理不尽?いや世界は平等じゃなくて平等だ【J1第5節:vsセレッソ大阪】
いまじゃ面影も残ってませんが、小さい頃からやせっぽちで筋力のない子供でした(今も筋力はありませんが)。運動音痴の鈍足で、運動会の徒競走が一番嫌いでした。
僕の父は九州一周駅伝で、大分県代表で出場し、区間賞を何度も取った人で、父に似てクラス代表リレーとかの花形だった姉の運動会は、会社休んでまで観に行ってたのに、僕の運動会には来たことがないくらい。
最近のどこぞの運動会では、着順が差別につながるって事で、お手々繋いで横一線でゴールするなんて話を聞いた事がありますが、この話を聞くと「はぁ?」と思ってしまいます。
一緒に走るメンバーが、見えなかったことがない(つまり最後尾から全員を確認できる位置にいる)僕ですが、そんなんされたら羞恥心で心がどろどろになってしまいます。足が遅い子がいるから、足が速い子が輝けるのですし、僕は僕が得意な事で勝負を仕掛ける為に別の場所で努力するのです。そんな勝負を仕掛けて負けるのは口惜しいので、勝てる勝負を探すのです。人間そうして、それぞれの居場所を探して落ち着くと思ってます。輝く内容は人それぞれと思っている管理人こと鳥脳です。
さて今週のミッドウィーク、我が軍は大阪でセレッソ大阪さんと対戦。宿敵ロティーナを切り、「困った時のクルピ頼み」で新監督が決まり、FWの柱を移籍させ、大久保なんぞを取ってくるというパルプンテ状態かと思ったセレッソ大阪。蓋を開けて吃驚。大久保は絶好調で開幕から続けてゴール量産中。
中2日で遠征となった我が軍の布陣は以下の通り。
ワントップに伊佐、シャドーに新太と髙澤、左・香川に右・黒崎、ボランチに下田と長谷川、DFラインは左から高畑/刀根/小出、GKに高木。先週末の日曜日からスタメン継続は高木と下田のみ。ベンチスタートはポープ、三竿、高山、小林成豪、こばゆ兄さん、レイチェル、屋敷くん。
対するセレッソ大阪さんには、トリニータユースが産んだ天才・キヨシタケシヒロシが。
キックオフ。
連戦を固定メンバーで戦うセレッソさんと、ターンオーバーで選手を入れ替えているトリニータ。まるでルヴァン杯のようなメンバーだけど、それなりに練度は上がってきているように感じる。一見、セレッソが攻めて、トリニータがあっぷあっぷしながら守っているように見えるけど、そこまでセレッソさんも攻め込んでチャンスを作っているようには見えない。WBが戻って5バックを敷くトリニータが守るべきところは集中して守っているイメージ。トリニータは耐えて、後半相手の足が止まってきたところを刺すつもりだけど、そうそう刺すチャンスもありませんって感じ。
前半は0-0で終了。
後半開始。
流れはそのまま。
後半58分:高畑→三竿
後半58分:下田→こばゆ兄さん
後半71分:黒崎→レイチェル
後半71分:伊佐→小林成豪
伊佐の位置に髙澤があがり、成豪がトップ下。このあたりから、足が止まりだしたセレッソさん。トリニータも攻めの型を作り出す。
小林成豪が混戦からシュートを放つも、ポストさんに嫌われる。
トリニータの狙いは結実しかかってた。
後半83分:新太→屋敷くん
学徒動員の屋敷くんがどさくさでゴールネットを揺らすイメージは、がんがん管理人の脳内イメージに湧いてきたが実現はせず。
後半87分。ゴール前でごちゃごちゃしてることろのボールに坂元達裕さんが一閃。ものごっつ凄いゴラッソがトリニータゴールのポストを叩き、嫌われもせずゴール内に跳ね返る。試合終了前に痛恨の失点。
最後、コーナーキックに高木までが上がるも、得点は奪えず試合は終了。トリニータ今期初敗戦。管理人の木金の勤労意欲は「0」で決定。
【セレッソ大阪さん達】:
※宿敵ロティーナは去ったのに、鬼門ヤンマースタジアムは健在。昨年の開幕戦、あの知念のシュートがポストを叩いたのを思い出した。長居のゴールポスト作成会社を探し出して、焼き討ちするレベル。
※クルピ爺ちゃんも監督コメントで言っていた通り、ポストの好感度で試合が決まるのはほんとサッカーらしい。
※メンバーを固定化するセレッソさんだけど、シーズン序盤のこの試合だけじゃないんだから(まだまだ連戦は続く)。選手が金属疲労で、なんかあってからでは遅いのよ。
※今年の関西での試合は、だいたいミッドウィークのナイターなの困る。知り合いも多いので、遠征して、お初天神の立ち飲み屋(座っても飲める)で飲みたいよ。
【トリニータ選手たち】:
高木:失点シーンはノーチャンス。ありゃ相手誉めるしかない。
高畑:やれてた。開幕戦のような不安は覚えず。
刀根:トリニータ伝統の顔で守る系DF(同類に阪田さんとか深谷とか)
小出:黒崎と小出であれば、この位置は小出。やることが個人の中で整理されとる。
長谷川:もう少し調子を上げないと、こばゆ兄さんと下田の疲労が心配。昨年はもっと不遜に見えたのに、今年はそれがまだ見えない。
下田:やっぱ上手い。
香川:万全にはもうちょっとかかりそう。
黒崎:まだカタノサッカーのやり方を吸収中。この人のおでこ具合大好き。
髙澤:プレーが雑なのは魅力の一部。カレー券はどんまい、あれでイエローは厳しい。
新太:FWとしての業の深さというか、欲が表に滲みだしてるの好き。
伊佐:利き足は大胸筋。
三竿:今週末の広島戦に向けての、途中器用と捉えたい。
こばゆ兄さん:やっぱ上手い。スポパにいって、あの塩対応顔見たい。
成豪:ポストに嫌われる。
レイチェル:さすがと思わせるも、クロスは不発。
屋敷:評価するには短すぎ。
【その他】:
※こっちのがポストに嫌われ、相手のはポストに好かれる理不尽さを嘆くことは簡単だけど、これがサッカー。
※ターンオーバーしてる選手が走り勝たんでどうする!って声も多いけど、うちが個の力で圧倒できる闘い方をしている訳でもないし、球を回して隙を見つけて突くのがうちのやり方。蛮勇は時に魅力的に映るけど、そんな美しい散り際を僕は求めない。うちが出来る事の技術を高め、小さな隙を狙い射止める。それがうちのサッカー。
積極性を感じないかもしれないけど、攻撃のスイッチを入れるのは全員が連動して動かないと。今はそのスイッチを押すタイミングを見計らっていると思いたい。
※この日のDAZN民は、試合内容以外に解説との闘いが。声質は掛布な佐藤慶明さんは、元日本代表(ファルカン時代)らしいが、文章が短くまとまらず、えんえんとセレッソを誉めまくるので、トリニータサポの多くはイライラがつのっただろう。試合が終わった後に、解説の掌返させたかったのに。
無敗が途切れた後、その次の試合が大事。ここで連敗するのと、1敗で切るのは大違い。選手は変わるとは思いますが、広島戦頑張りましょう。今年のJFKはキレ気味なのでチャンスはあると思ってる。