ポリアンナ症候群【J2最終節:vsFC琉球】
えーえー、沖縄くんだりまで行って、40節くらいまで積み上げたきたものを放り投げるような試合を見てきました。最悪です。最悪ですが、このブログにこんな時を任せられる適任のキャラクターがおります。
「愛少女 ポリアンナ」です。
彼女に「よかった探し」をやってもらうのです。
ポリアンナ症候群
ポリアンナ症候群(ポリアンナしょうこうぐん、英: Pollyanna syndrome)は、直面した問題に含まれる微細な良い面だけを見て負の側面から目を逸らすことにより、現実逃避的な自己満足に陥る心的症状のことである。別の言い方で表すと、楽天主義の負の側面を表す、現実逃避の一種だと言い換えることもできる。
良かったこと その1
行方不明が沢山帰ってきた
新太に藤本、しばらくベンチに入っていなかったレイチェル、呉屋んに上夷。替わりに朝陽がおらんことなったのは昇格プレーオフまでの隠し弾だと思おう。きっと也真人も長沢も隠してるんだよ、きっと、たぶん(語尾が弱くなる)。
こうなると選手の組み合わせは厖大になり、そうそうロアッソ熊本さんもスタメンを読めないのではないかという事に。誰だい?下平さんの攻め方や戦術が変わらないから誰が出ても同じなんて夢がない事を言ってるのは?
良かったこと その2
ペレイラがミスした
ペレイラにDF完全体を求めるのは酷(獲得時聞いた話ではボランチだったんだけど、ボランチ適正があるようにはみえないよね)。スピードに自信がないのかファール貰いたがりの悪い性癖があります。あの位置で転んだり、滑ったりされるとてきめんにピンチに陥ります。吉田舜が41節でのミスから集中力を増した様に、ペレイラも自身のミスが失点に直結することを再確認できた筈。昇格プレーオフでは万全の集中力で試合に入ってくれる事でしょう。
良かったこと その3
ここ2試合無得点
まるで38・39・40節で敵を殴り倒す下平サッカーが完成したかと思った方も多いでしょう。2失点しても3得点して勝つ。連勝が止まらなくなる!そんな下平サッカーが完成したと思ったでしょ。あれは幻、昇格プレーオフでケチャドバ祭りを行う為に、一度ケチャップの蓋を閉めたのです。ケチャップの蓋は昇格プレーオフで再び開くのです(何のためにケチャップの蓋を一度閉める必要があるのかは聞かない)。きっとロアッソ熊本さんは横浜FCとの壮絶な打ち合いで実弾が残っていない筈なのです。
良かったこと その4
野村が健太を使えない
貴方は覚えていますか?39節長崎戦の也真人からの健太のスピードを活かす2点目のパス。也真人と小出と健太のトライアングルは抜群でした。健太を抜群に操る也真人に惚れました。でも最終節には也真人はいませんでした、ノムがこの位置でスタメンです。ノムにしても新太にしても「俺がやる!」的な動きが多く、効果的に健太を使いこなしてるとは言えません。しかし、ここは考え様。健太が効果的に使われて浪漫を振りまくのはすでに敵チームに知れています。健太対策を講じてくるに違いありません。健太が縦にいけぬ時に、アーリーなクロスを覚えたが如く、健太がノムや新太を使うのです。レイチェルもスピードを活かした単騎から回りを使う事で一段とレイチェルの男前が上がったように、健太もイケメンになるのです。さぁ上夷も健太に使われる事を恐れずに、健太を追い越していくのです。
良かったこと その5
いらんカードを貰わなかった
もうね最後我慢しました。昇格プレーオフはカードがリセットされるのでイエロー3枚組は最後まで我慢しました。最終節でレッドを貰ってしまうと昇格プレーオフの1戦目は出れなかったルールだと認識してます。最終節負けているが為に無理なチャージで赤紙貰うようなことにならなかった事は素晴らしい。全員で昇格プレーオフに望めます。
良かったこと その6
清武にゴールを決められる
