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2位たん【J2最終節:vsモンテディオ山形】

 トリニータリードのロスタイム。山形のアルヴァロ ロドリゲスのシュートがトリニータのゴールを揺らし、同点となった瞬間。正直、昇格プレーオフを覚悟した。

 勝ち点と昇格プレーオフ進出という目標はクリアしたじゃないか、結果はどうあれ選手を讃えてむかえなきゃ...とか、自分を騙しに、自分を欺きに、自分を納得させに総力でかかっていたけど、考えがまとまらず漠然と時間だけが過ぎた。

 タイムアップ。
 選手たちはすぐにゴール裏へとはやってこない。僕はiphoneで他の結果を確認しようと思ったが止めた。まあ見た所で各々が接続しようとしていたから電波もつながり難くなってたからね。

 タイムアップから凄く時間がたったように思えるけど、ほんの数瞬、ゴール裏がざわめきだす。駄目よ、いつか町田あたりであったじゃん、勘違いしてたの。あんな状態にはなりたくない....けど、選手もざわめきだし、三平がこちらに走ってきて、いつものガッツポーズを繰り出した。

 他の試合、松本も町田も引き分け。
 これで大分トリニータは、2018年シーズンのJ2を23勝7分12敗、勝ち点76となり2位となった。

 ただいま。J1。

 かえってきたよ。


【山形への道】
 山形への道は厳しい。
 福岡から山形への直行便はない。大阪乗換か、小牧空港経由がちょっと高いが理想的。色々と考えた結果、福岡から仙台空港へ、仙台空港からレンタカーでNDソフトスタジアム山形を目指すことに。

 福岡7:50発の飛行機は、ボンバルディアの小さい奴で、このクラスの飛行機に乗ったは多分初めて。
 福岡空港にこの時間ってのは地下鉄空港線の住民として全然楽勝なんだけど、大分から面々にとっては朝3時過ぎだったらしくハードな移動。ちなみに広報のFさんも同じ飛行機だった模様。
 9:30には仙台着。ここからはトリニータブログ界の重鎮の一人、大分熊猫頭取を載せて移動。ちなみに熊猫頭取の会社の方、可愛い娘ちゃん2名も一緒に移動。
 レンタカーはホンダのfit、さっそく熊猫頭取が「ベンツじゃないんだ」と文句を。あなた、人が手配した車に乗っといて、しかも、会社の人まで良い顔しといて、そうか、そういう事いうんだ。まったく、可愛い娘ちゃん2名も、会社の嫌な上司とプライベートまで一緒に行動で可哀相なもんだよ。


 11時前にはNDスタへ到着。
 待機列への案内に道間違えかかるという失態がありながらも待機列へ。山形遠征はこれで3回目なんだけど、多分過去最高にトリサポが集結。係員に話を聞くと前売りだけで800くらい売れてるらしい。

【NDスタ】
 開門後、なんとか席を確保しスタグルへ。
芋煮美味しいのよ

 過去の経験上、一番美味いのは芋煮汁って知ってる。僕たち西日本文化の人間にとって、なんだよ醤油で煮ただけの醤油汁ってと思いがちだけど、これが思いに反して美味い。根菜と牛肉から美味しいお出汁がちゃんとでている。東北圏の文化で「芋煮会」があるのも納得できる。
 まぁ芋煮に並んでるのはトリサポで、普段から芋煮を嗜む山形民はあまり並んでいないのはご愛嬌。
 あと牛串とゲソ天蕎麦を食す。どれも普通に美味おござんした。
蕎麦は画像なし
ペッカくんに強襲される知り合い

 ちなみにディーオくんがこの時やってきたのだけど、蕎麦片手では写真は撮れなかったよ。
これがやっとさ


【秋天の陽炎再び】
 さて試合。
トリニータの布陣は以下の通り。藤本・三平・馬場の前線以外いつもの布陣。ベンチスタートはキョンゴン・岡野・那須川・小手川・川西・林・ごっちゃん。どういう事態におちいっても対応とるべきベンチメンバー。
 対するモンテディオさんには坂井達弥がスタメンぐらいがトリサポ的にはしった顔。本田拓也さんとか、偽レイチェルころ松本怜大さんがいたりする。指揮官はかって昇格プレーオフ決勝でジェフを率いてた木山さん。

