ランゲラックに勝点2を盗まれる【J1第30節:vs名古屋グランパス】
今年のスケジュールが発表されたとき、アウェイの名古屋戦は絶対行きたいアウェイの一つだった。場所が豊田スタジアムで、ここは僕が行ったことのないスタジアムの一つだったのだ(日本でJ1が実施されるようなスタジアムで行った事がないのは、厚別と新国立と宮城スタぐらい(ユアテックはある))。
ところが今シーズンコロナの影響でスケジュールが変更となり瑞穂開催へ。瑞穂は何回も行ったことはあるけど、今年一杯で改修とのこと。となると、来シーズンからは嫌でも豊田スタなので、惜別の念で遠征を決定。コロナの第3波の影響も大きく、最後の最後まで躊躇したけど、まぁ一人旅で飛沫が飛び交うことも少ないしね。日本政府もGOTOトラベルやGOTOイート(後藤トラベルや後藤イートではないのである)の見直しも結構だけど、『御一人様』を対象にした、こういう割引制度を真剣に考えませんかね。一人旅なら、食事に飛沫が飛び交うことも少ないですし、それなりに経済回すんですけどね。
あと、残り試合を考えて行けそうなアウェイってここくらい(鳥栖はアウェイと考えていない)。開幕戦以来のアウェイ参戦。
という事で、朝も早よから福岡空港へ。GOTO他ラベルで、どうやって新幹線を絡ませれば良いかが判らなかったので、航空機を使ってセントレアへ。何気に初セントレア。セントレアから名古屋市内へは名鉄の特急列車を使って移動。大分空港~大分市内のようにバス移動ではないのでそこそこ便利(大分空港からドームへの移動の手間と比べては駄目。ドームはほんと遠すぎ)。
名古屋という土地は、仕事の関係でそこそこ使っている。けど、栄とかその辺近辺しか使っていなかったのでまずは金山という街を探索。
日本の津々浦々、スタジアムのあるところはそこそこ行ってるけど、あまり詳しくない街をぶらぶらするのは大好き。聞いたこともないホームセンターとかコンビニエンスストアとかを見かけると旅に身を置いてるのを感じるよね。
金山からは地下鉄で瑞穂へ。
瑞穂は相変わらずの青空で迎えてくれた。
さて試合の方。
トリニータの布陣はこんな具合。
伊佐の1トップ。タナタツ、髙澤のシャドー。左・星くん、右・高山。島川/長谷川のダブルボランチ。DFラインは左から三竿/鈴木/岩田。GKはタカーギ。
ベンチスタートはムンくん、刀根、野村、こばゆ兄さん、レイチェル、町田、知念。
対する名古屋さんは、FW陣が怪我で総崩れ。ここ最近は0トップで凌いでる。控えのGKが武田。あと、元FC東京SOCIOとしてはフィッカデンディと元FC東京戦士として、ヨネとか丸山とか太田宏介とかが気になるが、太田宏介はベンチ外。
あと嫌いな相馬くん(誉め言葉)はベンチスタート。
大分のスタメン発表時、刀根には温かい拍手が。しかしその後の、こばゆ兄さんにはそれ以上の拍手が。こばゆ兄さん愛されてるで。
試合開始。
どうやらコイントスは勝った模様で、風下からの陣地を選択。
スケジュールの都合で、大分トリニータはミッドウィークの試合から中2日、対する名古屋グランパスさんは、1週間充分に休養とトリニータ対策。元々個の能力が高く、固い試合をしてくるチームだけど、そんなことを感じさせないトリニータの戦術遂行具合。危険なガブリエル・シャビエルとかマテウスとかからのパスのコースを潰し、ポジションチェンジを繰り返す名古屋さんに思う形をそうそう作らせない。
コンディションの差はあれど、トリニータは負けておらず、名古屋にはシュートも打たせずで前半を終了。まぁうちもシュートチャンスらしいシュートは少なかったけど。
後半開始。
後半は風上に立つトリニータ。
惜しいチャンスはそこそこあった。
伊佐からのクロスに髙澤。これはオフサイド...オフサイドだけど枠には飛ばず。
髙澤の落としに、星くんが突っ込んでのダイビングヘッドも枠をとらえきらず(ありゃ惜しかった)。
後半64分:星→野村
後半64分:伊佐→知念
野村がトップ下に入り、田中が左サイドへ。
遠くが見えてる男・長谷川から良いサイドチェンジが田中へ渡りだす。
後半85分:長谷川→こばゆ兄さん
後半85分:高山→レイチェル
どちらかというと守備に重くをおいた高山からレイチェルに変わったことで、右サイドも活性化すると思ったけれど、遠くが見えてる男も下がってしまったので、効果的にはサイド裏をとれず。
岩田のアーリークロスに三竿(なぜそこに三竿が!)が頭で合わせるシーンはこの試合一番のチャンスだったけど、相手GKランゲラックさんに素晴らしい反応を魅せられ、こぼれ球も不発。
ロスタイムにはピンチもありながらもそのまま試合はスコアレスで終了。試合全体を通してみれば、トリニータが勝点2を失い、名古屋が勝点1を拾った試合だったと思う。
【名古屋グランパスさん達】:
※嫌いな相馬さん(誉め言葉)が途中から出てきたけど、中にターゲットがいないしそこまでの恐怖はなかった。
※ランゲラックさんはデカくて上手い。セレッソのGKと同じく、あれ止められたら誉めるしかない。いいわねー他所はGKにお金かけれて....(´・ω・`)タカーギだってあれくらいの価値はあるのよ、うちは特殊技能もいる事だし。
※僕は常々、FC東京の東京ドロンパがマスコット界のNo.1だと思っているのだけれど(動き・ダンス・書道とか全てひっくるめて)、師匠ことグランパスくんファミリーの凄まじさ。佇まいだけで全てが完結する存在感。ニータンもあの方向を目指さねばなるまい。
※あの一人だけ身体の色が違う、グランパスくんの不倫の子として評判のグララ....あんなにまつげが立派だとは思わなんだ。
※このオフの移籍で横浜FCが高橋秀人を狙ってるとの噂が出てるが、高橋秀人はフィッカデンティが呼ぶのかと思ってたよ。
【トリニータ選手たち】:
高木:安定した出来。さしたるピンチも訪れず。
三竿:ヘディングは惜しかった。あれが止められれば、相手GKを褒めるしかない。
鈴木:覚悟のプロフェッショナル・ファウル。鈴木にとって、連続出場記録は結果でしかないっぽい。攻撃参加意欲の強い両サイドをきっちりカバー。
岩田:あのクロスはよかったけど、あれが止められたら(以下略)
島川:攻撃のタクトもふるいだす。今年一番伸びた選手な気がする。
長谷川:風上にたった後半は躍動感のあるパスを披露。ドリブルとミドルが身に付いたら化け物クラス。
星:ダイビングヘッドは惜しかった。J1でゴールを記録させてあげたい。あれ以外は攻め上がれたかというと疑問
高山:主に守備面に追われ敵陣深く切り込めたかは疑問。
髙澤:ちょっとプレーが雑だけど、そこもまた魅力でもある。
田中:サイドに張った瞬間はイキイキとしてた。ちょっとしたミスは少し多め。たまにドリブルで抜くことに意識が行きすぎ、ボールを置き去りにする。
伊佐:前線からのチェイスは守備的には評価できるがFWは点取ってなんぼ。
野村:精力的に動き回る。
知念:ミドルからシュートを放つ勇気があるのは知念だけ。
こばゆ兄さん:試合前/終了後にいつも以上に笑顔を振りまく。
レイチェル:高山より攻撃的にはふりきってた。
【その他】:
※トリニータとしては珍しく交代枠を使い切らず4枚変更だけで終わる。名古屋さんはそれ以上で3枚の変更だけで終わった。
※ちゃんと準備できてただけに、スコアレスドローの勝点1は残念。試合後のインタビューでフィッカデンティが「苦しいゲームの中で勝点1を取れたという捉え方をするべき試合だったと思います。」って言ってたのは嘘ではあるまい。ほっとしてる筈。
※この日のゴール裏は、太鼓が一つだけ許可されていたらしく、Jリーグクラスタには超有名な『太鼓のお姉さん』がリズムをリード。ゴール裏の意思が統一されてとても応援しやすく素晴らしいリードでした、
試合後は栄で仲間と反省会。
名古屋では飲み会の〆は、カレーうどんであると聞き、近くの有名店らしきところへ。ポタージュちっくなカレーうどんは美味しゅうごさいました。
翌日はまた名古屋の知らない街をぶらぶら。
プラネタリウムマニアでもある僕は、名古屋市科学館を皮切りに、伏見から大須、栄へと。おかげでふくらはぎが筋肉痛だよ。
【おまけ画像】:(街ブラ写真もあるので枚数多め)