元気な選手はいねがぁ【J2第18節:vsブラウブリッツ秋田】
「シンウルトラマン」面白かっとどす。ちゃんと映画として構成とか、作りについては置いといて、ウルトラマン好きが、ちゃんとウルトラマンというジャンルにリスペクトがあって作ってる感じがよかったと思う、外星人0号の鳥脳です。
「『酒池肉林』...私の好きな言葉です」
「『角突深恭(曲がり角でパンを咥えたフカキョンとぶつかる)』...私の目指す言葉です」
「『分続不勝(大分〇戦勝ちなしが続く)』...私の苦手な言葉です」...orz。
さて我がトリニータは、ミッドウィークにブラウブリッツ秋田と対戦。真っ当な他県済みの社会人の為、DAZN観戦。冒頭でふざけた通り、トリニータは引分で勝ちなしが継続。
トリニータの布陣は以下の通り。
苦しみ抜いてスクランブル状態な布陣。ワントップにサムエル、ワイドに藤本・健太、トップ下に野村、左に上夷、右に伊東、ボランチに弓場、3バックの左から三竿/羽田/ペレイラ、GKに高木。ベンチスタートは西川、坂、下田、伊佐、新太、呉屋ん、屋敷。3-1-4-2なのか3-1-3-3なのか判りにくい布陣。怪我人続出な上に秋田がクロスに強い!を想定しての3バック。
対するブラウブリッツ秋田には思い入れのある選手は皆無。知らん子ばかり。
キックオフ。
悪くはない。ボールを保持して、時折ロングボールを出し、チャンスの創出に励む。立て続けに何本かチャンスがあるも、相手GKの攻守にあいネットは揺らせず。
またも決定力不足な試合か...と思った前半44分。セットプレー崩れから、拾ったセカンドボールを健太がコントロールミドルシュート。これが見事に決まりトリニータ先制。抜群の時間帯。これが後半も続けば、勝利間違いなしと思える内容で前半は終了。
後半開始。
後半開始早々。ロングボールに気持ちよく走り抜く健太。FW不振の治療薬はやはりゴールだなと思わせる。
風向きが変わったのは後半55分あたりから、ブラウブリッツが3枚替え。一団ギアをあげるとかリズムを変えるとかの狙いに、トリニータは上手く対処ができず、押し込まれるシーンが出てくる。
後半70分。あれだけ警戒していたクロスをフリーであげさせ、DFの前に入られ失点。フリーで上げさせたのも問題だし、マークについてたのなら、身体を寄せたりして容易にコントロールさせては駄目だった。
上夷が交錯で痛み交替。三竿をあげて坂が入る。
後半71分:上夷→坂
後半71分:ノム→新太
完全休養を与えたかった下田も投入。
後半76分:弓場→下田
後半76分:藤本→屋敷
健太の位置に伊佐をそのまま置くこと自体が、現在の選手層の薄さを物語る。
後半85分:健太→伊佐
勝ち越しを目指し、選手は前がかりに。坂からのサムエルで惜しくもバーを叩くも試合は引分で終了。4月の前半からホームでの勝ち星ははないまま5月の昭和電工ドームは終了。
【ブラウブリッツ秋田さん達】:
※ド平日のナイトゲームにドームまできたブラブリッツサポに感謝と賞賛を。楽しんで大分を満喫して下さい。
※トリニータのアプローチと真逆のスタイルに近く、勝つ為にいろんなものをそぎ落として、できる事を愚直に、ひたむきにやり抜く姿勢は万人が好むスタイル。トリニータもこんな時代があったし、観戦していて判りやすく伝わるものがあり良いチームでした。
※秋田から大分ってどういう経路で移動するんだろう?福岡ですら直行便がない気がする。(同じやり方がアウェイの時のトリニータにふりかかる)
※普光院誠選手の名前かっこいい。
※監督の語り口調が独特の間。一時期の佐野元春とか、新興宗教の教祖な感じ(個人の感想です。効果/効用には個人差があります)。
※監督の試合後コメントがまた熱い。
粘り強さは1人では絶対にうまくいかない。粘るためには仲間の心、支えが必要で、それが混ざって粘りが出てくる。そういう点で、試合だけではなく、日常から、練習から。そういう思いが秋田の武器でもある。ピッチでそれがあふれ出ているのだと思う。
【トリニータ選手たち】:
高木:文句をつけるプレーはなし。が、もっとチームを盛り上げる何かを率先して欲しい。
三竿:3バックで自由にあがり攻撃に参加。うちに来るまで怪我がちだったとは思えないタフネスだけど、どこかで休ませないとストレスとか怪我してしまってからでは遅い。と思うが現在の層では...。
羽田:悪くなかっただけに、失点シーンが悔やまれる。羽田を使う以上、織り込まなければならない事項だけれど。
ペレイラ:三竿張りの良い攻め上がりが何度か。が、それを使わぬ贅沢も何度か。緊急とはいえ3バックの右の使い方もありか。
弓場:広大なスペースを頑張って管理する。
上夷:意図がかみ合わないシーンが何度かあるも、使われ方から考えると、そりゃそーよね。残り少ないポリバレントなので怪我が心配。上夷まで怪我人になるといよいよあぶない。
伊東:試合の終盤は脚を引きずる満身創痍状態。
ノム:違いをみせつけつつも結果を残せず。
藤本:相手DFの引きはがし方に工夫がみられるのを感じる。
健太:あれが打てるならもうちょっと普段からシュートした方が。とりあえず結果が出たので次節以降は蓋空いてお願い。
サムエル:気持ちはあるも後半最後の方はガス欠。ヒーローになり損ねる。
坂:とりあえず負担の少ない(言い換えれば使われていない)無事なDF。最後のセットプレーではバイシクルでサポの掌をひっくり返させかけるもペレイラのヘディングがバーを叩く。
新太:気持ちばかし急いているような雰囲気。
下田:一度トラップだけでサポの感嘆を呼ぶ。試合に使いたくはなかった。
屋敷:若者らしい思い切りの良いシュートが惜しかった。
伊佐:あの位置で伊佐を使わざるをえない状況が辛い。
【その他】:
※毎試合失点をすれば、得点できなければ勝てないのは理屈にあっている。管理人はシステムのお仕事をしている訳なのですが、結果が出ない事にはは必ずやり方とか仕様に問題があると思ってます。「やり方があっている」のに結果が出ないのであれば「やり方に問題がある」んです。うちは「こうやって回すと相手が動いてスペースができる」「こういうやり方もある」って手法を落とし込んでるのかもしれないけど、これって積み上げでどこまで積み上げれば結果にたどり付くのかがはっきりしないやり方だと思う。誰がこの形でゴールを揺らす為に、準備として誰がこの位置でボールにアプローチし、クロスを上げるとか、結果から逆算しての形がないと、この選手層の薄さでは難しいんじゃないだろうか。秋田は自分たちのやれることを全力でやり切るイメージだっただけに、凄くそんな事が感じられた。
※強化部も動いていないとは思わないけど、補強するには誰かを放流しないとならない状況で、怪我人を放流する訳にもいかないだろうし、放流できそうな若手もいない状況だからなぁ。
【第17節:ファジアーノ岡山戦選手投票結果】
遅れてすみません。前節の結果と皆さんのコメント