 キックオフ。
 冒頭選手がコケまくる。試合開始前までに降った雨の影響か、予想以上の芝状態。
 前節の金沢ほど丸谷をマークしてくわけではないが、岩田のところなんかにはしつこくきていた模様。が、そこを一枚剥がせば前方にスペースが生まれるわけで、この日は岩田が積極的にトライしていた。あのハートの強さには惚れる。

 前半18分。岩田の攻め上がりからマイナスのクロス。走り込んできた星が合わせトリニータが難なく先制点をあげる。もうゴール裏の安堵感ったら。しかし我々は決してウノゼロのチームではなく、複数得点できるけど、無失点で済むチームではないわけで、追加点が必要だった。
 前半のCKから三平のヘッドがクロスバーを叩いたりしたのが決まっていたらなぁ。

 前半1-0で終了。
 とりあえずのリードに安心するが、まだ何も勝ったわけでもなく、成し遂げた訳でもない。ここでも他会場の状況は調べず。

 後半開始。
 後半、トリニータのラインが下がったのか、モンテディオさんも好機をつくりだす。

59分:馬場→小手川

67分:山形:本田さん・阪野さん→ロドリゲスさん・中山さん

74分:三平→川西

81分:山形:松本さん→汰木さん

 川西はトップ下へ。山形ロドリゲスさんが元気にちょこまか動き回る。

 しのぎ切りたい大分トリニータ。勝てば帆自動昇格をつかみ取る。そんな思いが交錯していたロスタイムの出来事。

 90+1分。中山さんが放ったシュートに反応するも、こぼれたボールを再度エリア外からロドリゲスさんが打つ。これがトリニータのネットを揺らし、痛恨、まさに痛恨の同点劇。

90+3分:藤本→林

 林の頑張りに期待するベンチ。

 このあとが冒頭の文章につながる訳だけど.....はぁ、ほんとに生きた心地はなかったなぁ。
 あの秋天の陽炎が再び繰り返されるのかと思った。シチュエーションは同じだったけど、結果は真逆だった。

【歓喜そして昇格へ】
 ある選手は吠え、ある選手は泣いていた。シーズン42試合、1試合、1試合と積み上げてきた得点が、そして最後に積み上げた勝ち点1が、結果としてシーズン2位で自動昇格をつかんだ結果となった。
 ホッとした。それなり喜んではいたけど、たぶんホッとしたのが先行していた。ロスタイム我慢して勝ってたらJ2優勝だったんだとか、来年大変だなぁとか。ちょっと醒めた感情だったのは、たぶん理解が追いついていなかったせいなのかもしれない。

 監督がしゃがれた声で我々に感謝を述べた。我々も大声で「大分よりの使者」を歌った。よそ様のホーム最終節でできるのはここまでだと思った。我々の昇格を祝う場をつくる為にセレモニーの場を最大限遅らせてくれたモンテディオ山形に関わる全ての皆様に感謝したい。社長や主将の山田拓巳さんはトリニータに触れてくれた。本当に感謝したい。

【安堵の夜】
 試合後、山形へ移動して(またも熊猫頭取を配送)ホテルへ。長年の大阪出張の賜物で、会員だったAPAホテルへ。それなりのお値段がしたんだけど、会員の全額返金キャンペーンの対象で当選。払った全額戻ってきました。
 テレビのニュースで流れる「今日の試合、モンテディオ山形はホーム最終節で、大分トリニータと対戦し1-1で引き分けました。大分トリニータはJ1昇格が決定しました」を聞いた瞬間、いろんな感情が押し寄せてきたのを覚えている。
 大分からの面々と、関東からの面々と飲み会。山形牛も食べたし、日本酒しこたま飲んだ筈だけどそこまで酔わず。普通に朝起きて仙台空港まで移動。飛行機で福岡まで、昼には自宅に西日本スポーツを買って帰った。
山形牛
もつなーべ
2次会会場

