なんか心が折れた夜【J2第21節:vsアルビレックス新潟】
もうね、何というか試合終了のホイッスルを聞いた瞬間に、何かが終わった気がしたのは僕だけじゃないと思う。
トリニータはこの21節を終えて2022シーズンの半分が終了。
7勝7分7敗の勝ち点28で10位。勝ち点84を目指すチームであるならば、半分消化した時点で勝点42であるべきで、その差14。この日トリニータを下したアルビレックス新潟さんが首位で勝点42。この差を追いつくには並大抵の後半戦でなければ、18勝2分け1敗ぐらいならば優勝できる気もするが、7勝7分7敗のチームがそうそう簡単にそうなれるもんではない。
いろんな不幸は重なったとは思う。昨シーズンのスケジュールが終盤まで続いたこと、コロナで出遅れ、過密日程を招いてしまったこと、その影響もあってか怪我人が続出していること。層が厚かった筈のチームは、2種登録の子も活用しないと日程を消化しきれない。
達成不能の目標を掲げ、精神論で突っ走るのは愚かな事なので、大分FCとして、大分トリニータとして今後、どうあるべきか、どうならなければならないのか。そして、どうチームとして戦っていくのかを明確に打ち出す必要があるのではないかと思っている。そして最悪、昇格できずに来シーズンを闘うことも念頭に置いたプランを打ち出す必要があると思っている。今年のような編成が行えずに2023シーズンを迎える事も。
こういう事態の中で、大分FCはクラウドファンディングを今年も打ち出した。
【お知らせ】クラウドファンディング第4弾実施決定!! ~ALL Blue Project-minnade challenge- #ミンチャレ~(トリニータ公式)
資金使途は「・クラブ運営費及びチーム強化費」。お知らせの冒頭でチームは「J1復帰へ向けての正念場となるこの夏。大分トリニータに関わる全員が同じゴールに向かって一致団結し、次の飛躍につなげたい。」と言ってる。チームの気持ちも判るよ。コロナの影響で運営は大変でしょう。昨年のクラウドファンディングで想定以上に上手くいって、今年もやりたい気持ちも判る。しかし、あまりにも簡単にチームが考えているんじゃないかとも思う。そら僕も、大分にトリニータというチームがあり、誇りに思うし、そのチームが苦境に陥ってるなら、クラウドファンディングするというなら、応援するのはやぶさかではない。僕ができる範囲で応援したいとは思ってる。が、その前に「これこれこうだから応援して欲しい」とか「これこれこんなことを試してみてるけどうまくいかないので応援して欲しい」とか説明があるもんじゃないのかと、ちょっと腹を立てている。
まぁなんやかんや言っても、トリニータを応援する姿勢は変わらないし、終わったと思うけど諦めてはいないし....
ちょっと現在の複雑な気持ちが長くなってしまったので、後は短く。
【アルビレックス新潟さん達】:
※そらこの日勝って、前半戦首位にたって気持ちが高揚するのも判りますが、最後のゴール裏挨拶であんだけ声出しちゃ駄目だと思う。
※本間至恩選手・高木善朗選手はとても良い選手だったと思う。
※くそー、そっちのホームでリベンジしてやる。
【トリニータ選手たち】:
高木:新仕様のボールにまだフィットしていないのか精度低め。
三竿:効果的な攻め上がりがあったかと言われるとなぁ。
ペレイラ:最初の失点に絡む。外国人選手として補強されているからには、それなりの結果を出さないと。
上夷:頑張ってが、うちの3バックの両側もも少しガンガンとだな....。
弓場:あんまり真ん中を両チームが使わなかったせいもあるけど目立たず。
羽田:悪くはなかったとは思うが、一度シュートを。トリテンインタビューを読むとメンタルやられてたっぽい。
藤本:思うようにはプレーさせてもらえず。サイドよりもウィング的に使いたい。
健太:足の速さは鍛えてどうこうなるもんではないのでそこを活かしたい。
新太:古巣相手に気負っているのは伝わった。
野村:違いを産むのに苦労した。
呉屋ん:スランプ重症。がこのシステムのこの位置に使う選手ではなく。チームがどう呉屋を活かしたいのかが不明。
長沢:持てる武器を活かす。
レイチェル:本位置でないのにきちんと成果を残す。足を引きずった瞬間ドキッとしたよ。
司:推進剤とはならなかった。
下田:スタメン落ちに納得できるくらいの出来。もっと違いを生み出せる選手の筈。
【その他】:
※「これは調子に乗れるかも!」と思った次節にずっこけるのは、最早トリニータの仕様なのだと思う。
※アルビレックスさんにボールを渡したくなく前線からの猛チェイス。上手くいった面もあるが空いてしまうスペースもあった。ちゃんと1週間の準備があり、落とし込めたのがこれだけかと思うとちょっと悲しい。
※この日ベンチにも入っていないって事はサムエルも怪我だろうなぁ。やっとこさフィットしてきたとこだったのに。
※両チームとも、選手に気合が入った良いゲームだったとは思う。審判がカード出しすぎで試合をコントロールできなかったのは残念。
※この日は圧倒的ニータンさんが大挙して応援。仕掛け人を知っているが、こういったサポータ発の試みも必要。総勢24~5亀の圧倒的軍団は総額120万円以上のドリームチーム。あの圧倒的さんは子供料金のチケットがそれぞれ必要で、それも親御さんが負担しているトリサポって馬鹿ばかり(誉め言葉)。できれば圧倒的さんの前列1列を空席にして、圧倒的さんを目立つ列にしたかった。
※呉屋を活かすならツートップだとは思う。思うが選手の層が。
※トリニータは守備が良かった時期も多く、サポはその時代を知っているからこうも簡単に点が奪われるのに納得がいかない。でもまぁ、大分の3バックでの堅守って、サイドやボランチを含め連動してでの事なので、この日の面子を考えるに少し納得。3バックだけで守れるもんじゃない。
【選手投票】:
大分のバンディエラレイチェルが納得の受賞。僅差で長沢。
【おまけ写真】: