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絶望をつれてくるのは希望【J2第41節:vs大宮アルディージャ】

 まずは大宮アルディージャに関わる全ての皆さん!

 チーム史上初タイトルおめでとうございます!

家長めぇ

 NTTマネーが唸るチームですので、すぐにまたJ2へ舞い戻る事はないと信じています。今度対戦する時はトリニータが這い上がった時と信じたい。

 さて、と言う事で管理人こと鳥脳です。
 雨の中、大宮まで行ってきたのでそのレポート。



 先週は最寄り駅の御徒町から京浜東北線で横浜まで、今週も京浜東北線で今度は大宮まで。体感的にはほぼ同じ距離、電車一本で移動だから楽ち~んと思っていたら....え...南浦和行きって大宮まで届かないん?
 南浦和で後続大宮行きに乗り換え、大宮到着!
 管理人、たぶん人生2度目のナックファイブスタジアム。一度目は杮落しの前俊スーパーゴール、たしかあの日も雨の日だったから今日はやってくれるに違いないと信じる。徒歩でとぼとぼとナックファイブスタジアムまで。待機列でいつもの仲間と合流。
 このスタジアムもスタグル的には、アウェイサポにはまったくもって優しくはなく、こころ魅かれる逸材はいないのでアルコールだけで我慢しておく。

 開門後、席を確保。
 やっぱり良いスタジアムですなナクスタ。これでもうちょっとだけバックスタンドがあれば最高・最強なんだけど。

 さて、試合。トリニータの布陣はこんなもん。
 兵働がどうも前節でうけた怪我の状況が芳しくなく、遠征に帯同できず。事前に『スタメンみたら驚くよぉ』的な情報があったけど、兵働以外は特段驚く布陣ではなかった。驚きがあったとすれば、兵働が出れないとなれば、某柳田監督的には、ダニエルをボランチに上げて若狭スライドでCBって流れにしちゃうんじゃないかと思ったが、前々節の失敗から学んだのかダニエルをCBに固定。某柳田監督も一歩ずつ成長しているのかもしれない。
 兵働の穴を埋めるのは為田。サイドに西の選択。
 ベンチスタートは、修行・山口・姫野・ジョンヒョン・高松・荒田・パウリーニョ。

 対する大宮さんは、家長、ムルジャの強烈ツートップに渡邉大剛さんがタクトをふる布陣。観たかった塩田は控えGK...観たかったよ塩。

 試合開始。

 この試合ほど『絶望をつれてくるのは希望』って言葉が似合う試合はなかったんじゃないかな。

 トリニータ悪くない。J2も40節が終わった時点で首位に立っている大宮相手にちゃんと試合になっている。ほぼイーブンな試合展開。しかしここでトリニータにアクシデント。
 18分。相手選手との接触で西が試合続行不可能な痛み方。接触直後から痛がりようがいつもと違ったので心配したが的中。ここで交替カード1枚消費させられたのは痛かった。
 18分:西→ジョンヒョン
 ここからジョンヒョンかぁ...とちと絶句しかける。が、この日のジョンヒョンはとても良いジョンヒョン、ジョンヒョンの良い所をぎゅーっと凝縮したような出来。
 大宮さんはハーフェイの辺りではプレスを仕掛けてこず、きっちりとワイドに広く展開する自分たちのサッカーを目指している。ふふふ....そういう志の高いチームには強いんだよトリニータ。中盤から守備ラインに余裕とか考える間があるとね。

