お犬様相手に完勝【J2第13節:vsジェフユナイテッド千葉】
僕は性格が悪くて、勝った試合の後は負けたチームのブログを回覧するのを無常の喜びとしております。
しかし、悲しい事にブログというのはもうオワコン、前世紀の遺物、爺いが自己満足でやってるリハビリ。最近の若い子はYoutubeやTikTokなんでしょ!きっと‼︎(何故か逆ギレ)
僕は各チームのブログを「さっかりん」あたりのリンク集で探すのですが、最近のポッと出の若いチームにはファンブログすら存在していないチームすらあります。
その点、ジェフ弱いテッド千葉は違います。面白いブログが沢山あります。老舗チームですし、頭でっかちでサッカーに小煩いサポーターが沢山いるイメージ。きっとそんな人はオシムの栄光時代も知ってる、「ジェフの奇妙な残留」時代も知ってる。しかし世間一般というか若いサポーターだって、トリニータと共にJ2に降格し「きっと今年は昇格!」と思い始めて早や13年目。幼稚園を卒業して「ジェフ好き〜」って言ってた子供サポだったのがもう高校を卒業してしまうのです。悲しい事に彼らはJ2のジェフしか知らないのです。そんなジェフにトリニータはからっきし勝てない時代があったのです。あまりの年貢の取り立てに「お犬様」と称してた時代もありました。しかしその時代もたのです。お犬様にシーズンダブルを食らわせた2018年我々はリーグ2位でJ1へ、苦手意識はどこかへ行ってしまったのです。お犬様にシーズン2勝を挙げれば昇格できるのです…ということで千葉行きが決定。
福岡から飛行機で羽田、JRで蘇我まで移動。久しぶりのフクアリは近々フェスをやるらしく、大音量のU2がステージから常に流れておりました。
開門と同時にユニへと着替えることもなくお犬様ゴール裏へ。
僕の大好きな「サマナラ」のカレーがゴール裏に移動してたのでユニに着替えられず。
お犬様といえば「喜作」のソーセージ盛りが著名ではありますが、あれはイベント(タッパーに詰めてもらう)が楽しいのであって、味は正直微妙だと思う。よってサマナラのカレー一択。
試合開始前にスタジアムに流れる音楽が今様で、隣のsada兄さんと「都会のチームはお洒落。田舎チームはクイーンとか流しがちだもんね」と会話するが途中で、この連休に開催される JAPAN FESがらみと気がつく。フクアリで石川ナオ流しちゃ駄目だろ。僕はレキシの「KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ」が流れてご機嫌(レキシ好き)
さて試合の方。
連戦が続くトリニータ、怪我人も相まってメンツを多少弄ってくる。
ツートップに呉屋と伊佐、左下田に右中川、ダブルボランチにネットと弓場、DFラインは左から高畑・三竿・ペレイラ・伊東。GKは高木。ベンチスタートは吉田、上夷、野村、健太、司、藤本、宇津元。
対するお犬様には風間宏矢がいるんだけどベンチスタートで結局出場せず。
キックオフ
トリニータは組み立てのチームなので、試合の入りは相手の様子を伺う感じになる。お犬様もそれなりに圧高めで試合に入ってくる。
しかし15分。GKから繋いだボールをセンタリング。相手DFにカットされるもこぼれ球は中に絞ってきていた高畑の前へ。勢いよく振り抜かれたシュートは物凄い弾道でゴールに吸い込まれる。トリニータ先制、1−0。
これで重圧がなくなったのか、基本ペースはトリニータで試合は進む。
後半開始。
後半もペースは基本トリニータ。下田、ネットのポジションチェンジ、弓場のデュエル、計算されたポジショニングとパスでお犬様にサッカーを絞らせない。
63分:中川→野村
63分:呉屋→宇津元
前回とは違い、交代メンバーに野村のようなスペシャルな選手がいると心強い。
83分。野村のカウンターをファールで止められトリニータFK。トリニータには蹴れる選手が下田・三竿・野村・ネット・伊佐と沢山いるけど蹴るのは下田。この直前にも少し遠い距離でふかしていたのを微調整し、蹴られたボールはポストをかすめてゴールを揺らす。トリニータ待望の追加点。2-0。
86分:伊佐→藤本
