シーズンの振返りを前に懺悔
えーと...まず断りをいれておきます。
僕は「自分は熱心なトリニータサポーター」という認識でいたのだけれど....実はそれほどまでにないライトな、適当な、真剣味のないサポーターだったんじゃないかと思い至りました。
2007年くらいからトリニータブログを書き続けてきた訳ですけど、今年程「書くのが辛い」...いや「書くのが難しい」シーズンは初めてでした。勝てないなら勝てないなりに、笑いにもしてきたしそれなりに書くことが出来たのだけれど、今シーズンの体たらくには、ほんと書く意欲が全く湧かず。シーズン途中で更新を止めてしまうのは初めてだったと思います(仕事とか忙しくて書けない時期はあったけれど)。
繋がらないパス、あっさりとした失点、打たない(打てない?)シュート...『トリニータのサッカーを面白おかしく伝える』のが信条の僕としてこれほど辛いものはないのである。面白おかしくでも、その不甲斐ない試合を改めて振りかえなければならないのは辛い。似たような状況で、今シーズンDAZNを観る機会が極端に減っている。以前ならば勝った試合はあほのように繰り返し見直し、飽きたら得点シーンだけ繰り返し見直ししてたのが、今シーズンそんな試合がどれだけあった?
不甲斐ない試合をしていると、当然ゴール裏も荒れてくる。
話は少し違うけど、試合後観客の罵声を浴びる選手をみているのがとても辛い。選手はそもそも一所懸命だろうし、勝ちたい気持ちは僕らより上だろうし。サッカーをやらせたら自分よりも何もかもがレベルが低い何も知らない観客に何を言われなければならないんだろうと...「うっせぇこっちだって真剣にやっとるわ!」とか言いたくても決して言い返せない状況は僕だったら絶対に精神を病んでしまうよ。
また不甲斐ない試合で罵声を浴びせれる人達を羨ましくも思う。
何故なら、彼らは選手たちがやればできると信じているから、選手を信じているから「なんでやらないんだよ」「なぜできないんだよ」と声を荒げるのだ。
選手に罵声を浴びせもしない僕は、きっとどこかで諦めてる...勝手に達観してる、勝手に諦めてる不甲斐ないサポーターなんだろうな。
選手を信じていない訳ではない。強化部は能力のある選手を選んでると思う。
だけど選手の力量だけではなく、チームの方向性、怪我、監督の信じる戦術と本人の役割、監督も人間だから好き嫌いもあるだろう...なにか一つが上手く噛み合わないだけで簡単に選手は実力を発揮できない。
トリニータを抜けて実力を発揮してる選手が多くいるよね。でもそれは色んなものとタイミングが合って結果がでているのであって、トリニータを抜け出て実力が発揮できたわけじゃないと思うんだ。トリニータを抜けてもパッとしなかったり、消えていった選手もいるでしょ。
サッカー選手って旬の食材みたいなもので、調理方法やタイミングが全てだと。世界や日本にはその調理方法やタイミングをぶっ壊す「何それ?」って選手が沢山いるけど資金力の乏しいトリニータでは稀だもん。
竹中穣監督の退任から始まったこの2025シーズンオフ。
吉岡SD色が濃くなる(多分今シーズン最初はそこまで影響してない)し、監督・コーチも変わる事で編成は大ナタが振られる可能性が高いと思う。
昨年も今年もJ2 16位のチームである。しかも今年は前半の貯蓄(というほど貯めれてもいないのだが)で後半の体たらくで生き残れたチームである(ほんと「生き残れた」って表現がこれほどまでマッチするのってある?)。変わらなければ未来はない。変わろうみんなで。
四方田さんがやってきて変わろうと頑張るチームと同じく、大分FCも変わっていこうと並走してくれるだろうかという事だけが心配である。
