(最近言い続けている気がするが)勿体無い【J1第9節:vs名古屋グランパス】
もったいない(勿体無い)とは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している、日本語の単語である。
「物体(もったい)」とは、元来は仏教用語である。また、「勿体無い」は、もともと「不都合である」、「かたじけない」などの意味で使用されていた。現在では、それらから転じて、一般的に「物の価値を十分に生かしきれておらず無駄になっている」状態やそのような状態にしてしまう行為を、戒める意味で使用される。
いきなりwikipediaの引用から始まるブログ『生温かい眼』の管理人こと鳥脳です。だいたいにおいて日本語の語源って仏教用語か博打用語な気がしてます。
さて先週末はホームで名古屋グランパス戦。結果は0-3でコテンパンにやられたような感じですが、内容は勿体無いなお気持ちが管理人の心の中を埋めています。ちなみにコテンパンの語源は「『こてんこてん』『こってり』にやられる様を、強調する響きで『パン』を付けたのではないかとの見解が主流のようです(はっきりしなかった)。
さてさて、試合は日曜日の15:00開始の為、いったん大分の自宅に戻ってからの移動だと時間がかかりそうなので、ドーム→福岡の移動を、お友達のはるちゃんに頼む。となるとドームへは車でいけないので、自宅にタクシーを配車し、優雅に参戦(自宅からドームまで近い)。
そっこう座席に荷物を置き、ニータンパークへ。車を運転しないので心置きなく黄色いキチガイ水を。あてはゴール裏のナオキさんの知り合いらしいブリトー屋さんでブリトーを購入。
美味しかったので、お店の名前を書こうとしたけど、ニータンパークに出店しているスタグル情報って、トリニータ公式HPから見つけれんかった。ドーム内に出店してるお店の情報はあったけど、ニータンパークに出てるのが不明。もうちょっと何が出てるか事前の情報を流した方が良いと思うぞ。
試合の開始前には「りんごちゃん」のステージ。りんごちゃんは好きでも嫌いでもなく、「は~ん...」という印象だけど、前に来た時とそんなにネタの内容が変わらんのは残念。ちなみに、今週末の柏レイソル戦は『トム・ブラウン LIVE』をやるらしい。
さてさてさて、試合の方。トリニータの布陣は以下の通り。
ワントップに髙澤、シャドーに小林成豪と町田、サイドは左・高畑、右レイチェル、ダブルボランチに下田とこばゆ兄さん、DFラインは左から三竿・坂・羽田、GKは高木。で、3バック。
ベンチスタートはポープ、香川、黒崎、刀根、健太(井上)、長谷川、伊佐。
対する名古屋グランパスさん、トリニータの血縁者といえばサブのGKである武田くらい。2014~2015の正GK。2015はJ3に堕ちた年なのであまり良い印象は残ってない。
キックオフ。
試合の入りは今シーズン過去の試合の中で最高の部類。オーガナイズされた守備を敷き、サイドからの攻撃的な姿勢をみせる。試合に出場すると、我が子のような気持ちで試合をみてしまう高畑。この日の出来はなかなか素晴らしいもの。前への推進力は福森以上なんじゃないかとさえ思う。前へ進み、サイドをえぐり、クロスを供給する。まぁアバウトなクロスだったし、名古屋さんのゴール前は結構強固なので、得点の匂いは薄かったけど、これを繰り返せば、1点くらいはとれるかもしれんと思った。
ところが前半33分。いつの間にか左サイドに居場所が変わってたマテウスさんに羽田がちぎられる(ミス)。マテウスさんのクロスを高木は反応するもボールをファンブルしてしまい(ミス)、そのこぼれ球を山崎さんに決められる。トリニータ失点。流石にミスが重なると見逃してくれない。
後半44分。それまでで何となく審判に目をつけられていた小林成豪がエリア近くでファール。マテウスが蹴ったFKは勢い鋭くゴール前の密集に放たれ、判定は坂のオウンゴールで失点。0-2。
これで前半は終了。
失点シーン以外では、それとなく守れており不本意な0-2という結果に「くそぅ...0-2は危険なスコアだと教えてやる」とツイート。
後半開始。
追いつきたいトリニータは前への圧を高める。
後半67分:羽田→黒崎
後半67分:こばゆ兄さん→長谷川
後半74分:三竿→香川
後半74分:レイチェル→健太(井上)
