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夏は夏侯惇の夏【J2第30節:vsレノファ山口】


 えーと....ここ数ヶ月「五十肩」ってのになっている。
 変にハイタッチなんかすると激痛が走ったりするのもそうなんですが、五十肩の何が辛いって、背中が痒いのに掻けない。これに尽きまする。
 .....なので優しく僕の背中を掻いてくれる綺麗でグラマーなカワイ子ちゃんを募集中な管理人こと鳥脳です。
 そんな五十肩の湯治に行ってきたのでそのレポート。
こんな感じの背中掻いてくれる子募集中


 さて山口です。
 我々の世代的には「おいでませ、山口へ」のCMでお馴染みの山口。
 酒飲み的には獺祭が美味しい山口。
 トリニータゴール裏的には、太鼓を叩くハートの強い人、山口(すべり芸のファンタジスタ)。

 ....えーと、人生初山口です。
 いや壇ノ浦PAとか美東SAとか高速で休憩した事は何度でもあるが、高速以外では初めて。

 この1年、ウィークデーは関西で過ごしている管理人。その関西から移動すりゃ安いのに、わざわざ金曜日に東京まで戻って、土曜日に羽田から山口宇部空港へ(管理人は可能であればJALでクラスJにしたい派)。お仕事とプライベートは極力分離したいもんです。

 山口宇部空港....着くなりふぐと金魚がお出迎え。


 移動のバスで、トリサポのアメフラシことダイちゃんと遭遇。1時間ほどバスに揺られているとスタジアムへ到着。ダイちゃんらは維新百年記念公園陸上競技場で下車...まだ試合開始4時間前だっちゅうのに偉い偉い。僕はもう二停車場ほど先の湯田温泉まで...だって何の考えもなくオレンジ色のポロシャツ着てたから、そんな格好で行って「敵サポがきたぞ」とか「お爺ちゃん、呆けちゃ駄目でしょ!」って言われるのが軽く想像できたからね(セレッソ戦で前科あり)。

 バスを降りて速攻瓦そばを食す!

 ちゃんと瓦に乗せてくれるのは2人前かららしい...一瞬2人前食べる事も考えたけど、そんなお金払うくらいならばとこっちを選択。
うめー、昼間っから飲む酒うめー。
 瓦そばといえば菩提樹な高専生だったのですが、山口の奴も美味いね。蕎麦の焦げた感じが日田焼きそばに通じるものがあるんで、大分県民は満足するのかも。

 当日のお宿へチェックイン。
 試合開始前にひとっ風呂浴びてからスタジアムへ向かうのさ。
 ...ここで驚愕の事実。

 どうやらトリニータ御一行様もここのホテルだったようだ。もうエレベータで三平はじめ選手5人に囲まれたり、風呂上りのエレベータでは上福元・高木に囲まれたり....。むっちゃドキドキしながら「後で応援に行きます」「東京から来ました」「絶対勝って下さい」なんぞと話したのだが、オレンジ色のポロシャツ着てるおっさんに言われても、信憑性も糞もあったもんじゃなかったろうなぁ...三平、大人な対応で偉いなぁ。

 ホテルから徒歩で湯田温泉駅へ。
 温泉の由来にもなってる白狐がお出迎え。
 駅はもの凄くローカル感漂う風情のある風景。







 やってきた汽車(電車じゃなかった筈)に乗り込むと関東組のタクちゃんと遭遇。二人で維新百年記念公園陸上競技場を目指す。


 程なく維新百年記念公園陸上競技場へ到着。
 ちょうど開門あたりの時間。うひゃー凄いトリサポだらけ。


 とりあえずスタグルでふぐの唐揚げを購入。
 梨とかさざえのつぼ焼きとか心擽られるメニューはあったのだが、トリサポ長蛇の列で諦める。いや諦めるというより売り切れてた。しょうがないので、本当にしょうがないのでビールを4杯程消費(世界各地のビール売ってた)。
ニューあざとい系のあやつも捕獲

エスコートお姉さんの格好がまた...

あんまり触れてはいけなさそうな人も発見


さて試合。
 トリニータの布陣はこんな感じ。
 どうやら川西がコンディション不良との事でボランチに小手川。トップに伊佐をもってきた。ベンチスタートは高木・岸田・シキーニョ・國分・姫野・前田・林。モヤシお帰り!
 対するレノファ山口さん。トリサポ的に外せないのは福元洋平と岸田和人。この試合は岸田兄弟のカバオダービー。あと外国人選手がレオナルド・ラモス、アベル・ルシアッティ、マルセロ・ビダルと名前がいかにも強そう。強そうだけど後ろ2人はベンチスタート。

 試合開始。
 試合の入りはトリニータがペースを握る。
 伊佐や後藤の裏狙いが決まり、ごっちゃんのGK交わしてのシュートはポストに弾かれたものの、17分、伊佐が角度のない位置からGKの股を抜くシュート。トリニータあっさり先制。こりゃこの試合もろたとほくそ笑む管理人。

 が、そうそう管理人の思うように世の中はできておらず、24分。CKで福元がどフリーになり華麗にヘッドを決める。なんか最近どっかでみた光景な気がするよ、こんなシーン(4試合連続?)。まあ洋平も自分が育ったチーム相手だし、前節自分が出場停止の試合でジェノサイド喰らってるから思うとこあったんだろうなぁ...トリニータの恩返し弾コレクターぶりには頭を抱えるけど。
レノファゴール裏にカバオ兄と洋平のダンマク


 同点に追い付かれてから、完全にレノファペースで試合は進む。ここは精神的な部分なのかなぁ。

 前半は1-1のドローで終了。ここ3試合と違ってドローの状態で折り返しているので後半はやってくれる筈と期待する。

 後半開始。
 めだって試合内容は変わらず。レノファペース。
 レオナルドラモスさんが効果的。上手いこと基点になってる。

 54分。トリニータが安易に失ったボールでレノファがショートカウンター。
 カバオ兄の動きにトリニータDFが釣られラモスさんがフリーに。GKを嘲笑うような優しいシュートがトリニータゴールに流しこまれトリニータ失点、逆転を許してしまう。

 ここは完全にレノファのペースになってしまい、カバオ兄の再三のチャンスを棒に振るプレーが決まっていたら試合は終わってたかもしれん。そんな雰囲気をかき消したのが三平。

 58分。ゴール前でごちゃごちゃしたところを抜け出してごっちゃんが強烈なシュート。相手が弾くもこぼれ球は三平の前へ。冷静に押し込んだシュートでトリニータ同点。ゴール裏も息を吹き返し、まだまだいけるぞの雰囲気が充満する。

 ここからまず置いたが動く。
 60分:山岸→シキーニョ
 65分:三平→前田
 どうやら3ボランチで中盤を厚くし、相手MF小塚さんの抑える目的だった模様。

 75分:岸田兄→加藤さん
 84分:佐藤さん→三幸さん

 85分:小手川→姫野で機動力を強化。

 そして87分。ついに至福の瞬間が訪れる。
 中盤から夏侯惇もしくは「みんな大好き鈴木惇」が後藤に、後藤が頭で落としたボールを姫野が拾い縦へ、そのボールを伊佐がいったん納めた後サイドのレイチェルへ、レイチェルがふわりと浮かしたクロスに走りこんできたのが夏侯惇もしくは「みんな大好き鈴木惇」!ジャンピングボレーはゴールの上部に突き刺さる!トリニータ逆転勝ち越し!
 レイチェルがふわりとファーにクロスを入れた時点で「あーまた適当クロスだよ!」と思った管理人陳謝!ごめんレイチェル!
 ゴール後、普段寡黙な夏侯惇もしくは「みんな大好き鈴木惇」が仲間を呼ぶサザエさん状態からゴール裏を端から端まで走り、胸のエンブレムに手をやりサポーターを煽る。惚れてしまう、惚れてしまうじゃないか夏侯惇もしくは「みんな大好き鈴木惇」。


 試合はそのまま終了。

 トリニータ今シーズン初の逆転勝利(前節京都戦は未遂に終わった)!
 駆けつけた多くのサポーターにとって最高の週末になったこと間違いない試合だった。


 あとは短評。

【トリニータ選手たち】:
上福元:ここ数試合複数失点はいただけない。洋平のシュートは反応くらいして欲しかった。
福森:相手チームの狙い所になりつつある。後半の縦への意識を試合を当して実践して欲しい。
竹内:頭8針も縫った直後とは知らず。よく出場したもんだと褒めたいが、それを押しのけるバックアップの不在が問題。
鈴木:新婚当初を思い出せ。
小手川:体調不良を押して出場。サッカーIQの高さで違うポジションでも通用。
夏侯惇もしくは「みんな大好き鈴木惇」:文句なしMOM。試合後恒例の即ツイートで自分のゴールには触れない奥ゆかしさ。
山岸:右サイドを安定化。
レイチェル:左サイドを活性化。
後藤:最初のポストは決めなきゃ。
三平:トップ下で攻撃のタクトを振るうが、FWとしての怖さは半減。もう少し傲慢な三平がみたい。
伊佐:好調を維持。終盤あれだけ走れて好調ならば使わない手はない。

