絶望をつれくるのは、いつも希望【J1第15節:vsベガルタ仙台】
....orz。
正直、思ってました。
「連敗?...慌てんじゃないよ。強いとこばかりと当たってたんで、これから柏とか浦和とか湘南とか仙台とあたるんだから...そこしっかりと勝ち切れば...。」
柏に負け、湘南に負け、浦和に負け、仙台に負け。判りました、判りましたとも、もうトリニータが弱いことがよく判りました。現在降格圏にいることはそれだけ弱いチームなのです。
常々、僕はブログに書いていますが、
『絶望』を連れてくるのは、いつも『希望』
なんです。そんなもんなんです。
トリニータの布陣は以下の通り。
ワントップに長沢、也真人と新太のシャドー、左・香川に右・レイチェル、下田と羽田のボランチ、DFラインは左から三竿・エンリケ・坂、GKはポープ。ベンチスタートは高木、小出、健太(井上)、高畑、弓場、藤本、髙澤。こばゆの位置に羽田を持ってくる台所事情。しかも控えは弓場という危機的台所事情。
試合開始前まで
「あー、うっかり得点しちゃわないかなぁ...(鼻ホジホジ)」
って思ってたんですが、試合早々うっかり失点。味方同士で交錯して失ったボールからカウンターを受ける。スライディングした身体にあたり、予測していなかった、ループ気味のボールで失点。不幸ですし、アンラッキーでもありましたし、どんな名手でも、あれに反応して止めるのは難しいでしょう。そんなフランダースの犬の最終回並みに悲しい始まり。
「あぁ、この負債をまた90分かけて返済かぁ」
...と思うも、この日のトリニータはすぐに試合を振り出し戻す。必要以上に長沢を意識している仙台DFが長沢に引きつられるのを逆手に、町田がフリーとなって難しいボレーを放つ、一度はGKスウォビクさんに阻まれるも、こぼれ球を長沢が押し込んで同点。
これだけではなく前半は仙台さんを蹂躙。面白いようにコンビネーションが決まり、裏がとれるし、セカンドボールは保持できる。取れていないのは得点だけの状態で終了。
あの前半が続けば、トリニータが追加点をあげて試合に勝利間違いない状況。
しかし、ここからがサッカーの面白い所、仙台さんがちょっと立ち位置を変えて後半から対処してくると、途端にトリニータがボールを握れなくなる。しかも現在のトリニータが、その対策に対処して盛り返す力がないときているからたちが悪い。
そんなこんなで後半が進むと、香川が不用意に飛び出した裏をとられセンタリング。競る筈の坂も対処が中途半端になったところを、勢いのある大卒ルーキーに抜群の飛び込みでヘディングを許し失点。そして敗戦。
お互いミスもあったし、正直19位と17位の対戦であるとは思ったけど、19位チームは17位にステップアップ、我がチームは18位に後退という結果に。
【ベガルタ仙台さん達】:
※イメージ的には「島雄、待てシマオ・マテ三遊亭小平さん」のチームな印象だったけど、知らない間に、中盤のバイキングとかWWEのレスラーみたいな人が頑張ってるチームになってた。
※仙台DFの方は、ダボハゼのように長沢にくいついてた。
※歴史的にみれば、トリニータファミリーでもある手倉森さんに凄さというか名将感を感じないんだけど、上手い事やられてしまった。
【トリニータ選手たち】:
ポープ:1失点目は不幸だけど、2失点目は反応して欲しかった。
三竿:前半は順調にみえたが、後半は輝けず。
エンリケ:何気にトリニータのCB真ん中みたいなプレーができていた。坂と比較し、トラップ時にボールが弾まないので見ていて安心感がある。
坂:よう上がっていたとは思うが、必殺なパスはあまりみれず。2失点目は相手も素晴らしかったが、最低限競り合いたかった。
下田:素晴らしかったが、ミスもあった。そろそろ勤続疲労が心配。
羽田:相変わらずポジショニングの部分は最高。ミスのリカバリーに難あり。
香川:前半躍動、後半失速。2失点目は食いついて失敗。
レイチェル:前半は也真人とサイドを蹂躙。そろそろ年一ゴールを確認したい。
新太:ヤングセンターで公演する旅一座の座長っぽい。そろそろ目に見える結果が欲しい。
也真人:良くも悪くも現在のトリニータの中心。あの同点弾ボレーをふかさないのは見事。
長沢:トリニータのサッカーに長沢の持ち味を上手い事融合させてる。
藤本:行こうとする気概はみえたが結果はついてこず。
小出:見せ場少なく。
健太(井上):なんとかしようとするが、まだ使われる選手で、見方を使う選手ではない。
髙澤:惜しいシーンもあったが、もっとガンガン行って欲しい。
【その他】:
※試合終了後、酔っ払って寝てしまい、その後は一切のSNS、スポーツニュースを絶ち、全てを忘れて、普通の日曜日を過ごそうと思うも、滲み出てくる口惜しさにメンタルをやられる管理人。
さて今週のミッドウィークには5連戦の4戦目vs横浜Fマリノスさんと。
相手のやってくることがはっきりしているチームなんで、やりやすい方だと思ってる(上回れるとはいっていない)が、時間がない中「落とし込める」かが不安。また、智輝とかオナイウとかマツケンとかにアフターサービスしてしまうんじゃないかと更に不安。