後半80分:小林成豪→伊佐
どれくらいからは判らなかったけど、井上とFWがツートップ気味に前線に並び、右町田、左髙澤な布陣。最後の方は、坂が右サイドバックの位置にいたように思える。
試合はそのまま終了....と書きたかったが、後半90+2分、高畑の出したパスをインターセプトされ、カウンターをくらい柿谷さんに決められる。試合終了を待たずにバクスタを去り始める観客多数。結果0-3で試合は終了。失点シーン以外は、そこまでやられた訳ではなく、我慢比べに持っていく前にミスで失点。自分の首を自分で締めるような展開だったなぁ(遠い目)。
【名古屋グランパスさん達】:
※山崎さんってガタイよく見えた。
※ボランチのヨネとか、DFの丸谷とか、そしてそれを率いるフィッカデンティ...在りし日のFC東京を思い出す。
※危険な前田直輝さんとか、相馬さんとか、危険な相手に対する準備はちゃんと落とし込みできてたのになぁ。
※まぁ、マッシモらしく、理にかなった守備を構築できている雰囲気でした、名古屋グランパスは。でもこのサッカーで川崎フロンターレより上を行けるか?には、得点能力を増さないと無理かなぁ。金崎夢生が帰ってきたらその辺が変わるのかな。
【大分トリニータ選手たち】:
高木:この日は素晴らしいフィードと、狙いすました大分の風土病「タンノ」が半々くらい。最初の失点シーンのファンブルはプレーとして難しかったかもしれんが、こぼして欲しくなかったなぁ。
三竿:高畑を追い越す動きは少なめ。守備の対応に追われたのかなぁ。
坂:長期の怪我ではなくてよかった。
羽田:どたどたと相手を躱して前へと進もうとする心意気は評価、が、上がるスピードは速くはない。
下田:充分に機能。前を向き空いてるスペースを探す。
こばゆ兄さん:いつもよりはボールタッチの回数少な目。相手にケアされてたか。
高畑:悪くなかった。前への推進力をみせた。結果としてミスもあったけど、ちっちゃい事は気にするな(ワカチコワカチコ)。
レイチェル:スピードに乗った突破よりも、右サイドを操る指揮者のような役割。惜しいシーンもあった。
小林成豪:試合の入り目で、審判に目をつけられてしまう不運。そんなに酷いプレーではなかったと思うけど。
町田:いろんな位置に積極的に顔を出す。
髙澤:後半、相手DFへ遮二無二チェイスをかける姿にスタンドから拍手が沸き起こる。スペースがあればシュートを狙ってた。その姿勢FWとして大事。
黒崎:効果的にボールを触れていたかいうと疑問。
長谷川:投入で左右に対するロングボールが見られるかと思ったが、そういうシーンはなし。昨年課題と散々書いていたミドルシュートはちゃんと抑え気味にコントロールされており可能性は感じた。
香川:投入時、バクスタからの逆サイドだったのであまり印象に残らず。
健太(井上):スピードを生かして裏を狙う姿勢は見えた。
伊佐:頑張りは伝わってきたが、結果は残らず。
【その他】:
※最後に坂を右に持ってくるくらいだったら、最初から真ん中・羽田、右・坂でも良いんじゃね...と思うが、きっと片野坂にはそれ以上の何かがあって、あの並びだったんだろうな。
※試合の入り早々はサイドを攻略できていて、アバウトながらクロスが上がっていた。こういう試合でこそ長沢の高さが活きてくる筈だと思う。アバウトでもそこそこ得点の香りを増してくれる筈。それだけにその前の神戸で痛んだのが辛い。そこまで重症じゃない事を祈っている。
※ストレスがたまる試合内容に、ゴール裏の方から試合中に野次とか不満が聞こえる。気持ちは判るけど、観戦ルールをきちんと守っていきましょう。
※まぁ前から書いている通り、ここまでの連敗は織り込み済み。現在上位に立ってるチーム(6位以内)に5連敗。結果として、下から4番目に位置する事になったけど、ここからの対戦が大事。ここからの勝ち点取りこぼしには「キィーーーーーーー!」ってなるから、勝ち点をしぶとく拾っていきたい。
がっかりな気分も、カワイコちゃん(はるちゃん)との福岡までのドライブに癒される。ありがとう!はるちゃん!!お蔭で早めに福岡について飲みに出かけられましたわ。
初っ端に勿体無いの語源を披露して、コテンパンの語源についても触れながら、この記事全体を通して『語源』推しの内容で書ききれなかったのが、本当に勿体無い…(´・ω・`)
【おまけ画像】: