蹴る蹴る詐欺【J2第7節:vsベガルタ仙台】
えーっと...皆さん、「源氏名」ってご存じ?
元々は『源氏物語』にちなんで付けられた名前のことなんですが、それから発展して、一般的には夜のお仕事や風俗嬢がお勤めをする時の名前になっています。本名を名乗るには少し恥ずかしい感じ。
ある女性が、風俗業界に入った時。「源氏名は何する?」と聞かれ「源氏...名?...!頼朝!」て答えて、退店するまで「頼朝」だったという話を聞いた事があります。
ちなみに源氏名を僕が付けるとしたら「源頼光」ですし、平氏名なら「平頼盛」です。
さて今週のミッドウィークには、アウェイでベガルタ仙台さんと第7節。前日の代表戦が、げんなりな内容だったけど、うちの子は一人もおらず興味薄。他人のオリンピックより、我が子の運動会ですよ。
さて我が軍の布陣。
ツートップに長沢・呉屋、左サイドに成豪、右サイドに新太。ダブルボランチで下田とこばゆ。DFラインは左から香川/三竿/ペレイラ/伊東。GKは高木。
ベンチスタートは吉田、坂、ネット、中川、レイチェル、伊佐、宇津元。
対するベガルタ仙台さん。スタメンに若狭と福森を起用。他にそこまで思い入れのある選手はおらず。
キックオフ。
立ち上がり早々、CKから決められてしまう...と思いきや、オフサイド判定で助かる。「ふわっとした入り方してんじゃないよ」とぶつくさ言いながら管理人のお酒のピッチがあがる。
徐々にトリニータもペースを掴みだすと前半11分。下田の縦パスを上手く長沢が納め、呉屋へ。呉屋から逆サイドの成豪へきれいなパスが通り、成豪がドリブルで躱してからのニアぶち抜き。凄く成豪らしいゴラッソ。
基本トリニータがペースを握るものの、所々に組立ミスもあり仙台も攻めるべきところは攻めるも、守備陣や高木が身体をはり守り抜く。高木は結果カレー券をいただくも気にせず組立に参加。
前半はそのまま終わり、トリニータリードで終了。
後半開始。
開始早々の48分。下田がずばこんとエリア内の長沢めがけて鋭いパスを狙うもDFに阻まれる...が、そのボールが呉屋に渡り、フェイントを入れてからの股抜き。相手GKは反応できず、追加点。前半終了時、1点のリードでは、何かが起こった時に不安なので追加点!と思ってた通りの展開。
68分:長沢→伊佐
今季初の完封がちらついたその瞬間の73分。相手のセンタリングかシュートか判らないような(シュータリング?)ボールがループ気味に、ここしかないよという場所に決まり、失点。
得点直前からフォーメーションを変更し、俄然勢いに乗るベガルタさん。トリニータにも嫌な雰囲気が流れ出す。
76分:成豪→宇津元
76分:下田→ネット
記憶にない先週の大阪での惨劇を思えば、けっこうギャンブルな交替。僕はレイチェル投入が先じゃねと思うも、この交替が見事に嵌る。
エリア前に手にしたFK。キッカーの位置には伊佐、三竿、ネットが。伊佐が壁に細かく指示を出すも、蹴ったのはネット。このFKが物凄い速さで相手GKの逆を突きネットを揺らす。突き放しの追加点。
89分:呉屋→坂
89分:伊東→レイチェル
後ろを3枚にして守備力のアップを狙う。
試合はそのまま終了。3-1でトリニータの勝利で終わった。
【ベガルタ仙台さん】:
※スコアリーダーの中山さんが怪我でいなかったのは大きいとは感じたが、我がチームも大エース也真人を欠いたので五分五分。
※福森は行くチームをちゃんと選ばないと。君は4バックで守るチームのCBには向かん。あくまでも3バックのCBで、たまに変に持ち上がる攻撃が持ち味なんだから。
※何気に実況tと解説が良かった。過度に煽る事もなく、極度にどちらのかチームを持ち上げる内容でもなく。
※僕のイメージでベガルタ仙台って梁勇基のイメージなんだけど、もうすっかりベガルタ仙台は遠藤康のチームになっていた。
【大分トリニータ選手たち】:
高木:失点は気にすんな。ありゃ防げん。
香川:香川の好調あっての三竿CB。
三竿:このままCBに定着しそうな勢い。
ペレイラ:後半にカレー券貰った時の手の角度が可愛い。頭にできた10円ハゲが気になる。異国の地で悩む事もおおいんやろか。
伊東:トリニータ常勝の男。
こばゆ:軽いプレーもあったが、好調を維持。あちこちに顔を出す。
下田:得点の基点は何気に下田。
成豪:セイゴウラッソ継続。キレッキレ。
新太:必要とされるタスクをこなす。調子は良い。
長沢:ボールを納め基点として機能する。表情が穏やかになってきたのは馴染んできた証拠。
呉屋ん:トリニータにフィットしてきた呉屋んの恐ろしさを十二分に発揮。
伊佐:影のMVP(後述)
宇津元:目立つシーンほぼなし
ネット:豪快すぎるFKでトリサポの度肝を抜く。が、残り試合中の動きは基本歩き。
坂:坂もこういう使い方であれば生きる道はあるなぁ。
レイチェル:評価するには時間小。
【その他】:
※完封できなくても点が取れるなら文句は言わん。
※成豪ゴールの後に飛びつく呉屋と、その後の成豪のリアクションが堪らなく好き。
※ネットのFKの後のフィールドプレイヤー全員の動きが素敵。サザエさんのエンディングみたい。
※ネットの勝利後インタビューで「アリガトウゴザイマシタ」の発音がむっちゃナチュラル。
※遠い東北で、水曜日の夜、新幹線不通の三重苦を乗り越え、馳せ参じるトリサポが多くいて幸せな気分。皆それぞれの方法と楽しみ方で仙台まで移動。しかも圧倒的ニータンまで同行させるとは。
※ネットのFKシーンで、伊佐の壁への細かくしつこい指示ポーズをみて、多くのトリサポが「いや、お前蹴らへんやろ」と思わせるも、今期初出場だった仙台GKの外人さんには「もしかして!」と思わせる事が出来たのではないかと。でもそれだけに、その直後にまたFKシーンは伊佐に蹴ってほしかった。
※解説の田村直也さん?解説は素晴らしかったが、ネットのFKシーンで「僕の記憶が確かなら、彼も(伊佐)FK蹴ってますから(意訳)」みたいな事をのたまい。多くのトリサポの頭の中に「?」を浮かばせる。
※試合終了後のスタンドで、エノキーニョ(知り合いの子供で最年少の太鼓叩き)に、やさしくリズムを教えてあげているグッチ(知り合い)が映像に抜かれ、とてもホンワカした気分にさせられる。グッチ素敵だったよ。
【選手投票】:
※FKのインパクト大でエドゥワルド・ネットが受賞!