サムエル無双【J2第20節:vs町田ゼルビア】
「最近ホームで勝ててないなぁ」
『♪フィウィゴー、カモン。フィウィゴー、カモン。
♪連動は大事~、板東は英二~。
♪ララララ、ララララ、ララララ~油~。
♪いきなり出てきて御免~。もう、まことにすいまめ~ん』
「なんだこいつっ!?」
『ラップでトリニータしよ~よ』
「ラップでトリニータ?
怪我人続出でそんな場合じゃねえよ」
『♪サムエル~、伊佐~、ザビエル、瑠異沙』
「なにそれっ!?」『♪DFは大事だよ、今日はどう守る?セイッ!』
「俺っ!?いつもの三竿とかペレイラとか」
『♪何枚~?』
「3バック」
『♪オーケー。3バック、北京ダック』
「なにこれっ!」
『♪3バック~、北京ダック~、上夷、オービス』
「どうゆうこと?」
『♪松本 怜、地縛霊。セイッ!』
「『セイッ!』じゃないよっ!なんだこの歌っ!?」
生ジョイマンに満足しました。
「デルピエロ、ラリルレロ」等、ドームの屋根が締まっていたせいか音が反響して聞きづらい部分もありましたが、前席に座る妙齢のご婦人方に大うけだったのが印象的。ジョイマンの需要ってあるんだなぁ。
さて先週末は、ホームで町田ゼルビア戦。昇格プレーオフ圏にいる上位チームなので、苦戦を覚悟しましたが、結果として3-1で圧勝。
トリニータの布陣は以下の通り。
サムエルの1トップにノムと新太のシャドー。ワイドに藤本と健太。ダブルボランチに弓場と羽田。3バックは左から三竿、ペレイラ、上夷。GKに高木。
ベンチスタートは、西川、下田、保田くん、司、レイチェル、長沢、宇津元。
対する町田ゼルビアさん、GKのスタメンにポープ、3バックの左に岡野洵。んで監督はポポヴィッチ。元大分盛りだくさん。
キックオフ
基本ミラーゲームとなった試合は、局面でトリニータが上回り、ペースを握る。鄭大世に集めたい町田さんだが、ボールの奪い所に迷っている感じ。ノムと新太が色んな所でかき回している。
前半11分。ノムがキープしたボールを間合いで反転。華麗にスルーを藤本へ送る。抜け出した藤本が上げたセンタリングも見事だったが、それを叩きつけたサムエルも見事。トリニータあっという間の先制。
今シーズンの戦いぶりを振り返ると追加点を取らないと安心できないトリニータ。この日はそんな心配もなく前半24分待望の追加点。三竿の縦パスに抜け出したノムのセンタリングは相手DFに当たってしまうも、落下点にいち早く走りこんだ新太がヘディング。
ここで岡洵が懲罰的交替。それでもトリニータの勢いは止まらず、もう前半はイケイケ状態。何度か惜しいチャンスがありつつもこのまま危険なスコア2-0で終了かと思いきや、前半45分、高木からサムエルを狙ったボールはサムエルにかすったくらいで前方に。爆速で追いかける姿に浪漫があふれ出して止まらない健太がボールを納めると、いったんサポートにきたノムへボールを戻すと、ノムは躊躇なくセンタリング。これを難しい態勢ながらも体幹の強さを見せつけるサムエルがヘディングで豪快にネットを揺らす。トリニータ更に追加点で3-0。
後半開始。
町田さんはフォーメーションを4バックに替えてきた模様。この変更により町田さんも勢いを取り戻し好機を作り出すが、トリニータの守備陣も身体を張り得点を奪わせず。
後半63分:サムエル→長沢
後半68分。ロングスローのこぼれ球を町田ゼルビアの奥山さんが豪快ゴラッソ。ありゃ止められん。
後半74分:ノム→司
後半74分:藤本→レイチェル
司とレイチェルの投入により、町田さんの勢いを削いだ。
司の惜しいFKなんかもありつつ
後半84分:弓場→保田
後半84分:新太→下田
保田くんをリーグ戦で使う余裕もみせつつ試合は終了。
【町田ゼルビアさん達】:
※ポポヴィッチがカレー券収集。あれ何枚目?あいかわらず血の気が多い。
※岡洵の懲罰的交替。あれで一気に町田ゼルビアの可能性が低くなったと思うんだけどなぁ。確かに裏は取られたけど、逆サイドのCBの深津さんの方が深刻だったと思うんだけどなぁ。前半で1枚変えた事により深津さんも入れ替えれなかった訳だから。
※ポープと岡洵が試合後ゴール裏に挨拶に。ポープは相変わらずの仏頂面。
【トリニータ選手たち】:
高木:あの失点はいたしかたないゴラッソだった。けど勢いを増すにはシャットアウトして欲しかった。
三竿:2点目の基点が素晴らしい。あれでこそ三竿。
ペレイラ:変なおじさんダンスに加わる。
上夷:役目を全う。このできなら安心してスタメンもいける。
弓場:若人らしい猛チェイスに爺である僕は涙が溢れ出る。
羽田:縦への意識を持つボランチ。
藤本:先制点のセンタリングが高精度。
健太:走力という浪漫をふんだんに振りまくもそこから先がなぁ。
新太:ヘディング練習した甲斐があるというもの、あそこに走りこめるのが新太。
ノム:ブラジル人2人を引き連れ変なおじさんダンス。素晴らしいコーチであるようで足の角度完璧。
サムエル:よくよく考えると21歳の若者。顔面的に清本なんかと同じで若者感が乏しいので随分と損してると思う。
長沢:復帰オメ。試合勘はまだのようで、数試合前のサムエルみたいな動きだった。
司:惜しいFKあり。リーグ戦での得点を切望。
レイチェル:ベテラン感で試合に落ち着きをもたらす。
下田:下田を交替枠で使う贅沢感。
保田:可もなく不可もなく。出場した事により経験値がぐっと増す。
【その他】:
※ブラジル人が決して孤独を感じないよう、普段から気にしていたノム。人間性素晴らしい。
※冷静に振り返ると、確かに前半はゲームを握っていたけど、後半なってからは押し込まれたし、そこまで圧倒できた試合じゃない。でも勝てた時くらい、手放しでこの勝利を噛み締めよう。
※次節は首位アルビレックス新潟戦。久しぶりにちゃんとした間隔で行える試合なので、しっかりと準備しよう。
【選手投票】:
そらもうサムエル一択でしょう。あのポープ不在のゴールに蹴りこめてればノムだった気もする。
【おまけ画像】: