トリサポの一番長い日 その2
http://lovetrinita.blogspot.com/2008/11/blog-post_04.html
まずいつものつまらない文章を書く前に.....大分トリニータに関わる全ての人々に感謝を、よき対戦相手であった清水エスパルスに関わる全てに人に敬意を。
えーと....中国のセブンイレブンで何気に買った烏龍茶が『低糖』だったのが少しショックだった管理人こと鳥脳です.....だって砂糖入り烏龍茶なんて.....良く確認して買えば良かった....orz
さてぼちぼちと夢のお菓子杯決勝をめぐる記事を書いていこうかと....。
本来ならナビスコ決勝に関しては大分から北九州空港経由で国立競技場を目指すはずであった。お仕事の都合で2週間前から東京滞在(しかも国立まで地下鉄1本わずか20分の月島)となり、いつもの観戦メンバーとは別行動で国立で集結というプランに変更した。大分からの移動メンバーはどうしても国立には11時を過ぎないと着けない算段だったから、何とか僕が国立に先に入り良い席を確保するというタスクを担当することになったわけだ。 決勝前夜....早めの就寝をと考えていた頃、いつもの観戦メンバーのおっちゃんから携帯にワン切りが入った。何かあったのかとこちらからかけてみると.... 「あぁ○くん(←僕のこと)、なんかなぁ眠れんのや(笑)」 ほんともう遠足前の小学生かと突っ込みを入れたくなるこのおっちゃん、すでに50を過ぎた紛う事なき立派な大人なんだけどなぁ。トリニータがまだトリニティだった頃市営陸上競技場で数少ない旗をふっていたこともあるからまぁ決勝にかける思いも半端じゃなかろうなぁ。「道中気をつけて」と声をかけ電話をきる。 そしてついに夢のお菓子杯決勝の朝を迎えたのであった。 ははは....おっちゃんの事を笑えん。僕もなかなか寝付けなかったのに朝5時にはぱっちり眼が覚めてしまった。 もういろいろと準備(国立はスタ飯が貧弱なのでがっちり朝から食事をとったり)も終わり、待ちきれなくなって8時前には家を出た。目指すは国立!レプリカにタオマフに身を包み地下鉄大江戸線に乗り込む。途中大門でスースケースを持ったカップルがちらちらとこっちを盗み見る。ほうほうトリサポは珍しいですか、とツーンとしているとこのカップル何か話しかけてくる。 「僕たちも観にいくんですが、ホームって千駄ヶ谷側でいいんですか?」 なんだトリサポかぁ、話を良く聞くと一旦ホテルに荷物を預けてから行くらしい。トリサポならばとむっちゃ愛想良く丁寧に答えてあげた。国立競技場手前の駅で降りるカップルと「今日は頑張りましょう」と声を交わし別れる。 AM8:20...国立競技場に到着。なんともはや既に多くのトリサポが列を作っている。同じようにレプリカや青Tシャツに身を包みいやはやなんとも楽しそうにしている。いやいや決勝を前にして悲壮な顔付きの人なんか一人もいない。皆が本当に楽しそうに、そして夢一杯、嬉しさ一杯って感じで....見ているこっちも嬉しさが伝染してくるような雰囲気だった。 それにしても若者よりもおっちゃんおばちゃんが多い。なんか家族連れも目立つ。たまたま前に並んでいたご家族と言葉を交わした際「今日移動ですか?」と尋ねると昨日移動したとのこと。どうみても義務教育の娘さん2人いるんですが.....「あのぉ学校のほうは?」と再度問うと「はは休ませちゃった。勉強よりもこっちが大事だよぉ(笑)」と豪快に話されていた。まぁそれはそれでどうかと思うぞ(教育は大事だと思う)。 開門まで時間は雑誌Numberの最新刊、シャムスカの記事なんぞを読みながら時間を潰す。あんまりにも暇なので、国立に行きたくても行けなかった会社の同僚に嫌がらせのメールを送る。 千駄ヶ谷門に並んで座っているとスタジアムの中から風にのってジョン・カビラのリハーサル音声が聞こえてくる。ホーム側の巨大ビジョンの上ではためくトリニータの旗を眺めているとなんかちょっと涙腺がウルウルしてきた。 続いて清水エスパルスを担当するDJさんらしき声も、そして我らがTOM・Gの声も聞こえてくる。選手紹介のリハーサルだと思うのだが、よくよく聞いていると....ほほぅやはり今日はモサ松こと高松が先発なんだな。 開門を待つ間、いつもゴール裏で頑張っているらしきメンバーさんたちが手製の青フラッグの貸し出しやコール集のコピーを配付している。いろいろと頭が下がりますなぁ。コール集を貰う(トリニータ初ゴール裏のFC東京サポさん達用)時に「ご苦労様」と声をかける。 AM10:30。やっと開門。左の方の列から徐々にスタジアムの中へ。僕は3列目の真ん中くらいだったので少し待ってから入場。入場時まだ入れない横の列に先程地下鉄であったカップルが僕を発見「先程はありがとうございました」と声をかけてくれる。たかだか2時間程の再会なんだけど、なんか友人みたいで嬉しくなる。 入場時。ナビスコカップ記念グッズを貰う。「2008FINAL」を記されたピンバッチ。結構立派に作られている決勝パンフレット(?)。そしてナビスココーンチップ(オリジナルサルサ入り)。.....ナビスコって企業は賞金やこういったグッズとかの大会費用としてどれくらい支払っているんだろう。うーんこんな楽しい思いを味合わせてくれるナビスコには当分足を向けて眠れんなぁ。しばらくお菓子はナビスコしか買いません>ナビスコさん。 ゴール裏斜め後方メインスタンド側の席を確保。席を確保の上、九石ドームで買えなかったタオマフ購入の為売店へひた走る。無事購入、ほっと一息なので黄色いシュワシュワを購入し乾いた喉を潤す。どんどんとゴール裏が青く染まっていくが清水側はもっと早くオレンジに染まっていく....ちっ(・д・)チッ、畜生トリニータは同じ移動でも時間と金がかかってんだよと毒付く。 毒付きついでにニコチン補給に喫煙場所に行く。ばったり取引先の人なんかと遭遇、とりあえず挨拶を交わす。そういえばこのおっちゃんもサッカー好きやったなぁ。仕事の話をするよりもサッカー談義するほうが多かったしな。会社の同僚もはけーん。会社の同僚は現在三重の四日市で仕事をしているはずなのに(笑)。 あっそうそうニコチン中毒が書くことではないかもしれんが、国立競技場はもうちょっと分煙を検討したほうが....あの状況では煙を嫌いな人達に迷惑じゃなかろうか。 AM11:30。大分からのメンバーが到着。速攻で義兄が僕と同じように売店へ行くも既にタオマフとかナビスコ記念グッズは総売り切れ....義兄や前述のおいちゃんの奥さんも国立へこれなかったトリサポ(うちのねーちゃんなんか)へのお土産は買えずじまい。もうちと物販の偉い人は販売数を考えた方が良いのでは。品切れは機会損失だと思うぞ。 ピッチでは少年少女が清水側と大分側に分かれ、ドリブルリレーとかPK対決とか行っている。両チームのマスコットが盛上げ役として登場......マスコット界の大御所パルちゃんの動きがはじけすぎ。我がニータンは可動域で若干不利ながらも頑張ってPK対決に挑戦。余裕を見せたというか、ちゃんと大人で空気を読んでくれ、お互い引き分けであった。うーんパルちゃん凄いな。うちのニータンの100倍速く動けそう。まぁニータンは可愛さでは圧倒的だったよ。ニータンフリークのFC東京サポの某Mさんは応援の為のトリニータ・タオマフを購入に行き、可愛いニータンの姿を見逃したのは内緒の方向で。 試合前の練習でエスパルスの選手に遅れトリニータの選手達がピッチに登場する。いつものホームの試合のようにサインボールをスタンドへ投げ入れる選手達。蹴り上げたり、投げ入れたりしている選手のボールが流されるのをみて初めて国立競技場の風が結構強いことを認識。選手のコールをしながら「下さん、今日は足技あんまりみせんといてぇ!」とか「大輔ぇぇぇぇ!ちゃんと仕掛けろよぉぉ!!」とか「エジぃぃぃ!お前の好きなタカマチューが帰ってきたぞぉぉ。最愛の人に雄姿を見せろよぉぉ」とか必死に念を送る中年トリサポ(笑)であった。 選手の練習も終わり、いよいよ試合が始まる前、ゴール裏の住人達がコレオ用のカラーボードを配る。このカラーボードもゴール裏の住人達がナビスコ杯決勝記念Tシャツを販売して購入したらしい。本当に頭が下がる思い。 ホーム側の巨大ビジョンに選手紹介が流れる。エスパルスさんの奴も何気にかっこよい。DJさんの声質も良い。選手紹介時にサポーターが「Ole」と声を出すのと最後の「清水エスパルス」と声を合わすのがまたかっこよかった。 さぁさて大分の番。センスのないフロントのことだからトンでない奴作るんじゃなかろうかと心配していたが杞憂に終わりほっとする。文句のつけようのないかっこよさでした。 '「誇りを胸に 歴史を刻みにやってきた 共に歩んできた、光と影 つかみとった一つ目の栄光 共に戦う まずは-------1冠 (こっからTOM.GのDJが始まる) 大分には夢がる愛がある魂がある 九州の誇り大分トリニータStartingLineup」' 相変わらず上手なTOM.Gの選手紹介のしめはいつもの 「そして監督は.....シャムス ッカッ!」 あぁこのタメがタマンナイ。ここでも少しウルウルとしたのは内緒の方向で。しかしこんなところでウルウルしていたら、最後はどうなんだと不安になったのも正直な感想。 そして選手入場時のコレオ。 トリニータ側はチームカラーの青・黄色。こればっかりは自分らが掲げている為、出来の程は判らんかったが、後で映像を見たときには結構キレイだったなぁ。清水も中央にナビスコ杯をオレンジのフラッグで表現しており、トリニータ側から見ると光線の具合とマッチし物凄くきれいだった。ニュースでみた映像ではカップ模様が判別しにくく残念だったと思う。いや本当に試合中のコールもそうだったし、多彩なコールを駆使するエスパルスのサポーターは流石に古豪と表現したくなるくらい凄かったと正直感じた。 あぁやっぱり物凄く前置きが長くなってしまった.....orz。 この日眼を覚ましてから8時間と30分。やっと待ちに待った試合が始まるのだ。 この国立競技場でナビスコ杯のファイナリストとしてトリニータの90分がやっと始まるのだ。 つづく