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今年もアウェイ鹿狩り もしくは 大分帝国に皇帝即位【J1第19節:vs鹿島アントラーズ】

  10月がやってきます。

 ちなみに『10月はたそがれの国(原題:The October Country』って、レイ・ ブラッドベリの名作がありましたが....






 ....そんなこたぁどうでもいい。鹿島に勝ったどーーーー!


 全国3000万人のサッカーファンの皆様、そして全国1億2000万人のトリニータサポの皆様。トリニータが今年もアウェイで鹿島に勝ちました!複数得点、シャットアウトで勝ったのです。

 いやいや、下衆の極みである管理人は、うち相手に負けたチームの、負けた直後のブログを巡るのを楽しみにしております。まぁ例によってこの試合後も巡回してみたのですが....あんま、おもろないですな。これが鹿島のメンタリティというのか「不運だった」とか「大分良かった」「スタメンの控えとの格差がある」くらいで、もうちょっと阿鼻叫喚というか「大分ごときに負けてしまった」とか騒いで欲しいもの。我ながら屈折している。


 やべっちFCも最終回を迎える、J1第19節、大分トリニータは鹿島アントラーズに勝ったのです。



 ...あっ、ジェフユナイテッド千葉の皆様におかれましては、デジっちを一度も経験することなく、やべっちFC終わってしまいましたね。



 さて、トリニータの布陣。


 渡を頂点として、田中と小塚のシャドー。左・星の右・小出。ボランチに島川と長谷川、DFラインはいつもの三竿-鈴木-岩田。GKはムンくん。

 ベンチスタートはタカーギ、刀根、羽田、野村、高畑、町田、髙澤。

 正直、最初にこのスタメンとベンチを見た時、この日の負けを覚悟した自分を責めたい。三平・伊佐は、この試合の為に水曜日温存していたと思ってたのに。


 対する鹿島アントラーズさん、いやぁ鹿島の選手も代替わりしちゃったなぁ、知ってる選手がほとんどいない。

 トリサポ一般の認識ではうちの三竿の弟がいるイメージだけど、一般的には鹿島の三竿さんのお兄さんがトリニータに所属しているイメージ。鹿島の弟君は、前節で100試合出場かなんかを成し遂げたらしく、セレモニーあり。兄弟でなかよく写真に納まっていました。うちの三竿さんのセレモニーの時も対戦相手も鹿島さんで、三竿の家族と弟(おじさん)の写真。なかなかあり得る事ではないと実感。ちなみ弟の方が顔でかい。


 試合開始。

 立ち上がりから猛然とプレスをかけるアントラーズさん。

 トリニータは2ndボールを拾えず、ハーフコートで試合は行われる。

 まぁアントラーズさん、プレスは効率良くかかっていたイメージだけど、そこから先のイメージが構築できなかった。トリニータの守備陣が肝心な部分をしっかりと固めている。


 給水タイムを挟んで、徐々にトリニータもボールが回せ、狙いを持った攻撃を繰り広げるようになる。相手SB裏のスペースに田中が走る形。逆サイの小塚はゲームを組み立てる為に、下がってボールを受けたりもしてた。


 前半終了。鹿島のプレスが目立った印象だけど、本当に危なかったのは、岩田の持ち上がりをカットされて展開されたシーンぐらいじゃなかったかな。


 後半開始。

 両チームとも新メンバーを投入。


 後半開始:鹿島:エヴェラウドさん→上田綺世さん

 後半開始:鹿島:名古さん→荒木さん


 後半開始:大分:渡→髙澤


 両チームともてっぺん近くを入れ替える。問答無用の個人技で頭を殴ってこれるエヴェラウドさんが交代して少しラッキー。


 前半同様プレスにはめようとする鹿島と、ちょっと攻勢に出ようとするトリニータで、試合は少し動きだす。

 ボールを前線まで持っていけるけど、そこから先の手がない鹿島と、サイドを徹底するトリニータ。少しづつ鹿島の距離感が広がる。


 前半57分。田中達也のカットインからのシュートは相手DFに阻まれるものの、こぼれ球をクロスするように走ってきた小塚がシュート。相手DFの背中にあたり、ディフレクションしたボールはGKをあざ笑うように逆方向に突き刺さる。

 あれはGKは無理、キャプテン翼の若島津くんの三角飛びじゃなきゃ無理。

 小塚は脚でトリニータ初得点(ヘッドはあったけど)。


 後半63分:小塚→野村


 追いつきたい鹿島は攻めの選手交代。


 後半67分:鹿島:山本さん→遠藤康さん


 とDF下げて、MF投入。

 

