点差以上の試合内容【J1第14節:鳥脳ダービーvsFC東京】
どうも....最近、このブログを知った方には判らないかもしれませんが、僕が東京在住時、このブログはかなりの頻度でFC東京について述べていました。年によっては生観戦はFC東京の方が多かったくらい。
JFK時代からJ2に堕ち武藤の移籍くらいまで、FC東京が好きでした。多くのサポーターの感性も共感できるものが多かった(蝗と呼ばれてますが)し、「本妻は大分トリニータ、愛人はFC東京」と公言していたくらいの管理人こと鳥脳です。
石川のカットインからのシュート、ヨネの献身性、今野のクリーン&クレバーな守備の読み、塩田の腰の低さと平山の意外性と梶山の気持ち悪さ...ホントに結構FC東京が好きでした。あの頃のチームから残っているのは森重くらい。
そんな管理人が力の入る、そう「鳥脳ダービー」が先週末開催。福岡からカーシェア使って台風10号がやってくるというのに参戦。
もう今のFC東京に個人的な思いをいだく選手はいませんが、やっぱり格別なものがあります。ちょっといつもより相手目線な部分も多いですが...
トリニータの布陣は以下の通り。
伊佐-渡-町田の前線、羽田のボランチ先発、あとはいつもの布陣。ベンチスタートは吉田、刀根、タナタツ、佐藤、前りょ、三平、知念。前りょは怪我からの復帰戦。
対するFC東京はターンオーバー。そこそこ若いメンバーもスタメンに。個人的に見たかった髙萩洋次郎は帯同もせず。
キックオフ。
FC東京の持ち味は堅守速攻カウンター炸裂。この手のチームはちとトリニータとの相性が良くない。志高く(ここFC東京が志低いと言っている訳ではない)己の戦術をまっとうし、翻弄しようとしてくるチームの方が片野サッカーには相性が良いと思ってる(横浜Fマリノスとかさ)。
この手のチームに、トリニータがやってはいけないのは、中途半端に真ん中攻めて、ボールを奪取されカウンターに繋げられること。チームとしてその意識は徹底されており、サイドからの攻撃を意識。サイドからのクロスはあがるものの、相手DFに阻まれる状態。シュートの精度がどうのこうの言う以前にシュートまで持っていけない状態。
前半29分。FC東京のコーナーキック。クリアしたこぼれ球を安部柊斗さんに拾われミドルシュート。トリニータの誰かに当たりコンフリクトしたボールはムンくん反応できず。事故、事故としか表現できない失点。
この失点で試合の方向性が決まってしまう。連戦が続きこの試合でもターンオーバーを引いてきているFC東京は無理をして試合を進める必要はなく、どんと構えていればよくなった。
前半終了。
後半開始・
後半開始:渡→三平
後半開始:伊佐→知念
昨年の2試合は両試合とも、FC東京には力負けをしていた。特にホームでの対戦は、やってる種目がトリニータとFC東京では違うんじゃないかぐらいの感想が出てくるくらい完璧にやられた試合だった。
ターンオーバーで、先制点で余裕のあるFC東京だったせいもあるが、この日は結構押し込む時間帯もあり、同じ種目で争っているという印象...だけど、フィニッシュまでいかない、いや、いけない。
サイドまではいくが、えぐりこめない。
後半60分:島川→前りょ
後半68分:町田→タナタツ
後半90+2分:羽田→佐藤
と、攻撃的なカードを切り続けるが、戦況は大きく変わらず試合は終了。FC東京の想定通りに試合が進み、FC東京の掌の上で踊り続けた試合であった。
【FC東京さん達】:
※いやぁタマ(三田啓貴)が素晴らしい。長い距離を猛然と駆け上がったり、肝心なスペースはあけなかったり、トリニータが思うように試合を運べない原因だったと思う。ちなみに愛称の「タマ」はアザラシのタマちゃんから来ていて、中学のとき、コーチに『ストレッチしているときの姿が似ている』と言われたのが最初とか。
※森重が「爽やかヤ〇ザ」と呼ばれるだけのプレーを端々に見せてくれたのは少し懐かしい。肝心な部分は多少強引だろうが潰すあたり森重っぽくて。ほんとはもう少し、森重を慌てさせるようなプレーをトリニータは演出したかったけど、少しも慌てず。余裕のよっちゃんのままでした。
※トリサポ的には、ナビスコ勝った相手だし、ガンバで3冠取ってるけど評価はいまいちな長谷川監督。メンバーを落として、アウェイで勝ち点持って帰るマネジメント力素晴らしい。
※長友、武藤、最近では橋本拳人といい海外移籍はポンポン出してくれるFC東京だけど、それなりに下が育ってきているから出せる印象。案外J3でのU-23は効果が出ているのかもしれない。
【大分トリニータ選手たち】:
ムン:失点シーンはGKとしてノーチャンス。
三竿:最低限の役割は果たしたけど、チャンスを作り出したとはいえない。
鈴木:200試合出場のセレモニーで奥様の顔はスタジアム内で流れず。この年でDFでこの記録は凄いと思う。もっともっと伸ばしていきたい。
岩田:果敢な攻め上がりは見せるも効果的であったかは不明。
島川:この日は長谷川がいない為、長谷川的なタスクも処理。危険なスペースは消していたと思う。
羽田:長谷川の代わりは期待していない。羽田は羽田らしさを表現できれば。
香川:上下動を頑張りクロスをあげるまで頑張ったけどクロスの質やバリエーションの部分がかけた。
レイチェル:もう少しサイドをえぐりたかった。んで、枠飛ばせ。
町田:トリニータのトップ下としての役割は十分に理解。
渡:渡の良さって、型にはまらないダイナミックさだと思っている。今はちょっと戦術に従いすぎ。
伊佐:あまりボールを納めるシーンや、シュートシーンは少なく不完全燃焼。
三平:アイディアは面白かった。
知念:どこかでケチャップの蓋を開けさせたい
前りょ:復帰おめ。後はトップフォームに戻そう。
タナタツ:町田との交代は町田の疲れもあったとは思うがトップ下に入ったタナタツが何かをしかけるシーンはあまりなかった。
佐藤:あの時間では評価しにくい。
【その他】:
※この日福岡から大分へ移動時、カーシェアの車にガソリンが少なかったので、福岡のGSで入れようとしたら、レギュラーガソリンが売り切れだっだでござる。
※この日のお弁当は「知念慶プロデュース ウチナーまんぷく弁当」。ゴーヤチャンプルー美味しかったどす。
※栄えある鳥脳ダービーのこの日、城島高原グッドファミリー賞に筆頭当選する管理人!
.....ええ、ええ、ワタクシ応募しましたとさ。
いつもなら試合が終わったらスマホを確認するんですけど、なぜかこの日は確認せず。
城島高原グッドファミリー賞に当選したのを知ったのは帰りの玖珠PAでした....orz。
当選したら、えのきずファミリーに贈呈の約束してたのに....。
※まぁ、カウンター防止で真ん中から攻めないのも判るし、サイドから崩そうとしていたのも判る、判るけど可能性とか得点の香りはあまり漂わず。
※決定力ってのはどこのチームでも、喉から手がでるぐらい欲しい能力だし、簡単に手に入るものでないとは思ってる。限られた資源で戦う我々としては、決まる割合が低いのなら、仕掛ける回数(分母)を増やして決めるしかないのかなぁ。
※この日、管理人はバクスタの端っこの方にいたんだけど、後ろのおっさんがヤジを飛ばすタイプの人で閉口。通常の試合だったら、聞き流す程度のヤジだったとは思うが、我々の観戦スタイルが限定されている上で、あのヤジを聞くのは正直辛かった。ほんと嫌、ああいうの。
【おまけ画像】: