『夢と絶望の90分』:【J1昇格プレーオフ決勝】
https://lovetrinita.blogspot.com/2014/12/90j1.html
プレーオフ決勝を『夢と絶望の90分』と称したのはJリーグ側なんだろうけど、負けたチームは絶望なんかじゃないと思う管理人こと鳥脳です。
あくまでも来シーズンのJ1で戦う望みが絶たれるだけであって、「いつかJ1で!」って望みは継続するんですから...。それに勝ったチームだって「夢」じゃなく現実が待ち構える事を考えるとねぇ....。
ある意味、敗者は夢を持ち続け、勝者は来期絶望を感じるほうが近いんじゃないかと思う今日この頃。
さて、そんなJ1昇格プレーオフを観戦してきたのでそのレポート。
もともと我がトリニータがこのJ1昇格プレーオフの当事者でない以上、あんまり観に行く気はなかったんだけど、準決勝で中堅プロレスラーっぽい山形GK山岸の魂のヘディングを見てしまい、なんだかんだで行くことがバタバタと決まった。
正直に書いておく。
お犬様ことジェフユナイテッド千葉サポの皆さんには大変大変申し訳ないが、管理人はモンテディオ山形を応援しようと思ってた。
理由はいろいろあるのだけれど、まず一つ目は山形は参戦がきついのだ。山形NDスタジアムはとっても良いスタジアムだ。現地の人はフレンドリーだし、スタグルの芋煮は僕が想像していたよりもずーっとずーっと美味しいものであり、また味わいたい一品。絶対また行きたいスタジアムの一つなのだが、如何せん遠い。J2日程で日曜日のナイトゲームになんぞされた時には、どう考えても夜通し車で走って東京へ戻り、眠い目こすりながら会社へ通う必要があるのだ。そんな苦行、織田信長の時代ならば人生が終わりつつある初老には辛いのよ。
その点、フクアリならば自宅近くの浅草橋から乗り換え1回で行けちゃう。
二つ目の理由。純粋にこっちの都合なんだけど、お犬様には上がって欲しくなかった。
我がトリニータにとってお犬様は宿敵と言って過言ではない存在。近年はそこそこ勝てる試合もでてきたものの、J1時代からの年貢を納めた回数を考えるとやりたくない相手ではある。しかしだ、我がトリニータが上を目指す時には、お犬様を踏み越えて行きたいと...踏み越えて行ってこそJ1に価値があるんだと...我ながら屈折していると思うけど(笑)。
2012シーズンには勝手にJ1行っておいた身が言う話ではないけど、こっちに断りなく上に行って欲しくないんだ、お犬様には。
ということでモンテディオ山形側で見ようかと思うが、流石にゴール裏までお邪魔する訳にはいかないと思うので、ちと奮発してSA指定席を購入。
さてさてそんな訳で味スタへ向かうのだが、FC東京主催試合ではない味スタなので青赤横丁がない。で何某と調布あたりで食べて(飲んで)から行こうと待ち合わせするも、調布の行きつけのお店がパーティで貸切...orz。
調布でそれっぽいお店を探してみるも、いまいち琴線に触れるお店がなく(思ったよりも調布って食べるとこがない)、勝手知ったる飛田給のバーミヤンへ。結構な人数が待ってたけど何とか順番がきてお昼ご飯にありつく。まぁバーミヤンなんで当然ビール...いつものように四川麻婆豆腐とか酸辣湯麺とかちと豪華な炒飯なんぞも頼む。まぁ当然生ビールもお替り。2人で3人前食べているような気がするのは気のせい。
待ってる間に店内を眺めるとお知り合いのサッカー馬鹿を4名程発見(笑)
お腹がくちくなったのでスタジアムへ向かう。メインゲートから入りバクスタへ向かうのだが、千葉側を通るか山形側を通るかちと悩んだ末、山形側を選択。途中のグッズ売店で中島のタオマフを買おうか悩むも今後の使い道がないので断念。
SA指定席はバクスタ中央なんだけど、席自体は結構ジェフ側でした。座席の回りもジェフサポ7割、山形サポ1割、僕らみたいなんが2割って感じかな。やっぱり東京近郊のジェフサポの方が多い感じ。
ゴール裏自由席は両チームとも2階席までびっちりで声も良く出ている。ものすごく良い雰囲気。なんかTVで観るドイツのスタジアムって感じだった。
試合開始。
出だしのペースをつかんだのはほぼメインの選手で構成されたジェフ。つなぐというよりは少しロングボール主体で攻め、セットプレーから幾度か好機を得る。フリーで町田選手がヘディングしたのは完全に決まったと思った。しかし、そのボールはゴールポストをかすめるくらいの惜しさで外れる。
ロングボールが主体となったのは、山形に先制点を与えたくないというセーフティな発想。本来ならばもう少しボールを繋ぐ方がジェフ本来の戦い方であったはず。まぁ同点ならばジェフの勝ちだし、判らん訳ではないけど、スタメンの森本選手なんかはポストタイプではないからなぁ。
対する山形は、主力のディエゴが準決勝のトラブルでベンチスタート。変わりに中島あたりを使ってくるかと思いきや、林選手と川西選手と山崎雅人を前線に使ってきた。
守備は冷静に対処しており徐々にペースを取り戻してくる。抜群の運動量で2人、3人と千葉のボールホルダーに襲い掛かり自由にはさせない。特に森本選手・谷澤あたりにはケアしていた模様。ヤザーなんか前向かすとやっかいだもんなぁ。
守備は集中した状態が続くものの、攻撃はそうそう危険なシーンを作り出せず。中盤を省略したサッカーがこのまま続くのかと思ってた前半37分。
セットプレーでゴール前に入れられたボールを千葉GK高木選手がいったんは弾き出すも、再度入れられたボールは何故かフリーの山崎雅人のところへ。GKも完全に逆を疲れボールには届かず山形が先制。
回りにジェフサポが多いので小さくガッツポーズ。
前半はこれ以上動くことなく終了。
後半開始。
1点取り返せば、それだけで勝利が逆転する千葉が猛攻をかけてくるかと思いきや、ペースは上がらず。
たぶん、関塚さんは1点は確実にどこかで取れると踏んでいたんだろう(実際、得点の香りが漂うシーンはジェフ側の方が多かったと思う)。選手の実力を信じた采配は試合を動かす選手交代を選択せず。
対する石崎さんの方も、ドローの状態からどう得点を取るかの選手交代は考えやすかったと思う。中島選手やロメロ・フランク選手の投入、試合終盤のディエゴのスクランブルとか。結局両監督の動きは遅かった。
冒頭に書いたように、試合途中まではあれだけ山形の勝利を望んでいたのに、このあたりから徐々に心境が変わってきた。どうしたジェフ!1点取れないようなチームじゃないだろ!あの雰囲気を作り出してくれるサポの為に、もっとやれる筈だろ!と思い始めてもいた。
先に動いたのは山形。
後半29分:山形:山崎雅人→ロメロ・フランク
関塚さんもシーズン終盤の型であった攻撃の活性化を図る。
後半32分:千葉:町田選手→ケンペス選手
後半40分:千葉:志有人→田中佑昌選手
相変わらず田中佑昌は遠目にブラジル人にしか見えない。
徐々になくなる時間。幾度か完全にもらった!というシーンを千葉も作り出すが、山形の守備は最後まで集中を切らさない。
後半42分:山形:松岡選手→舩津選手
焦る千葉もパワープレー気味に押すものの相変わらず山形の集中した守備を崩せない。
山形も防戦一方となり、単に蹴り出すだけのクリアが多くなる。2012シーズンの昇格プレーオフ決勝で、トリニータのクリアが全然前へ飛ばなかったシーンを思い出し、少しだけ目頭が熱くなる。
モンテディオ頑張れ!ジェフも負けるな!
ロスタイムは4分?
後半45分+3分:山形: 川西選手→イ ジュヨン選手
そして味スタに響き渡るタイムアップの笛。
倒れこむ選手。
喜びを表す選手。
爆発する山形ゴール裏。
静まりかえる千葉ゴール裏。
帰りの混雑を避けるのと、これ以上、勝者と敗者に分かれた選手を見るにしのびず僕らはスタジアムを後にした。
あとは感想を短評形式で....。
※一番目を惹いた選手は山形FW#29の川西選手。千葉のプレスを嘲笑うかのような躱しが素敵だった。あたりも強く、独特のリズムのキープも魅力的。モンテディオ山形は天皇杯決勝も控えているのだが、契約の都合で川西選手は出場できないらしい(G大阪からのレンタル)。至極残念な話。
※千葉側で目を惹いた選手はMF#28町田也真人選手。「やまと」って読みも凄いけど、運動量はもっと凄かった。千葉でプレスに行けているのは彼だけだったのが残念。志有人も頑張っていたけど、千葉の右サイドの広いスペースを担当していたのでどうしてもボールに対するアクションが遅れがちだったと感じる。関塚さんの指示だったんだろうけど、志有人はサイドに張り付くんじゃなく、もっと中へ切れ込んだ方が怖かったんじゃないかな。
※J2クラスではやっぱりヤザーは脅威。上手くて厄介な選手だよ。まぁ相変わらず枠にいかないミドルと、ハンガーいれたままみたいなユニフォーム姿で安心(FC東京サポ的には「枠飛ばせ!」コール)。
※後半の町田選手がカウンターで抜け出したシーンはもう1歩前でシュートを選択してたら決まってと思うし、森本選手からケンペスへボールが渡ったシーンも普通なら決まってた気がする。それだけの運と落ち着いた守備を山形が持っていたんだろうなぁ。
※関塚さんの采配は若干疑問。交替枠を使い切らないところとか。最初の交替で兵働さん入れるべきだったんじゃないかなぁ。
※J2ではやっぱり最後まで走りきる走力ってのが重要なんだなと再度確認したプレーオフ決勝だった。走れたらある程度は上位を狙える筈。来シーズン、トリニータもあれくらいの走力は必要なんだよ。
※これで3年連続J1昇格プレーオフの決勝は下位の青いチームが勝利。しかも監督はトリニータもしくはトリニータに関係ある監督。石さん、小林さん、田坂さん....こう考えるとトリニータって監督はしっかりと人選しているよなぁ...但し○ァンボは除く(いい人なのよファ○ボさんは)。
※ジェフユナイテッド千葉さんはこれで6シーズン目のJ2が決定。これまでのJ1昇格プレーオフは皆勤賞なので、来シーズンも自動昇格なぞ狙わず、プレーオフのエキスパートとして登場して欲しいとネタブログの管理人は思っている。まぁこれまでのJ1昇格プレーオフ全てに出場はしているけど、監督は全部違うあたりを反面教師に他のJ2クラブは監督の継続性を重視している雰囲気すらあるよ。しかし来シーズンはきっと関塚さんで千葉も継続するんだろうから、強敵であることには違いあるまい。お金もたんまり持ってるし。
※ジェフサポさんの「Win by ALL」コールはもの凄く迫力がありました。おちゃらけている管理人は「ティン!タイ!フォン!」と台湾の飲茶屋さんを心の中でコールしてましたが...。
※あとアッコちゃんのチャントは合いの手で「やっしょーまかしょー」と入れると不思議なくらいにマッチします。
※モンテディオ山形さんに関わる全ての方々にお祝いを申し上げます。来シーズンJ1で戦うことになりますが、J2の6位を感じさせぬ活躍を期待しています。我々トリニータも2016シーズンにはJ1へ辿りつくように頑張ります。
※ジェフユナイテッドに関わる全ての皆様へ。来シーズンも一緒にJ2を盛り上げましょう。上からは大宮・セレッソ・徳島と強敵が、残留組では磐田・京都・札幌をはじめとする強豪たちがしのぎを削る世界一面白い下部リーグになる事は間違いありません。J2が甘くないリーグだというのを降格組へ知らしめましょう。お互いが自動昇格となり戦いの歴史を継続させましょう。来シーズンはうちが優勝で、千葉さん2位で。
【試合関連リンク】:J'sGoalから
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】関塚隆監督(千葉)記者会見コメント(14.12.07)
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】石崎信弘監督(山形)記者会見コメント(14.12.07)
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】試合終了後の各選手コメント(14.12.07)
山岸のコメントかっこいい!
