ドゥニ・ヴィルヌーヴは判ってる...『ブレードランナー2049』(ネタバレなし)
https://lovetrinita.blogspot.com/2017/11/2049.html
僕が愛してやまないSF映画『ブレード・ランナー』。
世の中に「サイバーパンク」なる言葉を定着させたSF映画のカルト、いや記念碑的な作品だと思う。
1982年に公開されたんだから、もう35年も前なのか...。
だいたいこの映画の時代設定は2019年だった筈だから、もう再来年。2017年になってもまだ空飛ぶスピナーはないし、アメリカでビルの全面に「強力わかもと」のCM画像が映し出されていないけどね。
そんな年月がたっているのに....ななななんと『ブレードランナー』の続編が作られると言うではないか!そりゃ観に行くって。
ほんとは公開日に観たかったけど、台風が近づいてきてて雨だったので断念。出張中というのに近くの映画館へ出撃。
満足したぁ~!
個人的には大満足やわ。
まず映画をまだ観ていない人に忠告するならば...
(1)wikipediaの「ブレードランナー2049」のページはググらないこと(作品のオチまで全部書いてるよ)。
(2)IMAXで、もしくは音響効果の良い箱で観ること。その際に「3D」で観る必要を僕は感じない。IMAX 2Dがベストかなぁ。
(3)鑑賞前はおトイレを済ませておくこと(若干尺が長いです)。
いやぁ監督のドゥニ・ヴィルヌーヴ....判ってるわぁ。判ってる。
ホログラフィーの恋人でJOYっているんだけど、管理人は寂しい初老だから、こんなシステムあったら財産つぎ込んじゃうよ、きっと。また演じてる女優さんが可愛い。アナ・デ・アルマスってキューバの女優さんらしいけどほんとこれ可愛い。
この画像知り合いに似てる気がする
世の中のオタク系の男ならば惚れること間違いなし。いやこの手の顔を選ぶとは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ判ってるわぁ。
昔の「ブレードランナー」と同じで、これでもかっていうSF的小道具や設定が散りばめられているんだけど、どれも深堀しないのがまたいい。芋虫農場とか「部屋・接続・部屋・接続」とかネイルやりながらの発射とか...いやぁ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ判ってるわぁ。
主演のレプリカントKがまた素敵。「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングがやってるんだけど、終始捨てられた子犬のような目をしててたまらん。
前作で社長が殺されてしまったタイレル社は潰れた模様で、そのあとのし上がってきたウォレス社の社長ネアンダル・ウォレス役のジャレット・レトもまた溜まらん。スーサイド・スクワッドのジョーカー役はあまり褒められたもんではなかったと思うけど、これは素敵。
あとレプリカント、サッパー・モートン役のデイヴ・バウティスタも存在感があった。デイヴ・バウティスタってあのWWEのバウティスタですよ。
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴ。「メッセージ」の時も思いましたが、画と音の合わせ方が結構管理人の好みですなぁ。ほんとこの作品は大スクリーンで音響効果の良いとこで見て欲しいっす。
んで長年のあの謎を謎のままに残したドゥニ・ヴィルヌーヴ判ってる。
ほんと作品全体としての感想は「いやぁ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ判ってるわぁ。」でした。
誰かとこの映画は語りたいよ....(´・ω・`)
んでどうやらアメリカでの興行成績はあまり芳しくない模様。
まぁ前作も徐々に評価されていっての現在の位置だと思うので、これから徐々に良い評価が得られることを期待したい。
このシーンとあのHシーンは涙出たわ、せつなすぎて