「！＝タナタツデー」：【J1第23節：vsガンバ大阪】
片野坂知宏監督「結果から言うと0-1で、非常に悔しい敗戦になったと感じている。最低でも勝点1を取らなくてはならなかったと思うし、取るべき内容だったと思うし、もしくは勝点3を取れたかもしれないゲームだったと思う。」
至極全くその通りで僕も同じ感想。。
冒頭の一言はトリテンの記者会見部分
【記者会見】片野坂知宏監督「最低でも勝点1を取らなくてはならなかった。取るべき内容だった」（トリニータ公式）
ガンバさんに対して苦しい試合になるとは想像していたが、実際対戦した結果として、負けた事実だけが気にくわないだけで、試合内容は十分に楽しめた内容だった。
さてガンバ戦のトリニータの布陣。
トップに伊佐、シャドーに三平、田中、左・星に右・レイチェル、羽田と長谷川のダブルボランチにDFラインは左から三竿・鈴木・岩田。GKはムンくん。
ベンチスタートはタカーギ、刀根、野村、高山、島川、髙澤、知念。
対するガンバさん相変わらずの選手層。この試合はややターンオーバー気味。つい最近、クラブのベテランと監督を両天秤にかけた臭い。
FC東京時代は好きだった渡邉千真がスタメンで、千真を犬のように走らせてプレスをかけてくる戦術じゃないかと邪推。そのほかにもニッカボッカー履いて足場を組んでいそうな井手口さんとかがスタメン。ああいう武骨な職人系なビジュアルな選手はうちにも鈴木とか三竿とか岩田とか刀根とか羽田とか（全部DFライン）おるぞ。ワークマンさん、うちの選手をモデルとして使ってみませんか？
さて試合開始。
悪くない悪くないトリニータの出来。
基本主導権は握っている。裏への狙いとか、サイドの攻略とか、この試合に向けて準備したこと、用意してきたこととかがちゃんと表現されている感じである。
対するガンバさん。千真でプレスをかけてくる戦術かとお思いきやそんなにガツガツこない。昨年の吹田スタでのように前半ドン引き、後半勝負だ！（元祖爽やかヤクザ風）でくるつもりだったのかは判明しない。
常にトリニータの可能性を感じさせる展開は後半も続いていたのだけれど、ガンバさんで後半に投入されたパトリックさんが頭でバイーーーーン。セットプレー1発で失点。
ガンバさんで可能性が感じられる攻撃がほとんどなかった中で、あの失点は勿体なかった。
試合終了まで責め立てるも最後の牙城を崩すことはできず、トリニータ敗戦。内容と結果が伴わず冒頭の片さんの言葉と同じ事を思った試合だった。
あとは短評。
【ガンバ大阪さん達】：
※この日の試合からアウェイ観客にもスタジアムを開放。少なくないガンバサポさんが昭和電工ドームに来襲。日曜午後というスケジュールではありましたが、大分を満喫し、少なくないお金で経済を回していただけたことを感謝。
※まぁパトリックが投入されて、だんだんとセットプレーが彼に合いだしたのは感じたよ。
※ガンバサポからしたら、新戦力も試せたし、あの内容でも試合をものにした勝負強さを感じたかもしれないけど、トリサポからしたら、あのガンバに力負けしてない、勝負できたことを実感。
※宇佐美さん、そんなに怖くなかった。
※倉田秋ってやっぱり好みのサッカー選手。
【トリニータ選手たち】：
ムン：前節の失点で高木と交代するかと思いきや片さんはキョンゴンを選出。その期待と評価にこたえるべく頑張れ。相手GK東口とともに、大分の風土病『タンノ』の罹患が感じられる。
三竿：後半交代せず、左サイドに1列上がったのは好調とか信頼のの証だと思う。
鈴木：この日の大分帝国の皇帝は少し攻撃意識高めであったが、安定した出来（安定していない皇帝をみたことないけど）。
岩田：負けてるシーンは皆無。攻撃にも積極的に顔を出す。
羽田：伸びしろしか感じない。位置取り。受け方も安定。ガタイの良さは着実に武器になってた。J初ゴール未遂。
長谷川：サイドへの長短パスの精度がミドルシュート時に見られないのはなぜか。
星：相変わらず丁寧なプレー。時折閃きに近い攻撃スイッチを押してみるが、決定的に田中と意思疎通が足りなかった。ああみえて時折ドSなパスを出す。
レイチェル：悪くはなかったと思うけど、ちょっとした凡ミスが少し目立つ。
田中：決定的なチャンスが複数回舞い降りるが、いろいろあったガンバサポの呪詛が、その都度、タナタツの脚をつかんで離さなかった。まぁこういう日もある。
三平：ザ・トリニータ・トップ下という動き。伊佐とニコイチとの噂もあるが、スタメンであそこまで引っ張られたのは、存在に可能性を感じられた証。
伊佐：前線から守備、ボールの納めどころ、終盤の大事なシーンでのボールボーイ...と八面六臂な活躍。なかったのは得点だけ。
刀根：安定した出来栄え。
島川：枠を外したシーンは残念だけど、攻撃に顔出しだした俊郎素敵！
野村：短い出場時間ながら、野村らしさを十分に発揮。
知念：短い出場時間ながら、知念らしさ十分に発揮。なかなかにケチャップの蓋は固い。
髙澤：出場時間が短く、髙澤らしさを表現したシーンはなかった。
【その他】：
※トリテンの記事
【ピッチサイド小話】伊佐耕平のあの“ポストプレー”に指揮官は…（トリニータ公式）
【ピッチサイド小話】最後にヒーローになりきれなかった島川俊郎へ（トリニータ公式）
うちの監督が個々の選手について語っているのはあまり聞かないのでちょっと新鮮。ついでに知念について語っている奴も
勝点3を取るためには得点が必要。攻撃陣の役割、そしてセットプレーは（トリニータ公式）
それぞれの選手を誉めつつも、伊佐には「得点だとかクオリティーだとか」、島川には「もう少し90分のフィジカルとクオリティー」を求めているけど、それが身に付いたらトリニータに留まる選手じゃなくなる気がする。
トリニータに残ってもらう為に、そこを身に付けないのではなく、それを身に付け大きく羽ばたいて欲しいし、そうなっても応援しているよ。
※この日の食事は弁当ではなくビーフライスを（すでに少し食べてしまってた）。
※最近、ゴール裏でなくシーパスどおりバクスタのA席に座っているけど、サッカー見やすい。この日からアウェイ観客も入ったけど、声援は出せないので（まぁうちのゴール裏も）、スタジアム内の音響だけで手拍子だと、応援だけでスタジアム内が包まれている（相手の応援も気にならない）ので幸せ感が強い。これもまたwithコロナな暮らしなんだろうな。
※今週末は事前にFC東京さんとやったおかげで他のチームと違いお休み。2週間かけて浦和レッズさん対策の落とし込みと、コンディション回復に努めていただきたい。
※コンディション回復していただきたいのは、ライターである「ひなつ叔父貴」も含まれており、この過酷なスケジュールの中、良記事を連発するのはきちいと思うんで（なぜか大分弁）しっかりのご休養を！
ちなみに上記の島川の記事での「通奏低音」のくだり、凄く好きです。
【おまけ画像】：