 後半71分:小出→刀根

 後半71分:長谷川→羽田。


 刀根がDFラインに入り、岩田がサイドへ。羽田は競り合い対策。


 追いつきたい鹿島はさらに攻撃的な選手交代。


 後半78分:鹿島:和泉さん→染野さん

 後半78分:鹿島:関川郁万(なんて読むの?)さん→染野さん


 DFを削って前目の選手を投入。

 この攻めの姿勢の意識が合わない鼻先でトリニータのカウンターが炸裂。後半81分。

 島川-羽田-三竿をダイレクトでつないだボールを野村が相手DFの裏のスペースへ、それに反応している髙澤がGKと1vs1。落ち着いてゴールへ流し込む髙澤。勝ちを手中に収める値千金の2点目。


 後半90+2分:田中→町田


 残り時間、決定的なシーンは作らせなかったDF陣の集中で、鹿島アントラーズさんをシャットアウト。トリニータがアウェイで貴重な勝ち星を得た試合であった。


【鹿島アントラーズさん達】:

※鹿島アントラーズさんも連戦からか、きっと1stチョイスの人選でなかったと思うが、スタメンと交代で出てくる選手との力量差を少し感じる。

※ザーゴ監督から、なんというか人間的温かみを感じる。見た目は、サノスだけど、きっと良い人に違いない。実は片野坂さんの昔の同僚(柏時代)。


※たぶん、鹿島さんとか、横浜Fマリノスさんとか自分たちの形を持ってて、トリニータ相手に自分たちのサッカーをぶつけてくる(うちの長所を消そうとしてくるのではなく)チームとは、うちとしては相性が良いんだろうなぁ。


【トリニータ選手たち】:

ムン:基本に忠実にプレー。声、むっちゃ聞こえた。何気にチーム内パス数No.1

三竿:兄より優れた弟など存在しない by ジャギ

最近、上がるべき時は上がっている三竿好き。

鈴木:皇帝即位おめ。

岩田:前半の中央攻め上がりを止められると危険。

島川:危険な場所を埋める働きを常に実践。過去最高に調子良いんじゃなかろうか。

長谷川:先制点の起点のサイドチェンジは真骨頂。何気に躱して前を向ける長谷川に惚れる。島川とともに危険なスペースを埋める。

星:仕掛けの部分で物足りなさは感じるものの、試合最後まで精力的に上下動。香川の離脱で出動回数は増えると思われる。

小出:決して本職ではないサイドでのタスクを全う。

小塚:仕掛けとゲームメイキングと、徐々にトップフォームに戻ってきた。ヒーローインタビューでニヤニヤと、エロ孔明らしさ全開。

田中:フィジカルモンスター。この連戦をそれなりの成績で終われたのは田中の功績。やっとトップ下での役目が自身の中で整理されてきた感じがする。

渡:役目と動きが整理されてきた田中を見ると、次は渡とか知念が判ってくる筈だと思ってる。動きの質は悪くない。


髙澤:出場試合のかなりの確率で得点するのはストライカーとして優秀な証拠。知念が注目選手に選ぶのも理解できる。

野村:背中の10番の価値を認識させるプレーを披露。

羽田:役目を全う。最近、彼が気の効いた位置にいることを認識し始めた。

刀根:顔圧が強い。

町田:時間稼ぎの交代であったが、試合にはすんなり入れず。刀根に怒られる。


【その他】:

※田中達也のトップ下でのタスクとか役割とか動きとかが整理されてきたとは感じるが、それが通用する...いや効果的な相手かどうかは、相手によって変わってくると思っている。

 トリニータのトップ下って、結構役割に特化したバラエティある選手層を抱えているので、相手次第でスタメンは変えるべきだと思う。

※チーム内パス数のトップがムンくんとかおかしい(誉め言葉)

※ジャッジに関してはやや不満。島川とかムンくんとかイエロー出すほどではなかったんじゃないかと思ってる。

※田中が徐々にトリニータのサッカー、片野坂さんの目指すサッカーに順応してきているように、知念とか渡が覚醒してくれる事を祈ってる。

※ムンくんの背中をポンと叩く、皇帝大好き。

※実況:八塚さん、解説:水沼さんは聞いてて、ほんと心地よい。水沼さんはほんとよく国内国外を含めサッカーを見ている。

※実況解説が何度も鈴木の連続出場の偉業を褒め称える....が、『皇帝』なんて誰が呼んでるん?

※タイトルを「進撃の巨人...を止める」にしようかと、考えた管理人、進撃の巨人を読んでいないで断念。




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