この藤本が試合を決める。相手のパスを狙っていた藤本がインターセプトすると、ゴール前へドリブル。宇津元も走りこむが、藤本はフェイントをかましてからのシュートを選択。これが決まり試合を決定づける追加点。3-0。
90+2分:高畑→司
90+2分:下田→上夷
ロスタイムには時間稼ぎの交替も行える余裕をみせて試合は終了。
まさに快勝。試合後のビールが堪らなく美味しかったよ。
【ジェフ弱いテッド千葉さん達】:
※お犬様と一緒にJ2に堕ちて、嫌いなチームではありますが、うちがJ2にいない時でも常に気になる存在で、我がチームを除けば、一番選手を知っているチーム。好きなチームなんだと思います。身体は拒絶しておりますが....(笑)
※なんやかんや言って、一番J1に近かったのは、我々と昇格プレーオフの決勝を戦ったあの時だと思う。
※けど、J2で一番好きな時代はエスナイデル時代のハイライン素パスタ時代だったりする。
※フクアリはとても良いスタジアムで、高木のボールに相手FWが滑りこんだ時なんか芝の音が聞こえる。ほんと良いスタジアム。
※風間は試合後挨拶にこいや
※尹晶煥監督就任で、もっとムキムキになるかと思ったけどそこまでの変化はまだ表れていない。尹晶煥のサッカーってもう古くなってるかもしれないという事実に気が付かないフリをする。
【トリニータ選手たち】:
高木:さほどないピンチも集中を切らさず。ホームで無失点の舞をお願いします。
高畑:スタメン発表や開始5分でミスした時にはハラハラしたよ。ほんと我が子を心配する親の感情。
三竿:三竿CB化で守備は安定したけど、三竿らしい攻め上がりが少なくなるのは仕方がない事だけど、高畑が覚醒してくれればそれも我慢しよう。
ペレイラ:ファール貰いたがり。
伊東:ジェフ千葉には恩はない(サイドバックで取っておいてチームは3バック化)やろうけど、躍動した姿をジェフサポに届ける。27分のプレーは好き。
弓場:これでボランチのメンバーが読めなくなるほどの活躍。デュエルを必要とされる現在のボランチ像には一番合致。
ネット:賢さと強さと心強さと。下田-弓場-ネットで最大限の効果を引き出す。
下田:SHでも使えるとなるとさらなるブラック勤務が北斗を呼ぶ。
中川:圧の少ないジェフ守備陣をかき回す。相手もあるがトリニータに来てから一番の出来。
伊佐:ほぼフル出場で連戦中のFW陣稼働の役割を果たす。意外と高畑と合う?
呉屋:真ん中の基点になっていた。
野村:後半途中から出てくるメンバーではないが、その分威力倍増。
宇津元:次に期待されているのは君だ。蓋を開けよう。
藤本:リーグ初ゴールおめ!まっさきに岡山コーチに飛びつく師弟愛。
上夷:有事の際のCB候補の最右翼。
司:ユース出身者のメンタルケアまで行えるベテラン。
【その他】:
※この日の実況は原さん(ヒロミの息子)は少し絶叫系。解説の小村さんは目の前のプレーを説明する「お気持ち表明系」(うちの元焼肉屋も)。小村さんクラスだったら、もっと深い所にも気が付いているだろうし、読みもあるんだろうけど、言語化できないんだろうと推察。
※下田のFKシーン。地味にGKとボールの間で視線の邪魔をする伊佐。いつぞやの三平を思い出した。決まった後もゴール内でゴール裏を眺めながら仁王立ちがかっこよかった。
※高畑。あまりの不出来に前半で下げられ、皆がロッカーに引き上げる中、一人ベンチに佇んでいたシーン。そしてそれを馬場が声をかけるシーン。あれからここまで来たと思うと胸と涙腺が熱くなる。
※これで変に下平さんが味をしめるのではないかと少し不安。
【選手投票】:
とここまで書いてて、第12節の栃木戦の記事をあげていない事に気が付く
たぶん、もう書けないので結果だけ。MVPは梅崎 司でした。
さてさて、第13節の発表。
なんと、自身トリニータリーグ戦初ゴール、しかも先制点を決めた試合で、高畑受賞にならず!僅差で弓場くんが受賞!
【最後に】:
僕の大好きだった。イビチャ爺ちゃんがお亡くなりになりました。
元ジェフ監督でもあり、日本代表監督であったオシム監督。途中に病に倒れず、貴方と共に日本のサッカーで世界に挑戦したかった。天国で今年のW杯に臨む日本代表をくさしながら観戦して下さい。
【おまけ画像】: