプレーからペレイラがずどん。1点差に追いつく。
5分後の77分、健太のセンタリングに走りこむ弓場が逆足の右で決め、トリニータ同点。
81分:夢生→伊佐
その後はトリニータがイケイケで攻め続けるも「時すでにお寿司」「時すでに遅し」でドローで終了。あと15分あれば勝ってたと思うが、サッカーの競技上そんなルールはないのでドロー。ほんと前半45分をドブにすてた罰だよ、この結果は。
【ツエーゲン金沢さん達】:
※行きたかったなぁ金沢。酒も肴も美味しいし、あの土器にみたてた聖火台がある石川県西部緑地公園陸上競技場に行きたかったなぁ。
※ヤンツーは嫌いな監督(誉め言葉)なのですが、またしてもヤンツーにしてやられるとこだった。
※ニータンが大宮から移動して金沢にも登場。金沢には喋れるマスコットこと「ヤサガラス」がいらっしゃるので、他のようなグリーティングだけとかにはならず、茶番劇にちゃんと参加。でも選手入場でニータンを絡めないのはどうかと思う。まぁ選手入場のスピードについていけるか?という問題はある。
※大石さんが朝陽をチンチンに。良い選手だったと思います。
【トリニータ選手たち】:
吉田舜:標準仕様の3失点に戻った気がするので、高木が復調しているのであれば変えやすいとは思う。
三竿:なぜそこに三竿が案件。
ペレイラ:得点とらなくても良いので、基本守備はしっかりとやってほしい。この日は持ち上がってのミドルシュートまであった。
伊東:良いとこも悪いとこもなかった。
ネット:ナチュラルボーン縦パスマシーンの諸刃の剣の部分が前半で散見。ネットが自由に動くことによりバランスが悪くなる。尻拭いに奔走するボランチが相方にいないと(こばゆみたいな)。
羽田:ネットのスペースを埋めるには一人ではきつい。
朝陽:2失点目のシーンは守備の仕方の問題。あそこを詰めないと。
健太:覚醒継続。ここまでなってくるとちょっと恐ろしい。引き抜き覚悟の出来。
野村:良い所皆無。気持ちのプレイヤーだと思ってるので、最初にミスに絡んだのがなぁ。
夢生:これで蓋があいてバンバンと点取りだすのを期待したい。
サムエル:何気に好調。
奎汰:奎汰サポからすると最初から奎汰やったろという評価。
司:立ち位置と運動量でリズムを大分に傾ける。
弓場:たぶん、分身の術を会得している。
呉屋:結果がなにより欲しい。
伊佐:愛想の良いスタジアムで結果を残せず。チャンスはつくったものの決め切れず。あの伊佐の内面からあふれ出すオーラみたいなもんが出ていなかったので、まだ本調子じゃなさそう。
【その他】:
※「相手がこうしてくるから、こうやってこういう風にやろう」と下平さんが考えるとかなりの確率で外してしまう現象に名前をつけたい。外すのは良いと(良い訳じゃないが)思ってるけど、それに対応する時間がかかる(やり方を変える)のが問題。
※連勝がとまらなくなる....そう思ってた時が僕にもありました。
【選手投票】:
弓場くんが年間最優秀に近づく受賞