シキーニョ:交代して入って仕掛けたシーンはなし。
前田:役割をまっとう
姫野:役割をまっとう

【レノファ山口さん達】:
※初めてのアウェイの地でしたが、ボランティアの方々、サポーターの方々の暖かいおもてなしを凄く感じました。また行きたいアウェイのひとつになりました。心から感謝します。
※選手としてはラモスさんが流石でした。いつ「キモチノモンダイダヨ!」と言い出すかと(それは違うラモス)。あとは小塚さんが良い選手でしたなぁ。
※スタグルは微妙。ふぐの唐揚げはご当地感があってよかったですが、もう少し種類と客捌きの向上を期待します。ただビールは高かったけど美味かったです。
※ひそかにユニがかっこよい。なんて言うのか判らないけど兜の金色の角部分がユニフォームに散らばっていてとてもかっこよかった。
萩市長話長すぎ。(キックオフがずれると罰金ものなんだから)
※レノファサポの声結構でかい。
※スタジアムの案内で帰りの電車の時刻が表示されていたけど、電車じゃないよねぇ...(´・ω・`)
※山口では来年どうやら明治維新後150年を記念して「維新胎動の地・山口県」を押している模様。歴史あることは良いこと。我々も100年に渡ってトリニータを応援し、大分の歴史にしたい。そしてその歴史を誇ろう。

※この日の入場者数6,867人。多分1/3はトリサポだったんじゃなかろうか。
多分、ゴール裏でチケット1000枚、バクスタもメインも半分近く青く染まってた

※レノファサポさんの多くが「あれ?大分の守備陣、ちょろくね?」と思われた事と思いますが、それ以上にレノファ山口は失点を抑えないとこの位置から上がれないと思います。外国人DFいるのにベンチはきついすね。連携がとれてないんでしょうか?

【その他】:
※夏侯惇もしくは「みんな大好き鈴木惇」の決勝ゴールは鳥肌もんだった。ツイッターでリツイートされてたレノファサポさんのお写真のリンク許可が戴けたので掲載。2枚目が特にエグイ。

 

 れのんさんありがとうございました。
※現地にいないと判らないだろうけど、ほんと湿度が高くコンディション的には難しい試合だったと思う。
※守備陣の軽さは少し気になる。バックアップメンバーにいまの守備陣の座を脅かす程の覇気が欲しい。
※岸田兄ことカバオ兄が、ゴール前でトリニータクオリティを発揮してくれなかったら試合の結果は判らなかった。流石のトリニータユースクオリティ。
※サポーター的には逆転大勝利で浮かれまくってましたが、選手はそれほど喜びを見せていなかったように感じた。よっぽどこの前の横浜戦の方が嬉しそうだった。
 きっとこの試合でも問題点や課題を感じたんだろうし、そういうチームに安堵していている。
※この日の副審が「日高晴樹」。前俊にアッチョンブリケ喰らわされた日高晴樹。主審から副審に降格された模様の日高晴樹。多分バクスタ側の副審だったと思うが、主審の時のようなカード乱発もなく(当たり前)、ジャッジも概ね間違いはなかった。また主審で成長したジャッジを見せてほしいと思ってます。
※いつもはカメラで画像撮ってるけど、この日の試合後ゴール裏ラインダンスは動画で収録。
 youtubeにあげましたのでごらんいただければ。変な踊りからシキちゃん・高木の華麗な回転まできっちり納めました。


 試合後は同宿だったsadaちゃんと散財。大人な散財。肉の脂がしみたエリンギが異常に美味しゅうございました。
ふぐの唐揚げ

ふぐ皮ポン酢

たこのカルパッチョ

石焼サーロイン

〆の高菜パスタ


 翌日また温泉に入った後、宿近くにあった中原中也記念館を訪問。管理人は文学青年だったのだよ(SFと推理小説しか読まないけど)。
 来週のホームは残念なことにDAZN観戦。最下位相手とはいえ決して楽な試合にはならない気がするのでホームの皆さん後押しよろしゅう!
中原中也記念館

中也ガチャで出てきた歌の文字


【おまけ画像】:
最年少リズム隊のドラムが新調されてた。
この子、試合終了後はペットボトル集めて歩く偉い子なのよ

好みが特殊な方向け画像

ゴール裏ぎっちり

アウェイでビッグフラッグ3つって...(´・ω・`)

綺麗な空

旗って良いよねぇ

コールにきっちり答える律儀な夏侯惇



大分トリニータ2017 6790474512303294640

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けいた、かわいいよ、けいた

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