勝ちに不思議の勝ちあり【J1第2節:vs横浜FC】

 　かって、野球の名将であるノムさんこと野村克也さんの名言

　「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

　先週末に行われた横浜FCと行われたJ1第2節はそんな勝ちだったんじゃないかと思う試合。

　ミッドウィークにルヴァン予選があった影響で、うちは中3日、横浜FCさんは中2日で試合。

　トリニータの布陣は以下の通り。

　FWに伊佐、トップ下に成豪と新太、左福森、右井上、ダブルボランチに長谷川・下田、DFラインは左から三竿・坂・ウェービス、GKに高木。

　この1週間に2試合が続く過密日程に対し、ある程度のターンアラウンドを考えてるんだろうなぁという布陣。

　ベンチスタートはポープ、羽田、高畑、こばゆ兄さん、長沢、屋敷、髙澤。

　対する横浜FCさんにトリニータ縁故者はおらず。個人的にイノナミさんは嫌い。たぶんFC東京からの移籍タイミングで嫌いになったと思う。控えの渡邉千真は大好き、伊藤翔さんは、高松大樹臭が漂うところが好きだった（過去形）。

　さて、この日は福岡の自宅でDAZN観戦。東京にいた頃の仲間とzoomで接続して酒のみながら。あてはアボカドとモッツァレラのナムル風。

　キックオフ

　開幕戦ほど押し込まれている印象はない。そこそこ落ち着いて試合には入れてた模様。まだ相手の出方の様子見が強かった前半9分。一度は上げたクロスが相手DFにあたり、そのこぼれ球を拾って左サイドから鋭いクロス。そのマイナスの強いボールを逆足である右で合わせた三竿！あっさりトリニータ先制。点が取れる時はこんなもんだと実感。

　前半11分。高い位置でボールをひっかけた井上が相手をかわしクロス。それほど良いクロスではなかったが、それをなんと相手DF袴田さんが空振り。目の前にボールが転がってきた小林成豪。相手DFをさけ落ち着いてゴールに流し込む。点が取れる時はこんなもんpart2．

　空振りした袴田さん、あのプレーは夢に出るレベル。

　なんと開始11分で2-0になったトリニータ、そうなると攻めなならん横浜FCさんと、ちょっとはガツガツさがなくなるトリニータという形で押し込まれるのはサッカーあるある。ここからどちらかというと防戦一方。

　前半30分。不要なファールでゴールエリア直前でFKを与え、直接叩き込まれる。あれは壁をつくった横浜FCさんの素晴らしいプレー。あの壁が屈む奴、最近のトレンドなんかな、たしかFC東京vsC大阪のFC東京の2点目もあんな感じだったかと思う。

　まぁ強がり的に、2-0は危険なスコアなので、2-1にしたと勝手に思う事にする。

　前半終了。後半開始。

　試合の流れはあまり変わらず、どちらかというと横浜FCペースで試合は進む。

　後半60分：ウェービス→羽田

　後半60分：伊佐→長沢

　後半60分：小林成豪→髙澤

　ウェービスが悪かった訳ではなくクレーぺ対策で、DF陣の真ん中を羽田、右に坂という形。

　後半71分：井上健太→高畑

　後半77分：下田→こばゆ兄さん。

　高畑が左に回り、井上健太の位置に福森健太。

　GK高木の集中もきれず、ピンチらしいピンチは作らせなかったけど、要所はきちんと守ってる印象。残り時間が少なくなり横浜FCさんも途中でいれた伊藤翔さんや渡邉千真を使ったパワープレー。過密日程の上、守備に奔走しているトリニータ選手の脚が攣りだす。倒れこむトリニータ選手に、いら立ちが徐々にたまっていく横浜FC選手。あろうことが伊藤翔さんが、倒れたトリニータ選手を押し出そうと。そこはかとなく高松大樹臭が漂う伊藤翔さんがそこそこ好きだっただけに残念。判らんではないが、ああいった行為はいかん。

　ほぼラストプレー、相手クロスに混沌とかすトリニータゴール前で、伊藤翔に蹴りこまれる。昨年と逆の状態か！と思いきや、線審がオフサイドの判定。VARでの確認を経てノーゴールの判定確定。あっぷあっぷしながらも今シーズン初勝利。これでシーズン1勝1分で負けなしの勝ち点4。相手にもよるけど、結果だけみたらシーズン上々の滑り出し。

　後はいつもの

【横浜FCさん達】：

※相手GKの六反さん。失点した際の「ああぁぁあぁ」感があふれる表情が好き。この表情に「やられたー」とか「口惜しいー」の感情が溢れすぎてて好き。

※監督の下平さん。シモヘイと読むと、シモ・ヘイヘっぽく伝説のスナイパー感が出てくる。

※毒きのここと中村俊輔さんの出番はなし。

※攻撃で光った松尾佑介さんって女子バレーとか女子ソフトボールにいそうな顔立ち。

【トリニータ選手たち】：

高木：失点シーン以外は完璧。集中が切れなかった。

三竿：先制点のシーンであそこまで上がっているDF。

坂：少しづつうちのやり方を吸収中。クレーぺ対策で右DFに変わり、福森と協力して松尾の芽を摘む。

ウェービス：うちのスタイルに順応。この位置での選択肢として小出と悩む。

長谷川：冒頭でボールを絡め取られピンチを招く。ちょっと今年はリズムが悪い。

下田：下田outこばゆinの交替に漂う強豪感。

福森：曲がると噂のFKをはよ見てみたい。

井上：スピードを見せつけるシーンは少なかったけど、得点に絡む。

小林成豪：なんともラッキーなシチュエーションだったが、あれを冷静に決めるのは難しい。どんな形にしても結果がでれば嬉しいもんよ。

新太：アウトレイジ顔。トリニータ一１の富士額。

伊佐：あのシーンが決まっていれば、あれだけでご飯が3杯はいけるレベルだったけど、決まらず。

羽田：待ってた。しっかりと守りきる。

長沢：まだ長沢らしい活躍をみていない

髙澤：守備に追われたイメージ

高畑：すんなりと試合にはいれた。

こばゆ兄さん：職務を全う。

【その他】：

※本文にも書いたけど、2試合勝ち点4は素晴らしい立ち上がり。そのぶん、これから当たる相手は強豪揃いだけど。

※Jリーグマスコット界でその分類に悩む横浜FCのマスコットさんことフリ丸（マスコット総選挙25位）。そのフォルムが変わったらしい。左が前、右が後。宇宙人の成長具合はよう判らん。

※試合ラストのゴールが決まり喜ぶ伊藤翔さんの顔が、巣に戻っていく変化が堪らん。直前の愚行がまた一層の際立ちを与えてる。

　次節は、ミッドウィークにアウェイでガンバ大阪と。この辺あたりから強豪との対戦が続くので、評価はまたそのあとで。

※この記事を書いている現在、ガンバとの対戦があるかは不透明。あれだけ発生していればクラスターである判断されてもしょうがない。これで対戦してトリニータが罹患してクラスターが発生するのが一番最悪なケースなので、ガンバさんには無理せず、試合を延期して欲しいと思っている。もし当たるのなら、罹患したのがパトリックとか宇佐美とか井手口であったらいいなぁ.....(´・ω・`)ｶﾝﾘﾆﾝ､ｶﾝｼﾞﾜﾙｩ