スタジアムから笑って帰る【J2第30節:vs藤枝MYFC】
さて....「スタジアムから笑って帰れる」ことがこんなにも素晴らしいのを久しぶりに味わいました。
思えばホームでの勝利は6/17の第21節の岡山戦以来...ほぼ2か月ホームで勝利がなかった事を考えると、そら試合終了後にピッチの真ん中で「ワニナレ ナニワ」ならぬ「ワニナレ ブンゴ」(あ...これ豊前だったとことか天領だったとことかをdisってんじゃないのよ)を選手が繰り広げられるのも納得。
超絶変化球の台風6号が九州を過ぎ去った先週末、我がトリニータはホームで藤枝MYFCさんをお迎えして対戦。冒頭から浮かれて管理人が示す通り、ホームの大分が1-0でシャットアウトで勝利。
台風6号で水・木と久しぶりの在宅勤務だった管理人、祝日の金曜は福岡自宅なでしこを視聴してからの土曜日移動。普段は高速バスのWeb回数券使いなんだけど、知り合いの某熊猫頭取に無理矢理、紙の回数券を売りつけられてたのもこの日で消費し終わる。
地元鶴崎では、駅前で「鶴崎踊り」が流れ、少し郷愁にかられる。「鶴崎踊り」は中学校の体育祭で毎年踊らされていたので、未だに踊れるよ。
近所のラーメン屋さんでラーメンを食べてからドームに出撃。
現地でスタメンを確認し「思い切ったなぁ」と感じたトリニータの布陣はこちら
ワントップに長沢駿、ツーシャドーもしくはトップ下に鮎川峻/中川。左・奎汰の右・松尾。ダブルボランチにノム/堅心。守備ラインは3バックで左からデルラン/羽田/ペレイラ。GKは復活の高木駿...あれ、確認にトリテン覗いたら、GKの先発が西川幸之介になってるよ。ベンチスタートはその西川、上夷、ドテチン、池田、也真人、宇津元、サムエル。
対戦する藤枝MYFCさんに特に思い入れのある選手はおらず。渡邉りょうさんなんかが個人昇格したりで大変だとは思うけどチームとしての骨子は変わっていなさそう。初物に弱い我が軍としては、名古屋から移籍してきたブラジル人FWのレオナルドさんとかに要注意(Jリーグ初得点とかよく献上する)であったがベンチスタート。
試合開始。
トリニータとしては悪くない試合の入り。ミラーゲームな展開ではあったが立ち位置なのかプレスを上手い事剥がす。試合冒頭で中川からの絶妙なパスにダイレクトに合わせる鮎川(枠にはとばなかったけど)なんぞが躍動する。
前半33分。大分の強いプレスにボールを下げた藤枝MYFCさん、GK/DFが慌てたとこでトラップが少し長くなる。それを見逃さず自分のマークを捨ててボールを奪いきる左サイドの奎汰。ワンツーを挟んだ上で上げられたクロスは、ニアで潰れる長沢の頭と通り越したスペースへ、そこに走り込む鮎川。トリニータ機を逃さぬ見事な得点。
前半終了間際、中川がピッチに倒れ込む。ここ数試合、中川の運動量抜きには考えられなかったチームとしては不味い状況。前半の時計を進めさせるフェイクだと祈りつつも、中川はそのまま担架でピッチを退く。ここで貴重な交替カードを使ってしまうと...という思惑もあったのか、前半は10人で終わらす(ハーフタイムの選手交代は交替機会にカウントされない)。
後半開始
後半開始:中川→也真人
中川の代役久々のベンチメンバーに入った也真人。怪我明けなのでそうそう無理はさせれんと思っていたが事情が許さず。
まぁいろんな状況を判断した上での事だとは思うが、監督コーチ陣はちょっと引いてカウンター狙いの戦術に移行。試合を受けに回りだすと滅法弱いトリニータも、この日は高木を中心としてしっかりと集中し、藤枝MYFCさんに良い形を作らせない。
カウンターで仕留めて試合を殺したいトリニータであるが、惜しいチャンスが尽くポストとか相手GKのファインセーブとかで試合を決め切れない。デルランの得点未遂の2回目なんか凄いゴラッソだったのに。
70分:ペレイラ→上夷
70分:長沢→サムエル
この日復活のペレイラにそうそう無理はさせずに上夷起用。
78分:奎汰→宇津元
78分:鮎川→ドテチン
と守りをしっかりと固める
試合終了間際はサムエルが身体の強さを活かして相手陣内のコーナー辺りで鹿島り試合は終了。
悪い流れをリセットする意味でもホームでしっかりと勝利をあげた。
【藤枝MYFCさん達】:
※夏休みお盆期間中という交通費馬鹿高を乗り越えて藤枝MYFCサポーターが来県。決して多くのサポーター数ではないけれど、僕たちがJ3でもがいていた2017年の時よりと比べて何倍にもなっているのを眺め、少し感傷にひたる。お互い頑張りましょう。大分堪能してくれました?
※GKの北村海チディさん。脚が攣った鮎川への対応とか、ビッグセーブとか非常に良い印象。
※やってるサッカーは決して間違いではなく、サッカーの質と勝敗が結びついていない印象。試合後の監督インタビューも熱く誠実に語っており。ここ数年が楽しみなチームと感じた。渡邉りょうさんとかも痛いかもしれないけど、このシーズンオフにこの監督を強奪されんことを気をつけないと。
※ダンマクが「激熱」とか「一撃」とか、パチンコの当たる当たる詐欺かなと思ったよ。
【大分トリニータ選手たち】:
高木:スタメン復帰でシャットアウト。単純に比較はできないが守護神の貫禄を演出
デルラン:得点未遂が2度も。何気にトリニータのあの位置を守る(攻める)という事がどういう事が判りだしてきた気がする。
羽田:終始落ち着いたプレー
ペレイラ:復帰早々アクロバティックなシュートも披露
ノム:ちょっと危ないボールの取られ方が気になるも、攻撃を司る
堅心:シュートは枠外しても文句は言わな...少しは言うけど...思い切って撃って欲しい。プレー全体がとても魅力的にみえた
奎汰:得点シーンは奎汰らしさ満載。はよ奎汰のチャントを作ってあげたい
松尾:経験がどんどん自信につながっているように感じる
鮎川:試合後のマンオブザマッチインタビュー時に両手でマイクの下の方を持つ可愛らしさ。ヴィヴィくんのあざとさを兼ね備えるストライカー。得点シーン以外でも積極性が目立つ
中川:怪我が大きなものでない事を祈りたい
長沢:得点シーンのお膳立ても見事ではあった。ベテランらしいというより引率の先生っぽさ
也真人:待ってた。中川が離脱するようだとまた負荷がかかるが頼む
上夷:極上夷だったと思う
サムエル:サムエルの凄さを見せつけるシーンが今シーズン少ない
宇津元:時間少なく
ドテチン:時間少なく
【その他】:
※明確に圧倒した訳ではないのだがとりあえず勝った。この不思議さが下平さんの真骨頂かもしれん
※長沢駿・鮎川峻・高木駿のシュンゲーム...お時間ある方は過去の力作
を読んで。あれは自画自賛する構成よ
※試合の終了後沸くベンチ付近。吉さんの「奎汰~!奎汰~!」が好き
※解説の何某...いや確かに藤枝のミス絡みやけど、奎汰の事をもっと褒めたってぇ
※5位浮上も得失点差0というアルマジロ交尾..もとい、あるまじき行為
【選手投票】:
ついにホームでトリニータ初弾が炸裂した鮎川峻が受賞
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