【試合詳細データ:2014 J1昇格プレーオフ 千葉 vs 山形】
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】レポート:いつものサッカーで勝ちきった山形がJ1昇格へ。千葉は判断力とプレーの精度を欠いてまたもや『1点』に泣く。(14.12.08)
前日に続きまたしても今シーズンのお疲れ様会を開催。
まったくのんだくれだよ....(´・ω・`)
あくまでも来シーズンのJ1で戦う望みが絶たれるだけであって、「いつかJ1で!」って望みは継続するんですから...。それに勝ったチームだって「夢」じゃなく現実が待ち構える事を考えるとねぇ....。
ある意味、敗者は夢を持ち続け、勝者は来期絶望を感じるほうが近いんじゃないかと思う今日この頃。
さて、そんなJ1昇格プレーオフを観戦してきたのでそのレポート。
もともと我がトリニータがこのJ1昇格プレーオフの当事者でない以上、あんまり観に行く気はなかったんだけど、準決勝で中堅プロレスラーっぽい山形GK山岸の魂のヘディングを見てしまい、なんだかんだで行くことがバタバタと決まった。
正直に書いておく。
お犬様ことジェフユナイテッド千葉サポの皆さんには大変大変申し訳ないが、管理人はモンテディオ山形を応援しようと思ってた。
理由はいろいろあるのだけれど、まず一つ目は山形は参戦がきついのだ。山形NDスタジアムはとっても良いスタジアムだ。現地の人はフレンドリーだし、スタグルの芋煮は僕が想像していたよりもずーっとずーっと美味しいものであり、また味わいたい一品。絶対また行きたいスタジアムの一つなのだが、如何せん遠い。J2日程で日曜日のナイトゲームになんぞされた時には、どう考えても夜通し車で走って東京へ戻り、眠い目こすりながら会社へ通う必要があるのだ。そんな苦行、織田信長の時代ならば人生が終わりつつある初老には辛いのよ。
その点、フクアリならば自宅近くの浅草橋から乗り換え1回で行けちゃう。
二つ目の理由。純粋にこっちの都合なんだけど、お犬様には上がって欲しくなかった。
我がトリニータにとってお犬様は宿敵と言って過言ではない存在。近年はそこそこ勝てる試合もでてきたものの、J1時代からの年貢を納めた回数を考えるとやりたくない相手ではある。しかしだ、我がトリニータが上を目指す時には、お犬様を踏み越えて行きたいと...踏み越えて行ってこそJ1に価値があるんだと...我ながら屈折していると思うけど(笑)。
2012シーズンには勝手にJ1行っておいた身が言う話ではないけど、こっちに断りなく上に行って欲しくないんだ、お犬様には。
ということでモンテディオ山形側で見ようかと思うが、流石にゴール裏までお邪魔する訳にはいかないと思うので、ちと奮発してSA指定席を購入。
さてさてそんな訳で味スタへ向かうのだが、FC東京主催試合ではない味スタなので青赤横丁がない。で何某と調布あたりで食べて(飲んで)から行こうと待ち合わせするも、調布の行きつけのお店がパーティで貸切...orz。
調布でそれっぽいお店を探してみるも、いまいち琴線に触れるお店がなく(思ったよりも調布って食べるとこがない)、勝手知ったる飛田給のバーミヤンへ。結構な人数が待ってたけど何とか順番がきてお昼ご飯にありつく。まぁバーミヤンなんで当然ビール...いつものように四川麻婆豆腐とか酸辣湯麺とかちと豪華な炒飯なんぞも頼む。まぁ当然生ビールもお替り。2人で3人前食べているような気がするのは気のせい。
待ってる間に店内を眺めるとお知り合いのサッカー馬鹿を4名程発見(笑)
お腹がくちくなったのでスタジアムへ向かう。メインゲートから入りバクスタへ向かうのだが、千葉側を通るか山形側を通るかちと悩んだ末、山形側を選択。途中のグッズ売店で中島のタオマフを買おうか悩むも今後の使い道がないので断念。
SA指定席はバクスタ中央なんだけど、席自体は結構ジェフ側でした。座席の回りもジェフサポ7割、山形サポ1割、僕らみたいなんが2割って感じかな。やっぱり東京近郊のジェフサポの方が多い感じ。
ゴール裏自由席は両チームとも2階席までびっちりで声も良く出ている。ものすごく良い雰囲気。なんかTVで観るドイツのスタジアムって感じだった。
