まだ道半ばなれど及第点【J2開幕戦:vsベガルタ仙台】
全国500万人のサッカーサポの皆様、そして全国1億1900万人のトリニータサポの皆様....新シーズンあけましておめでとうございます。
今年も当ブログ『生温かい眼』はトリニータを決して必要以上に努力せず、ぬるく続けていきたいと考えております。
さて、先週末は2024シーズンの開幕。
当然のごとく、今シーズンも福岡からドームに駆け付ける生活が始まりました。
開幕戦というもの、監督によっては「リーグ戦の1/38m1試合」ととらえる方と、「やっぱり特別な1試合」ととらえる方に分かれている気がしますが、我々多くのサポーターにとっては、やはり特別なものと考えたい人が多い気がします。
ニータンパークのスタグル出店数や、サポーターの出足や、レゾナックドームに足を運んだ観客数のどれをとってもちょっと気合が入っていた気がします。
管理人の初スタグルは塩たこ焼き。美味しゅうございました。
さてさて試合の方。
試合開始前の待機列で「あの選手が怪我」「あの選手は別メ」等の話を散々聞かされた為げんなりした気分でスタメンを確認。
ワントップに宇津元、トップ下新太、左野村、右マッツォ。ダブルボランチに弓場と保田。DFラインは左から香川・安藤・ペレイラ・藤原の4バック気味(スタメン発表の際はこの面子ならば絶対3バックと思ったよ)。GKはハマタロ。ベンチスタートはキョンゴン、薩川、野嶽、小酒井、中川、有働(特別指定)、長沢。発表時のGKはスタメン:西川、サブ:ハマタロだったが、正式発表ではスタメン:ハマタロ、サブ:キョンゴンになったという事は、手続きとかなんかのミスなんだろう。
対するベガルタ仙台さん。今年から名将の誉れ高き森山さんが監督に就任。チームを立て直している最中と思われるもプレシーズンマッチとかの下馬評は高い。若狭も福森もいなくなったけど、小出がスタメンに名を連ねる。
試合開始。
お互いチームの改造中、手の内が見えないなかベガルタさんは出足早くプレッシャーをかける方向の様。こちらも負けじと、シン・カタノサッカーの代名詞となりそうな「シームレス」な動きを魅せる...いや片鱗が感じ取れるくらいのプレスでボールを奪取することもあるが、ミスも散見され続かない。
試合が動いたのが前半40分。GKハマタロのパスミスをするすると持ち上がられ#14:相良さんに絶妙なコントロールシュートを決められる。ありゃしょうがない....相良さんのシュートが絶妙だった。ミスが起こると失点につながる怖さが非常に理解できる案件。ミスが発生した際にどうリカバルのかも含めて今後の課題。
前半は0-1で終了。
後半開始
片野坂さんは1試合を通して、トリニータがどう出るかを考えている(別に前任者が考えていなかったとは思っていない)90分を通して、どうしたらチーム全体の力がMaxになるかを考えているんじゃないかと感じ取れるような選手交代が後半56分に。
後半56分:マッツォ→野嶽
後半56分:ペレイラ→中川
後半56分:宇津元→長沢
3人替え。CB:ペレイラの位置に藤原が降りて、SB:野嶽。長沢の隣に新太を上げツートップ化。右は中川という形。少し押され気味だったのが、これで少し息をい吹き返す。個人的には野嶽のSBが結構効いてたイメージ。
後半76分:弓場→薩川
薩川が左に入り、ノムがボランチに落ちるイメージ。ベガルタさんもメンバーチェンジを繰り出すが、こっちが負けているから当然ではあるが、より攻撃に加速する方向をトリニータが取り、ベガルタさんがどちらかというと守備に力をいれてくる。
試合が動いたのは後半83分。絶妙な保田からのスルーパスに抜け出す薩川。ゴール前まで運ぶと、チラとGKを確認してからマイナスの折り返し。このグラウンダーなボールが新太(?)を飛び越し、大外の長沢に。長沢が潰れながらもきっちりと枠内に納めトリニータ同点。一気に盛り上がるスタジアム。流れはトリニータに傾くが、ここできっちり逆転まで持っていけるのが強いチームで、トリニータはまだそこまでの完成度に届いていないらしくそのままドロー。
【ベガルタ仙台さん達】:
※昨シーズンまでとは違うのを感じさせる内容。お互いまだ完成途中のチームなので、最終節で相まみえる時、今シーズンお互いどれだけチームとして成長できたか理解できると思う。
※3連休の最終日での大分遠征は旅程が大変だったと思うけど、もう少し来てくれてもええんやで。
※森山監督から溢れ出る名将感。
※試合後に小出くんがゴール裏に挨拶
【大分トリニータ選手たち】:
ハマタロ:スクランブルな出場の中、自分に出来る事は表現できた
香川:対峙する相手に押し込まれるもベテランの安定感
安藤:攻め上がりも。ちょっとイメージが更新された
ペレイラ:ちょっと交代に不満を見せる
藤原:まさかSB先発。がこの試合はペレイラを交代させCB。良い攻め上がりもみせる
弓場:前半のカレー券が影響したか
保田:2回も観客を煽るパフォーマンスに同点スルー等保護者目線のトリサポを歓喜させる
ノム:ベテランの落ち着きのある安心ささえも感じさせる内容
新太:前半のシュートシーンは枠に飛ばしたかった。あれが決まってたら今シーズン躍進したんじゃないかと思わせる
マッツォ:思い切りの良さはあまりみせれず
宇津元:試合を通しての印象が薄い。宇津元に競らすのは構造的欠陥。彼は裏抜けで相手DFを疲弊させたい
野嶽:後半回りだしたのは彼の貢献が多いと思う
中川:地味にキチンとリンクマンを全う
長沢:再契約の意地を見せた、が本人はそうは思ってなさそう
薩川:本来のポジションではないと思うがトリニータ初出場で大仕事
有働:特別指定で即出場。サッカーIQ高そうなたたずまい
【その他】:
※この内容がシン・カタノサッカーとは思わない。こういうのがしたいんだろうなぁ...って香りは漂った。
※まだ道半ば。が、サガミオリジナル並みの選手層の薄さが気になる。この層の薄さだと、来週ミッドウィークのお菓子杯のスタメンがえらいことになるよ。
※後半調子があがるケースがここ最近ご無沙汰だったので、少し感極まる。片さんの真骨頂は相手の出方がわかってきたくらいからなので少し期待。
※同点シーン。現地では何も思わなかったけどDAZNで見返すと、限りなくオフサイド臭い...臭いが副審もちゃんとライン取れてたようにも見えるし、ジャッジがオフサイドじゃないならオフサイドじゃないんだろう。きっとベガルタ仙台サポは納得いかないとは思うが。
※新加入の藤原&薩川&小酒井が好印象(有働くんも)戦力として計算できる。
【MVP投票】:
.....すまん、ほんとにすまん。ハマタロのトリニータ初出場なのに、項目からハマタロが漏れてしまった...orz。ちょっと対処策を検討中。
劇的ゴールの長沢よりも、孝行息子の堅心が僅差で受賞。
皆様のコメントはこちら
キャプテンしててかっこよかった。個人的にはヒートアップして相手選手に詰めよった堅心をひっぺがしたところがツボ。
今回のコメント大賞は、シニーチさんの
「今年も始まりましたね。 J2にもVAR導入を( `Д´)/!!。。。 あ、いや。。ちょっと待って。。。」
に決定。
【おまけ画像】