 前半は0-0で終了。

 充分、事故るというかうっちゃれる可能性が大きい試合内容に心が躍る。喫煙所で仲間と「こりゃいける」と再確認。

 他サポなのにトリニータの応援にわざわざ駆けつけてくれた馴染みのペルさんとご挨拶。折角応援に駆けつけてくれたのにあんな不甲斐無い試合をみせてしまって申し訳ない。

 後半開始。

 49分。良い攻め上がりから向こう側のゴールでごちゃごちゃ...ん?入った?ゴーーーーーーーール!トリニータ先制!誰よ誰よと思っていると公式発表はオウンゴール。やっと我がチームにも優秀な助っ人外人のオ・ウンゴル選手がやってきたよ。
 やっぱりシュート打ったり仕掛けないと何にも起こらないからねぇと会話しているうちにトリニータに追加点。
 54分。たぶんCKからの展開で向こう側のゴールでごちゃごちゃ...ん?入った?ゴーーーーーーーール!トリニータ先制!誰よ誰よと思っていると公式発表は若狭。埼玉凱旋ゴール!喜びを爆発させるトリニータゴール裏、きっとスタンドに訪れていたに違いない牛角バイト仲間も喜んだに違いない。
 残り時間集中して守りたいトリニータ。

 65分:伊佐→荒田。

 前半ですでに1枚切っているので、すこし投入が早いと感じる。その直前の相手CKの時なんか伊佐がすげぇ気迫のこもった守備をしていたせいもあるが、もう少し時間遅くても良いと思ったが、某柳田監督もここで守備的なカードを切るのではなく荒田を入れて攻撃のところを活性化させて攻め切りたいとの狙いだろうから、文句はつけにくい。

 しかし残酷なことにその狙いは叶わず。

 69分。ゴール前で人数揃ってるけど、なぜかムルジャさんがある程度フリーでシュートを打たせてしまう。これがまた絶妙のコースにボールが走りトリニータ失点。一瞬の緩みを決して見逃さず、なおかつきっちり決めきるのは凄い。
 
 一気に余裕が失われるトリニータ、それとは逆に雨と同様に湿りきってた大宮サポも息を吹き返す。

 78分:昌也→姫野

 昌也が痛んだらしく、姫野くんを投入。あの位置の選手で入れられるのは姫野くんしかいなかったから。姫野くんは初出場?気合が入っているのがトリニータゴール裏まで届く。ダニエルと並ぶとフェルナンジーニョばりに小さく見える。

 81分。足の止まってきたレイチェルが右サイドを破られ、上げられたクロスがごちゃごちゃしているところを泥臭くムルジャさんに押し込まれる。トリニータ勝ち点の2が消滅しかける。まだ試合は終わっていないし、点をとりにいけばまた勝ち点3の可能性もあるのに、選手が意気消沈した感じが伝わる。これがシーズン負け続けたチームなんだと感じてしまう。

 DFのクリアもいっぱいいっぱいになってきた試合終盤。
 87分。エリア内での鈴木のプレーに主審の野田さんがホイッスル。PK。
 家長がボールをセット。武田の読みはばっちり当たったけど、それを上回るコースとスピードにシュートは決まり、トリニータの勝ち点はこれで消滅した。
 試合終了。ほんとうに『絶望をつれてくるのは希望』な試合だった。

 試合終了とともに流れるアナウンス。「大宮アルディージャのJ2優勝が決まりました!」...へ?どうもジュビロ磐田さんが引き分けた模様で、勝ち点差が4になりアルディージャの自動昇格&優勝を目前で見せつけられる始末。昨年の最終節に僕たちが夢見た結末を違うチームでみせつけられた。

【大宮アルディージャさん達】:
※まずは優勝おめでとうですが、守備の決まりごとみたいなものがあまり感じられなかった。そのへんをきちんと整理整頓しないと来シーズン苦しみますよ。
※僕の大好きな「いつもここから」のネタ的に書けば


「どけどけ〜どけどけ〜邪魔だ邪魔だどけどけ〜どけどけ〜」



「もっと前に優勝とか昇格とか決めてけだバカヤロ、コンニャロオメェ」



「コンニャロオメェ、J2でもラインコントロールすんなバカヤロコンニャロオメェ」

 って感じかなぁ...。
※試合開始前の選手紹介映像の特攻野郎Aチームは素敵。
※90分にムルジャ→DF:福田俊介のカードが切られたのは念には念をいれたのだろうか(福田俊介はトリニータキラーだからね)