 大分トリニータに関わる、すべての皆さん。本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。
 来シーズンはきっと茨の道だど思うけど、頑張りましょう。
 僕は適度に頑張ります。

 残りはいつもの形式で。

【モンテディオ山形さん達】:
※ほんとホーム最終節に邪魔な面々で申し訳ない。ほんと邪魔だったと思うし、面倒臭くて、ウルサイ連中だと思った筈なのに、最後まで優しく
※主将の山田さんは人柄よさそう。
※山形の空気は、九州と違いほんと寒かった。そして山形の夕方は日が沈むの早杉内。
※車のナンバープレートの山形の文字。「形」の右側が横へ並行に伸びるのに違和感を感じる他県民。

【大分トリニータ選手たち】:
高木:後半難しいシュートを落ち着いて止める。結果判明後はっちゃけるかと思いきや、不思議と落ち着いていた。

福森:横浜戦より数段の落ち着き。

鈴木:これで3年連続フル出場。フィールドプレイヤーでこの記録は異常。

岩田:ここ一番でのハートの強さを見せる。お爺ちゃんとお婆ちゃんに約束したゴールは、今年お預け。
前田:決まった後、吠えて泣いて。シーズン終盤での活躍は成長の証。

丸谷:目立たぬこと正義。1年を通して屋台骨を支え続けた。
星:この試合を除く終盤数試合はもっていなかったが、この試合はきっちり持ってることを証明。
レイチェル:今年のレイチェルは過去最高のでき!とボジョレーヌーヴォー並みに評価したい。J1時代にやってきてJ2/J3/J2を知っているレイチェルの涙はいろいろと物語ってた。

馬場:J1昇格を目指してトリニータに今年やってきた漢が、まさか途中で主将になってJ1昇格をもぎとるストーリー。嘘くさいけどドキュメンタリー。
三平:来年はついに、くまだまさしと共演かもしれん。

藤本:チーム以上の成り上がり者にはボールが渡らず。

小手川:昇格が決まった瞬間、あのコテが嬉しそうに笑ってたのが印象的。
川西:山形凱旋だが見せ場は少なく。
林:あの出場時間ではなんともできず。

キョンゴン:昇格が決まった瞬間、吉さんに水を浴びせる暴挙。
岡野:昇格決定時こける。
那須川:昇格決定時ちょうどDAZNに抜かれるタイミングの良さ。
ごっちゃん:覚醒したのか覚醒しなかったのか。

【その他】:
※ロスタイムを耐えていたら、早めに岡野か那須川入れて守備固めてれば....タラレバの世界を語るのは申し訳ないが......優勝できたんじゃね?
※まぁJ2優勝も経験してるし、昇格プレーオフでも優勝してるし。未経験の2位での自動昇格が埋まったと思ってやりすごそう。
※まぁそれを踏まえて、これで勝ちきれなかったのが現在のトリニータの位置なんだろう。
※上でも書いたけど、このシーズン42試合、1試合、1試合と積み上げてきた得点が、そして最後に積み上げた勝ち点1がこの位置になった。ごっちゃんが怪我してまでとりにいった1点。ロスタイムに丸谷が決めた1点。甲府に大量失点したけど、点差をつめた得点。そんな積み上げを神様は評価してくれたのかもしれない。

 さてトリニータの今シーズンは終了。
 これからはJ1に昇格した嬉しいオフシーズン、そして選手とのお別れを含む哀しいオフシーズンの到来です。
 シーズンの振り返りとか、選手評とか、お別れ記事とかぼちぼちとこなしていきたいとおもっております。

【おまけ画像】:











大分トリニータ2018 6876140727922882656

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  1. この記事じゃあ、くまねこさんを全く知らない人は、本当はいい人なのに、まるで酷い人間に見えるじゃないですか!
    速やかに記事の修正と私に対しての謝罪そして名誉棄損の損害賠償を求めます。
    でも私も大人なんで、この前のレンタカー代金を無料にしてくれればそれでいいですよー(笑)(笑)(笑)

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    1. 酷い人じゃないですか....(´・ω・`)ダンコキュウダンシテヤル

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けいた、かわいいよ、けいた

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