トリニータに昇格は出来なかった清武くんですが、福岡大に行き、それからサガン(鳥栖-ロアッソ)×2-サガン鳥栖-ジェフ千葉-徳島ヴォルティスを経てFC琉球へ。トリニータはアカデミーだけですが、そんな清武にも今期3得点のうち2得点をトリニータが供給する。こんなアフターサービスの良いチームはありません。きっとアカデミーへの入団希望が殺到している筈です。
良かったこと その7
アウェイえがお健康スタジアムでやれる
覚えていますか6/25。
史上最強グルメツアー勝利を肴に飲む酒は美味いに決まってる【J2第23節:vsロアッソ熊本】
我がトリニータに「一体感」とか「気持ち」が見えた試合。中川のシュートで先制し、追いつかれるも新太のゴールで勝ち越し。足が攣った三竿が前線で相手ボールを死に物狂いでチェイス。あの素晴らしい試合を選手が覚えているのは間違いありません。ただ健太がセンタリングを空振りしてしまうのは忘れて....。
なんか無理くり感がありますが、基本「強い思いは実現する」のです。
昇格プレーオフに向けてトリサポは皆強い気持ちを持ちましょう。
ほぼ昇格プレーオフ向けの内容になってしまったFC琉球戦のリポートでした。
ちなみに最終節のトリニータの布陣は以下の通り。
ワントップにサムエル。インテリオールに司とノム。左・レイチェルに右・健太。ダブルボランチに北斗と弓場。DFラインは左から三竿/ペレイラ/上夷。GKは吉田舜継続。
ベンチスタートは、高木駿、小出、ネット、新太、藤本、呉屋ん、夢生。豪華絢爛という陣容なベンチ。
対するFC琉球さん。清武さんちの三男坊がスタメン。トリニータに昇格は出来なかったですが、そこそこ息の長い選手になりましたね。
【FC琉球さん達】:
※相変わらずスタジアムの音響がバクスタに届きづらい。
※沖縄の天候の急変具合に驚き。晴れて暑いかと思えば雨が降るし。
※キロ弁なる頭のおかしいスタグルがあるのだが、今年も手が出せず。オムタコライス500円でお腹いっぱいになる。
※ゴール裏に入れず、バクスタに陣取るスタジアム嫌い。ファジとかさぁ。
※このスタジアムで点が入った記憶がない。という事は苦手なスタジアムなんだろう。
【トリニータ選手たち】:
吉田舜:前節のミスからは気持ちが切り替えれてそう。
三竿:リーグ戦42試合全てに出場。今シーズン三竿さんがいない事態にならなかったのは幸運の一つ。
ペレイラ:んと...まぁ...しっかり集中して。
上夷:頑なに健太を追い抜かず。
北斗:トリテンのインタビュー「僕も含めてしっかりやっていきたい。」に期待したい。
弓場:シーズン終盤のこういうヒリヒリする試合に出れるのは経験値が積めてる証拠。
レイチェル:朝陽の不在は感じさせなかった。健太がマークされる分、幾分フリー。
健太:浪漫溢れるとまでは行かないが仕事はキチンとしてたと思う。
司:給水時に観客を煽る。
ノム:まぁこういうプレイヤー。一瞬の輝きの為にそのほかの時間がある。
サムエル:シュートを打ってはいるんだけど。
藤本:あの輝いていた藤本にはまだ届かず。
夢生:結果を残せず。
新太:よくぞ最終節までに復活した。サムエルとの相性は一番この子が合ってると思ってる。熊本さんも新太が出てくれば意識せずにはおられまい。
呉屋:呉屋らしさは見えず。
ネット:まぁこういう追いかけるケースは良いけど、守りでネットが出てくるとちょっとビビる。
【その他】:
※もう試合の事は書かない。翌日首里までいって首里城(の跡地)と玉陵を。玉陵はよいとこでした。係員に「玉陵(ぎょくりょう)はこっちですか?」と尋ねたら、えっえっどこ?って返事が返ってきた。「玉陵(たまうどぅん)」なんて知らんかったし。
※試合後は、年齢層高目に紅一点若いはるちゃんという面子で飲み。大変美味しゅうございました。まぁよく飲んだしよく食べたアウェイだったよ。
【選手投票】:
弓場 将輝と三竿 雄斗が同率1位...けど投票数が少なすぎ。こういう試合は投票しづらいよねぇ。
【追記】
※昇格プレーオフ初戦のチケットと脚をおさえた。まってろ熊本!
【おまけ写真】: