引分だけど負けた感満載【J2第26節：vsファジアーノ岡山】
前節に引き続き、試合が終わった直後の表情はこんな感じでした。
まぁ正直、シーズンの序盤は負けてたであろう試合を、負けないまで上げてきた。上位にいる3チームを蹴落とし、自動昇格枠に入るのは正直難しい事を考えると、シーズン終盤に向け、怪我人が復帰し、チーム戦術を全員が理解し、相手チームへの対抗戦術まで落とし込める余裕ができ、昇り調子で昇格プレーオフ、J1チームとの入れ替え戦に臨めるようになるのが目標なので、いまは負けなかった事、後半戦が始まって無敗が続いている事を喜んでおこう。
さて、トリニータの布陣。
トリテンの布陣をみると長沢、呉屋んのツートップ、トップ下に中川/弓場、左サイドに藤本、右サイドに健太。ボランチに保田。DFラインは左から三竿、坂、上夷。GKは高木。ベンチスタートに西川、小出、野村、下田、レイチェル、也真人、サムエル。怪我人がぼちぼち戻ってきた（あくまでも前目の選手ばかりだけど）印象。あと三竿が怪我じゃなくて一安心。たぶん前節は熱中症とかだったのかなぁ。三竿さんがいなくなると、当面の目標である昇格プレーオフ枠にも入れなくなるところだったよ。
対するファジアーノ岡山さんに、それほど思い入れのある選手はおらず。
試合開始
序盤はお互いの出方を手探り状態。中川/弓場の中盤が機能していて面白い。場合によっては弓場がボランチに降りてダブルボランチの状態に。
前半19分。良い動きを見せていた中川が、セカンドボールを納め、長沢の落としを弓場が再度中川へ。エリア外から放ったシュートはゴールの片隅にコントロールされ転がりこむ。トリニータ待望の先制。1-0。
が喜びも束の間（シーオフの手拍子が終わった直後に決められる）。前半21分。ステファン・ムークさんにスルーパスを決められる。得点直後は相手チームも前がかりな勢いでくるので、いなしたり落ち着かせたりして15分は集中して守らなあかんのに、ほんと我がチームは今シーズンこんな失点が多い印象。
前半35分。健太の浪漫を見せた後の現実というクロスが流れた先にいた藤本。縦への意識をみせてからの鋭いクロスはジャンプもしない長沢へのセンタリング。長沢のヘディングは見事にゴール片隅に決まり、トリニータ勝ち越し。
弓場が倒された影響もあり、前半にしては長い5分のロスタイム。「もう今日は暑いから前半で止めにせん？」と心拍に呟くが、どうやら僕の声は審判には伝わらず前半終了。
ハーフタイムにMax（スタジアムDJ)の巻き巻きビンゴタイム（早口でビンゴカードの穴開ける時間がなかった）。
後半開始。
どちらもペースを握っているとは言いにくい状況。
後半69分：中川→野村
後半69分：弓場→下田
後半74分：長沢→也真人
後半79分：藤本→レイチェル
後半79分：呉屋→サムエル
選手交代で試合を加速させたい、ペースを握りたいトリニータ。が、この試合で交替メンバーがそれを実現できたのかは不明。ほぼ選手の役割は前任者と変わらず、疲労のある選手の交替がメインタスク。スタメンを勝ち取れないメンバーが試合を加速させられるかは微妙なとこ。
後半80分。選手交代で勢いを加速させていた岡山さんが、前プレーで前線に残っていたDF：柳育崇さんに頭で合わせられ失点。
ここからは一気に勝ち越しを狙う岡山さんと、再びペースを握りたいトリニータで一進一退。前半戦までのトリニータだったら、後半のロスタイムに勝ち越されていたような気もするるが、トリニータもここは踏ん張りドローで試合は決着。岡山相手に今シーズン1分け1敗と勝てなかった事が事実として重くのしかかる1戦であった。
【ファジアーノ岡山さん達】：
※日曜日のナイトゲームだけに、多くとは言い難いファジサポが来県。きっと後泊の方が殆どだったろうけど、大分を満喫して帰ってくれただろうか。
※色気とかそんなん関係なしに真面目なチームだよ岡山さんは。
【トリニータ選手たち】：
高木：最後のゴール裏挨拶の時に、何かの言葉をサポクラの面々と交わしていたけど何て言ってたん。トリニータには弁がたったり、感情を表現するのが下手な選手が多い気がするので、高木がしっかり代弁して欲しい。
三竿：ほんと怪我じゃなくて良かった。むっちゃ前向き情報①
坂：悪くない。頑張ってトリニータのCBタスクをこなしている。
上夷：悪くない。攻め上がりの回数も徐々に増えてる。
保田：ミスもあったが出来は良かった。伸びしろしか見えん。
藤本：攻撃〇、守備×なのは知ってるので、短所を補うより、長所を伸ばしたい。
健太：この日は浪漫が溢れまくった。今宵の健太の切れ味は一味違うと管理人を呟かせる。
弓場：この位置でも機能した。ガツガツさはトリニータ育成の系譜。
中川：非常に状態が良かった。やっとトリニータシステムに慣れてきたか。
長沢：あのヘッドが決まるのは調子が良い証。あれが決まるんなら、もっとあそこを狙うべきだよトリニータは。
呉屋：躍動するも結果は残せず。次だ次。
野村：調子の良い野村であれば、肉弾系の岡山の守備もいなせたが、この日は自由にできず。
下田：下田本来の調子にはほど遠く。スタメンを弓場や保田に譲るのも納得。
也真人：祝復活も試合感が足らず不完全燃焼。いや大丈夫これから試合感を戻していこう。
レイチェル：試合を終わらす事に失敗したものの、なんとかしようと頑張ってるのは伝わった。ロングスローも披露。
サムエル：祝復活もまだ本調子ではなさそう。
【その他】：
※うーん、交代下手だよなぁ我がチーム。修正力とかそのへんが下平さんを信用しきれない部分なんだよなぁ。監督インタビューでの「やはりどちらかというとミッチェル・デュークのところに入れてパワーで押し切ってくるというスタイルで、そのパワーに押し切られて体力を削られたかなと。どちらかというと戦術というよりは選手のパワーで追いつかれてしまったという印象。」はあまり聞きたくなかった内容。
まぁでも、このベンチメンバーで交替直後に勢いが増すイメージで僕も試合前は捉えてたもんなぁ。
※今のトリニータは1得点では勝てないチームで、2得点でも怪しく、3点取って初めて勝てると言い切れるチーム。まぁ選手が怪我で「誰を出す」より「誰しか出せない」チームなんで藤本と健太の守備に文句はつけたくないが、藤本の得点に絡む期待値が0.9だとすると、失点に絡む期待値が1.2ぐらいな印象。まずは1:1にこれを持っていこう。
※この日のジャッジには不満が残る。
※大分市民デーでの、佐藤市長のキックインはパントキックで意表を突く。
※ファジサポの多くがこれない中、観客が9,192人なのは立派だけど1万超えたかった。
※前目の選手がぼちぼち帰ってきてるけど、DF陣が絶望的に足りないので、補強は決断せねばなるまい。補強するとなると、誰かを放出しなければならないのだけれど、いま出せる面子はGK吉田ぐらいしか思いつかない。怪我じゃなく事情があって出れないんだろうけど、ここくらいしか思いつかないよ。
【選手投票】：
この試合は多分誰しも選ぶのが難しかっただろうなぁと想像。保田くんにトリニータの未来を見た人が多かった模様。
