トリサポの一番長い日 その3
http://lovetrinita.blogspot.com/2008/11/blog-post_12.html
えーと、いつの間にか日本に帰り着いております。 いい加減ナビスコ決勝から日もたってしまい、全然旬な話題じゃないですね。もう少し早く更新したかったのですが、中国滞在後半からどうも中国では更新できない現象が発生しておりまして.....。今回とあと1回程でもういい加減打ち切りにしないとなぁ......。
前記事の続き さぁ試合開始。大分のスタメンは以下の通り 高松 ウェズレイ 夢生 藤田 高橋 ホベルト エジミウソン 大海 森重 深谷 下川 ナビスコ準決勝で痛恨のイエローを貰った慎吾が決勝には出れない。代役は大分の誇る万能スペアこと藤田。藤田はDFラインに入ると多少の怖さがあるが(ヴィッセル戦は大久保のヘディングを避けちゃったし)、サイドならば大丈夫と.....信じたい(例え主戦の右サイドじゃなく左サイドだったとしても)。ここは家長待望説やこばりょう待望説等トリサポでも意見の分かれる所だけれど、シャムスカは藤田を選択した。 そして最近定着しかかっていたデカモリシの位置にモサ松こと我らが主将・高松が決勝になんとか間に合い戻ってきた。頼むで高松。 エスパルスは攻撃的に市川を入れてくると嫌だと思っていたが市川はベンチスタートでホッとする.....が、いやいやまだまだ相性の悪い枝村や伊藤輝がいるから安心はできない。エスパルスは4-4-2、トリニータは3-5-2で試合は始まった。 リーグではここ何試合か非常に好調な清水エスパルスに対し、ここ4試合では1勝3敗、1得点5失点(しかも得点は慎吾のFKのみ)のトリニータ。素人でしかない僕の予想としては攻めるエスパルス、耐えるトリニータ、な試合になると思っていた。 ところが思ったよりもエスパルスがリズムに乗れない。動きが硬いというか思うようにボールが動かない感じ。しょうがなくロングボールを主体にトリニータを攻めるが守備意識の強いトリニータのブロックは崩せない。 対するトリニータは思った以上にノビノビやっているように見えた。スカパーの中継で観るアウェイのトリニータではなく、いつもの九石ドームでやっている見慣れたトリニータに重なる。いやいつも以上に全員に気合が入っているようにも見えた。エスパルスがリズムをつかめないのはトリニータ中盤より下のボールに対する寄せとかプレッシャーがとても有効だったせいもある。 前半はコーナーからのこぼれ球をホベルトが蹴り込むもポストに弾かれてしまうシーンをはじめ何度か好機を作るも無得点。エスパルスも何度か惜しいチャンスもあったので前半は五分五分だったようにも思えるが、前半が0-0で終わった時、僕は漠然と「あぁこりゃ90分での負けはないなぁ」と妙に手応えを感じていた。 後半開始。 立ち上がり少しエスパルスの流れが続く。が集中の切れないトリニータDF陣が尽く弾き、跳ね返し、潰していく。 こうなると試合は我慢比べかと思いだした後半23分。 高橋-エジミウソンとボールが繋がり、右サイドへ展開した夢生へ。夢生はしっかりゴール前を確認しクロスを入れる。緩やかな軌跡を描いたボールはファーに流れた高松へ。この時真剣にボールを注視していたのでいまだに眼に焼きついているのだが、高松は一旦GKとゴールを確認しゴール左隅をキチンと狙ってヘディングでボールを叩きつけた。ゴール裏から一瞬エスパルスGK山本がボールをかき出したかにも見えたが、ゴールの中で1回2回とバウンドするボールを確認した瞬間、もの凄い咆哮がゴール裏を包んだ。皆ハイタッチを繰り返しまた雄叫びをあげた。トリニータ先制!1-0!! 戻ってきたトリニータの大黒柱の得点で盛り上がるトリニータの選手達を眺めながら「よっしゃぁーっ!こっから守り倒したれ!」と叫んでしまう。同じようにスタンドのあちこちからも「しっかり守れ!」の声が聞こえる。決勝で勝てるかもと思うと硬くなりそうなものなのだがトリニータの選手は更に集中を高め、より一所懸命に走り出しだしようにも見えた。 ここから試合は動き出す。 後半26分。エスパルスは児玉と山本真希をおろし、市川とマルコス・パウロを同時投入。マルコス・パウロでリズムが変わり、市川でサイドが活性化。サイドからのセンタリングが上がるようになってきたがトリニータDFはしっかりと跳ね返す。 後半37分。トリニータは高松→デカモリシ、エスパルスは枝村→矢島。 あともう少し頑張れ!と祈り始めていた後半44分。相手のスローインを奪い返し(っちゅうより高木のスローインがあまりにも酷すぎた)ボールは夢生へ。夢生からのスルーパスはウェズレイへ。戻りきれないDFを振り切りGKとの1対1を冷静にゴールへ流し込む。完全に試合を決める1発に再び咆哮渦巻くトリニータゴール裏。沸き返るドサクサに紛れコバヒロwがこそーっと夢生と交代。 もう残り1分もない状況でトリニータは最後の交代枠を使う。2chで酉長(とりおさ)と呼ばれる哲平を藤田に変えて投入。あんまりにも交代を審判が認めず、哲平の老後の良い思い出作りを潰す気かと怒り心頭になる。やっと交代を認められ「あぁあ哲平良かったなぁ」と、なんかホノボノしている隙に試合が終了。勝利の雄叫びに乗り遅れたのは内緒の方向で。 試合開始前ですらあんなに緩んでいた涙腺はダム決壊のように.......と思いきや、あぁぁ義兄ちゃんを見るんじゃなかった。僕よりも5つ上でそろそろ50代にさしかかろうかという大人がダダ泣きしているを見て思わず笑ってしまった.....orz....義兄ちゃんのお陰で感動の波に乗り遅れ、置き去りにされてしまった。 つづく