【大分トリニータ選手たち】:
武田:あまり責める内容はなかった。
安川:可もなく不可もなく。
ダニエル:広大なエリアをカバー。
鈴木:フェイスガードでプレー。最後の方はいっぱいいっぱい。これは周りがちゃんとカバーしてあげないと可哀想。
若狭:ヒーローの座を逃す。良くやってた。
為田:精神的に強くなろう。
昌也:怪我での退場が残念。
西:怪我が重くないことを祈る。
レイチェル:求められる攻撃的な姿勢はみせた。
伊佐:守備に攻撃に走り続けた。
三平:オフサイド判定がなぁ...。

ジョンヒョン:凄く良かった
荒田:ベテランとして他の選手をひっぱって欲しいけどそういうキャラじゃないのかな。
姫野:気持ち良いプレーを連発。求められた事は表現していたと思う。

【その他】:
※我がチームがいかに「サッカーの神様」に愛されていないのかよーく判った。見方を変えれば、この大事なシーズン終盤に肝心な試合で3連敗くらっても自動降格しなかったと思えば愛されているのかもしれない。
※たぶん最終節で0-10以上で負けたり、サッカーのルールが突然変わることがなければ21位が決定。リーグ日程終了後にエクストラの2試合をやる事になる。余分に楽しませてくれるなんてありがたいお話ですよ。
※野球の野村さんが「負けに不思議な負けなし、勝ちに不思議な勝ちあり」と言ってたけど、この日の負けも終盤に数回あったカウンターを決めきれないトリニータの細部の詰めと、ここぞのところで決めきる大宮さんとの差だと思う。そういう部分では非常に弱いチームなんだと。
※試合開始前、選手がアップしているところで審判団もアップをする。普通の審判はサイドの外でやったり、ハーフェイラインの部分でやったりするもんだと思ってたけど、この日の野田さんは大宮サイドをふらふらしたり、トリニータサイドでふらふらしたり結構フリーダムな感じでした。
※いつものごとく某柳田監督に不満をぶつけたいのだが、この日の選択や交替策にはあまり文句はつけられないなぁ。至極真っ当な判断だったと思う...一歩一歩成長しているのかもしれない(この時点で一歩一歩を期待している訳ではないのだが)。
※まぁそう言いながらも、某柳田監督が動いた直後に失点してしまうという柳田マジック。本当にマジックそのもので、ここにあった筈の勝ち点がスカーフをかけて呪文を唱えるとあら不思議!勝ち点が見事に消えてます!
※試合開始前に京都vs栃木の試合をオンデマンド。清水圭介が過去最高エスペランサだったとかTLの流れで読んだが、結構やらかしかけたシーンもあったよね(笑)、まっともかくサンキュー圭介サンキューな!
京都vs栃木の結果で最悪の最悪が免れたのは僥倖だよまったく。
※この日の上位陣、ジュビロが横浜FCとスコアレスドロー、福岡が愛媛に勝って勝ち点で並ぶ状態....いやぁこれでトリニータがあのまま逃げ切れていたら「どうですJ2、面白いでしょ!」と胸張れる主役になれたのになぁ。こうなったら最終節、がちがちになるジュビロさん相手に面白い展開になれるよう頑張りたいもの...帰るよ、最終節。大分に帰るよ!
 名波監督をまたこんな感じにしてやりましょう。

大分トリニータ2015 3024891287352128560

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  1. 大分サポの親戚に、試合前に「ひとまずおめでとうメール」を送っておいてよかったです…。こんなことがあるなんて、の連続ですね、今季は

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  2. 切ないですね~((( ;゚Д゚)))
    でも最高の嫌がらせの機会が…………
    来週大銀スタジアムに行かれるんですか?
    私もまたまた日帰り強行軍しちゃいます❗

    返信削除
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    1. んじゃ、大銀ドームで僕と握手だ!

      削除
    2. ヨロシクお願いします❗
      茨城生まれの妻も巻き込んじゃってます❗

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元FC東京SOCIOを語ったのは昔、いまやもう本妻トリニータしか愛していない。アイコン絵はネータン作成(@ntn56)

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