サッカー漫画について変化球を投げてみる【雑記】
まぁ人生長い事生きていると、色んな漫画を読んできたわけです。僕の親の世代ではなく、僕ら前後の世代から日本の漫画文化って花開いたというか「カンブリア爆発」的にその作品性が広がった時代だと思う。
という事で、普段はトリニータについて適当な事を毎試合書いている僕だけれど、サッカー漫画についてちょっと好きなものを書き連ねたい。しかも、王道というよりも変化球というか投げ方の違う奴を中心に....。
まず『シャンペン・シャワー』
かわみなみさんが、白泉社の「LaLa」で1983年から1986年まで連載していた少女漫画。まだ国内ではJリーグも始まっていなかった当時、多分、多くの男性陣はこの作品を知らないと思う。たまたま当時結婚してた相手がこの作品のコミックスを持っていて僕は知る事ができた。
ストーリーは
南米の国・エスペランサのサッカーリーグに所属するFCヴィトーリオは、新戦力としてジャングルの奥地からアドルを連れてくる。それまで成績不振で下位に低迷していたFCヴィトーリオは新人のアドル、ゲームメーカーのディッコ、変人ジョゼの実力がかみ合い快進撃を続けるが...
というもので、試合中も「秘技」なるとんでも技だったり、変人ジョゼだったり、BL的な要素も加味された...まぁサッカーに興味のない人にも読んでもらえる工夫が随所に組み込まれてる。しかし、サッカーを知らない素人が描いたトンデモサッカーではなく、DFのクリアのヘディングの描写なんかは、ちゃんとサッカーを知っている人が描いてるんだろうと思わせるものがあった。
個人的にはとても好きな作品である。
次!『ぺろり!スタグル旅』
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サッカーサポにはお馴染み能田達規さんによるサッカーグルメ漫画。「ぐるなび」のみんなのごはん(ちなみに管理人はみんなのごはんでサッカー関係者がインタビューを受けて最後にぐるめを紹介する記事も大好き)で掲載されていたもので、サッカーサポ(多分モデルはお犬様サポ)がアウェイに遠征にいってスタグルを食すというサッカー漫画。
スタグルだけじゃなく、個サポ目線だったりいろいろと感じる部分が多い漫画。コミックスでも発売されている。今年から新コンビによる連載も始まっている(今度のコンビはFC東京サポがモデルと思う)。
能田先生は、愛媛FCのミカンマスコット、オ~レくん、たま媛ちゃん、伊予柑太のデザインも手掛けているし、他にもサッカー界を描いた漫画を沢山執筆している。サッカーとお金にスポットをあてた『マネーフットボール』や、地方チームの奮闘を描いた『ORANGE』、代理人にスポットをあてた『となりの代理人』女子サッカーの『レディース!』他、沢山のサッカーという競技だけではなく、サッカー界を全体な漫画を沢山描いている方。
とくに『ぺろり!スタグル旅』の遠征スタイルは納得のいく遠征スタイルな事が多くとても好きな作品の一つである。
最後!『さよなら私のクラマー』
高校の女子サッカーの世界を描いたサッカー漫画。月刊マガジンに連載されていたけど、中途半端に終わってしまった名作。こりゃここから更に面白くなる期待感が唐突に終了した感じ。個人的には越前佐和がシークエンスが好き。