色んな思いが交錯【J1第27節(順延):vs柏レイソル】
この時期はいろいろと辛くなることが多い管理人こと鳥脳です。「こんにちは」があれば必ず「さよなら」は対で存在してて、世の中に幸せな「さよなら」ってそうそう存在はしていないのです。
「さよなら」はほとんどのケースで不幸せな、悲しい結末を迎えるのです。
「さよならは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束」なんて歌ってよいのは薬師丸ひろ子だけなのです。ちなみに、管理人世代だと、「さよなら」はオフコースの「さよなら」ですし、もう一つ二つ上の年齢だとNSPの「さようなら」な気がします。
さて、今週のミッドウィークに対戦した柏レイソルさんは、現在のトリニータにとって少なからず因縁のあるチーム。
直接対決の戦績がどうのこうのではなく(逆にリーグでのすれ違いが多くてあんまり直接対決しているイメージがない)、縁あるチームであるということ。
片野坂監督は現役時代に在籍経験あり、
岩瀬健HCは、アカデミーのコーチ、アカデミーダイレクター、そして暫定監督として2試合の指揮経験あり(ちなみに岩瀬さんはその2戦を2勝してるので監督勝率100%)、
高山薫は在籍経験あり、
島川俊郎は柏レイソルアカデミー出身で、「柏レイソルユース“黄金世代”」の一人だけど、トップチーム事情から昇格できず、紆余曲折を経て、J1の対戦相手として柏サッカースタジアムに凱旋。(ちなみに2017の甲府在籍時にもJ1の柏相手として柏スタジアムで戦っている)
皆思い入れが少なからずあろう相手。色んな思いがよぎったに違いあるまい。
さらに縁ないけど、違った意味で思いを抱えるメンバーも、今週の火曜日、三平、星、前田、小手川の契約非更改が発表され、そのうちの3人がこの日のスタメンに名を連ねた。
この4人に対しての個人的な思いはあるけど、別記事でまとめたい。
とりあえず試合リポート。
柏レイソルさんにコロナの罹患者が出た為、こんなミッドウィーク開催に順延。トリニータはこの試合を含め、残り4試合が中2日、中2日、中3日、中2日という強行スケジュール。コロナに罹ったレイソルが悪いわけではなく、このシーズン全てがそんな感じだったなぁ。
さてスタメン。トリニータの布陣は以下の通り。
1トップ伊佐、トップ下に三平と髙澤、左・星に右・高山、ダブルボランチは島川・前田、DF陣は左から刀根/鈴木/岩田。GKはタカーギ。
ベンチスタートは、ムンくん、三竿、羽田、田中、こばゆ兄さん、町田、知念。強行スケジュールを睨んだようなチーム編成。
対するレイソルさんも強行スケジュールを考慮してか、オルンガなんかがベンチスタート。スタメンには、「ごやん」こと呉屋大翔さんが。この子、もうちょっと羽ばたくと思ったんだけどなぁ。
試合開始。
お互い中2日の状況もあり探りながら、つばぜり合いな状況。
トリニータも繋ぎ倒すだけの形ではなく、時を見て長いボールも前線に通そうとする。
序盤はトリニータがボールを握りレイソルの隙を狙うが、レイソルも隙を見せず。徐々にボールが持てなくなってはきたが、そこまで悪くない状況で前半を終了。
惜しいチャンスはサイドチェンジ-サイドチェンジからの伊佐フィニッシュと、完全にレイソルDFを崩してからの星の飛び込みぐらい。
後半開始。
立ち上がりが大事なことくらい選手は重々承知しているとは思うが、その立ち上がりで失点。ちょっとやるせない気持ちになった。
トリニータはここ3試合ほど無得点なので点を取りに行く交代。
後半62分:刀根→三竿
後半62分:高山→田中
後半72分:前田→こばゆ兄さん
後半72分:三平→町田
後半77分:伊佐→知念
トリニータの試みが成功したのは後半84分。岩田がそれまで見せていたクロスと思わせ、見事に低い弾道でミドルシュート。ほんとゴラッソでトリニータ同点に追いつく。
慌てたレイソルさんもオルンガさんを投入したりするけど、そこは鈴木が万全におさえ自由は与えず。試合はそのまま終了で1-1のドローとなった。
【柏レイソルさん達】:
※この強行スケジュールで交代はFWの2枚のみ。
※まるで、前線にスーパーなFWがいるかのようなプレースタイル。
※レイソルさんはこの引き分けでACLは消滅。
※こんなスケジュールじゃなかったら、柏スタジアム行ってたなぁ。試合後は東京を横断して立川で肉食ってた筈。
【トリニータ選手たち】:
※高木:失点シーンはちょっと中途半端に飛び出した気がする。
※刀根:悪くはないけど、もう少し攻撃に絡みたい。
※鈴木:「まさかイエロー!」ともやもやさせる。
※岩田:同点弾はお見事。インタビューでの受け答えにも成長を感じる。
※島川:いつもの島川、いつもの島ミウソン。
※前田:効果的な配球ができたかは疑問だが、良い立ち位置を繰り返しとっていた。
※星:前半の好機は残念。あれが決まるようであれば契約非更改にはなっていない。審判に呼びつけられてもあざとい笑顔を忘れない。
高山:そこまで悪くはなかったが、一度、早々とボールを諦め管理人激怒。
髙澤:プレーが雑、けどそこも持ち味。
伊佐:精力的に前線から守備。
三竿:玄人好みのプレー。
田中:プロ野球で「脚にスランプはない」と言われるが、脚力にスランプがなくても、体のキレにはスランプがある。見せ場あまりなし。
こばゆ兄さん:中堅中間管理職顔。
町田:かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと。
知念:ミドルからでもシュートを打つ勇気を持っているのは岩田と知念だけ。今の川崎戻っても居場所はないと思うので、もう1年トリニータでやってみんか。
【その他】:
※色んな思いを抱えているとは思うけど、三平/星/前田のプレーには目頭が熱くなった。J3から続く大分のサッカーを理解していて、立ち返るサッカーを体現してくれると思ってた。残り3試合、大分トリニータの一員として一緒に闘おう。
※得点でも失点でもセットプレーは大分の課題。デザインは一部の性癖の方々に大人気の「謎のブラジル人」こと吉さんがやってると思うのだけれど、吉さんの人の良さがそのままプレーに出ている気がする。もうちょっとトリッキーというか、奇を狙ってもよいのではなかろうか。
※まぁアウェイでドローで勝点1は実質勝利と思いたい。
『町田』キレッキレでしたね‼️
返信削除三平をはじめ4名には感謝しかありません