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九州ダービーに大勝利!【J1第17節:vsアビスパ福岡】

 A:「わたし、トリニータの丁寧に後ろからつなげ、サイドを攻略するサッカー大好きなんですよ~」

B:「はぁ~?馬鹿言ってんじゃないよ。相手がブロックしてきた周りをうろうろしてるサッカーじゃねぇか。打てる時に打たないで「可能性」ばかり探って、責任転嫁してるだけよ。」

C:「わたしも~。自陣からサイドを攻略するの好き~!」

B:「そうですね~。サッカースタイルの確立って大事ですよね~!さすがCさん、サッカーをよく知ってらっしゃる。」


C:「まぁねぇ~。」


A:「えー?Cさんも同じこと言ってんじゃないですか~!」

B:「あのなぁお前....贔屓のチームがただでさえ地方で、貧乏で、選手年俸は他のなん分の一なのに、選手集めようとしたら「やってるサッカーが魅力的」以外なんもねえ。すがる所はそんな所しかねぇーんだよ。チームが弱いのに目をそらして、大儀を掲げてんだよ」

C:「ばかぁ~!」



 ....ぼる塾のネタをしっかりとみたことないんですけど、こんな感じでしたっけ。お笑いでいうと「笑い飯」「Dr.ハインリッヒ」「コウテイ」あたりが最近のお気に入りな管理人こと鳥脳です。

 Jリーグは中断期に入っておりますが、負けて突入するのと、勝って突入するのでチームもサポも大違い。最後の一つに勝ったくらいで、それまでの負けの遺産が消える訳ではありませんが、気分よくリカバリーできるのと、暗鬱たる気持ちでリカバリーするのでは、復元力が段違いな気がします。


 さて、先週末はホームで九州ダービー、vsアビスパ福岡で2-1で大勝利。梅雨とは思えぬ晴天で、バクスタ民な管理人は今年初日焼けどした。


 トリニータの布陣は以下の通り。


 ワントップに長沢、シャドーに成豪と也真人、左・香川に右・小出、ダブルボランチに下田と羽田、DFラインは左から三竿/エンリケ/坂、GKはポープ。ベンチスタートは高木、刀根、長谷川、レイチェル、新太、藤本、髙澤。刀根以外、守りを固めるイメージよりも攻撃に打って出る面子だと思う。

 対するアビスパ福岡さん。九州一の大都会福岡ながら、スポンサー事情は芳しくない(ホークスというライバルが巨大すぎる)イメージでしたが、いつのまにかDMMマネーが入ってきたり...。長谷部監督はJ2時代から、良く知ってて名将の類だと思ってるけど、個に優れた外国人選手を使ってぶん殴るサッカー(別名「札束サッカー」)に味を占めだしたんじゃないかとの疑惑。昇格チームながら上位に位置する好調なチーム。昨年、うちの片野坂サッカーに期待した程ははまらなかった渡大生がスタメン。田邉草民もスタメン。そうか「そうたん」今はアビスパかぁ...そうたんも31歳になっているのを噛み締める。


 キックオフ。

 トリニータは相手の左サイド(こっちは右)を押し込めるイメージ。

開始早々7分。也真人の裏街道からのクロスが相手DFにあたって香川の前へ。も一人そばにうちのチームの選手がいて(成豪?)、「おっこれはツインシュート!」と思うが、香川はマイナスの折り返し。「打たんかいっ!」って思うも、アビスパの選手も同じだった模様で、反応が遅く、なんかぽっかり時間がとまったイメージ。その折り返しに、猛スピード...とは思えぬ、ゆっくりとしたあがりを見せる長沢が冷静にシュート。試合後のインタビューで「ここに流せば入るという道が見えた。蹴った瞬間に入ったと思った」と語ったとおり、DFの2人の間を奇麗に割ってゴールに流し込む。ほんと「流し込む」って表現がぴったりくるシュートでトリニータとっても早い時間に先制。


 あまりにも早い先制点に、「あかん、うちは1-0で勝てるほどのチームじゃない、はよ追加点を取らねば!」と管理人は焦りだす。勝ちからソーシャルディスタンスをとるチームのサポはこんなもん。

 アビスパさんの前半は、渡がその運動量を活かしてピッチ上のどこにでも顔を出すのが厄介だったが、そのまま前半は終了。ブルーノ・メンデスのワンチャンくらいしか怖いと思うシーンはなかったと思う。スタッツほど両チームに差があったとは思えなかった。


 後半開始。

 アビスパさんは、後半開始とともに、渡に変えてファンマを起用。

 J2/J1時代からトリニータに対して抜群の効果をみせるファンマ登場。やはり前線でのボールの基点として素晴らしい働き。ファンマに対してはエンリケがマーク、その他危ないところは他のDF陣が踏ん張り最後はやらせない守り方。

 徐々に、アビスパが攻勢を増していた70分。香川の気迫溢れるオーバーラップでCKを取得。ニアで長沢が福岡DFを引き連れ潰れるスペースにいたのはエンリケ!反応素早く振り抜いた脚に、相手GKも反応できず。トリニータ追加点2-0。

 喜びを爆発させるエンリケ。ゴールセレブレーションの後に、通訳に向かい喜びを分かち合う姿が素敵。


後半62分:成豪→新太


 後半77分。相手クロスに対し、スライディングした下田に、エリア内でハンドの裁定(現地では向こう側のゴールだったんで誰か判らず)。相手外国人のジョルディ・クルークスさんのJ初ゴールを献上。PKが決まった瞬間、あぁこういう事態も起こりうるから追加点大事。下田は失点以上の活躍をしていたから不問。


後半81分:也真人→髙澤


後半86分:坂→刀根


 トリニータの選手交代はこれで打ち止め。まぁベンチメンバーを眺めて逃げ切る選手交代で嵌るのはこれくらいな印象。試合はそのまま終了し、トリニータは久しぶりの勝利を飾った。


【アビスパ福岡さん達】:

※試合前のピッチ内アップの登場シーンで、トリニータサポータに向かって一礼。チームとして素晴らしい姿勢と感じた。アビスパサポーターは好きじゃないけど....。

※渡ことわっちゃんが試合終了後にサポーターへ挨拶にやってきた。深々とお辞儀してるのか、ストレッチしているのか判らない感じだったけど、何回も、いろんな方向に向けてお辞儀(ストレッチ?)を繰り返す姿に「わっちゃんらしいなぁ」と納得。三遊亭小平を捻りだす、あのセンスに僕は嫉妬をまだ覚えている。

※エンリケが決めた直後の長谷部さんの表情好き。

※アビスパ福岡にしても、サガン鳥栖にしても、そこまで強さを感じなかった。チームの勢いとか、結果とかほんと少しの差でどちらかに転がっているんだろう。


【トリニータ選手たち】:

ポープ:安定。あの低い弾道のフィード大好き。試合後、一定の方向に随分と手を振っていたけど、ご親族かなにかやってきてた?

三竿:地味に活躍。エリアの外では散々ブルーノ・メンデスのユニを引っ張ってるのにエリアに入る瞬間に手を放すクレバーさ。

エンリケ:初ゴールおめ。決めた瞬間の喜ぶ姿とか、試合後のインタビューで「あぁまだ24歳の若者なんやなぁ」って感じがしてる。まだ入れ替わられたりって部分で不安はあるが攻守に活躍。試合後のインタビューで喜びのあまり、うちのセットプレーの秘密を暴露してしまう。

坂:坂が大活躍したらBabyMetalの「4の歌」でブログを書こうと決めているが、なかなかそういうシーンがまだ来ないのが不満。試合はそこそこ活躍。

下田:やっとリカバリーできるかと思うと安心。いつ壊れてもおかしくない使用状況だったもん。それくらいトリニータにとって替えの効かない存在。

羽田:個人的本試合のMVP。本人も気が付いてて練習してるんだと思うけど、ボールを止める技術に向上が欲しい。けど、この試合は羽田のポジショニングとデカさという武器を十二分に発揮して、空中戦はほぼ無敗。



香川:献身性のある走りで90分チームに貢献。素晴らしい出来。

小出:積極的に攻撃に絡む。也真人や坂との関係性もばっちり。後半の途中で抜け出し、サポートがない状況で「とりあえずゴールを狙ってみる」シーンが物凄く好き。

成豪:カードトラブルと足が攣った関係で早めの交替。出来は良かった。

也真人:下田と同様に、現在のトリニータは也真人抜きには考えられない。この年齢でやっとこのステージで也真人が活躍している状況にストーリーを感じる。試合後のスタジアム挨拶に向かうチームメイト一人一人に声がけしていた。

長沢:すでに昨年の知念の得点を上回り、補強が間違っていないことを証明。ベテランらしく常に落ち着いている雰囲気が素晴らしい。


新太:気迫ある前線からの守備で貢献。相手DFへの1stディフェンスとして、そうそう簡単には攻撃を組み立てさせなかった。

髙澤:少し気迫が空回り。長沢から盗めるものは盗みなさい。

刀根:クローザーとして相手ロングボールを跳ね返した。


【その他】:

※控えメンバーは、5人交代のカードを全て使わなかったという事実を噛み締めて。特に長谷川。

※長谷川の不調については、トリテンの片野坂さんのインタビュー記事(有料記事なので課金してみる事)に、その原因らしきものに触れられている。そうか、そういう理由か。長谷川には十分、チームからの期待は感じてると思うので、一皮も二皮も剥けて欲しい。

※これで調子悪い、こばゆ兄さんとか、怪我明けの野村とか復帰してくると面白いと思う。伊佐伊佐も復調して。


【おまけ画像】:





勝った試合の後の表情は明るい



大分トリニータ2021 4336593050706970796

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