試合開始。
出だしのペースをつかんだのはほぼメインの選手で構成されたジェフ。つなぐというよりは少しロングボール主体で攻め、セットプレーから幾度か好機を得る。フリーで町田選手がヘディングしたのは完全に決まったと思った。しかし、そのボールはゴールポストをかすめるくらいの惜しさで外れる。
ロングボールが主体となったのは、山形に先制点を与えたくないというセーフティな発想。本来ならばもう少しボールを繋ぐ方がジェフ本来の戦い方であったはず。まぁ同点ならばジェフの勝ちだし、判らん訳ではないけど、スタメンの森本選手なんかはポストタイプではないからなぁ。
対する山形は、主力のディエゴが準決勝のトラブルでベンチスタート。変わりに中島あたりを使ってくるかと思いきや、林選手と川西選手と山崎雅人を前線に使ってきた。
守備は冷静に対処しており徐々にペースを取り戻してくる。抜群の運動量で2人、3人と千葉のボールホルダーに襲い掛かり自由にはさせない。特に森本選手・谷澤あたりにはケアしていた模様。ヤザーなんか前向かすとやっかいだもんなぁ。
守備は集中した状態が続くものの、攻撃はそうそう危険なシーンを作り出せず。中盤を省略したサッカーがこのまま続くのかと思ってた前半37分。
セットプレーでゴール前に入れられたボールを千葉GK高木選手がいったんは弾き出すも、再度入れられたボールは何故かフリーの山崎雅人のところへ。GKも完全に逆を疲れボールには届かず山形が先制。
回りにジェフサポが多いので小さくガッツポーズ。
前半はこれ以上動くことなく終了。
後半開始。
1点取り返せば、それだけで勝利が逆転する千葉が猛攻をかけてくるかと思いきや、ペースは上がらず。
たぶん、関塚さんは1点は確実にどこかで取れると踏んでいたんだろう(実際、得点の香りが漂うシーンはジェフ側の方が多かったと思う)。選手の実力を信じた采配は試合を動かす選手交代を選択せず。
対する石崎さんの方も、ドローの状態からどう得点を取るかの選手交代は考えやすかったと思う。中島選手やロメロ・フランク選手の投入、試合終盤のディエゴのスクランブルとか。結局両監督の動きは遅かった。
冒頭に書いたように、試合途中まではあれだけ山形の勝利を望んでいたのに、このあたりから徐々に心境が変わってきた。どうしたジェフ!1点取れないようなチームじゃないだろ!あの雰囲気を作り出してくれるサポの為に、もっとやれる筈だろ!と思い始めてもいた。
先に動いたのは山形。
後半29分:山形:山崎雅人→ロメロ・フランク
関塚さんもシーズン終盤の型であった攻撃の活性化を図る。
後半32分:千葉:町田選手→ケンペス選手
後半40分:千葉:志有人→田中佑昌選手
相変わらず田中佑昌は遠目にブラジル人にしか見えない。
徐々になくなる時間。幾度か完全にもらった!というシーンを千葉も作り出すが、山形の守備は最後まで集中を切らさない。
後半42分:山形:松岡選手→舩津選手
焦る千葉もパワープレー気味に押すものの相変わらず山形の集中した守備を崩せない。
山形も防戦一方となり、単に蹴り出すだけのクリアが多くなる。2012シーズンの昇格プレーオフ決勝で、トリニータのクリアが全然前へ飛ばなかったシーンを思い出し、少しだけ目頭が熱くなる。
モンテディオ頑張れ!ジェフも負けるな!
ロスタイムは4分?
後半45分+3分:山形: 川西選手→イ ジュヨン選手
そして味スタに響き渡るタイムアップの笛。
倒れこむ選手。
喜びを表す選手。
爆発する山形ゴール裏。
静まりかえる千葉ゴール裏。
帰りの混雑を避けるのと、これ以上、勝者と敗者に分かれた選手を見るにしのびず僕らはスタジアムを後にした。
あとは感想を短評形式で....。
※一番目を惹いた選手は山形FW#29の川西選手。千葉のプレスを嘲笑うかのような躱しが素敵だった。あたりも強く、独特のリズムのキープも魅力的。モンテディオ山形は天皇杯決勝も控えているのだが、契約の都合で川西選手は出場できないらしい(G大阪からのレンタル)。至極残念な話。
※千葉側で目を惹いた選手はMF#28町田也真人選手。「やまと」って読みも凄いけど、運動量はもっと凄かった。千葉でプレスに行けているのは彼だけだったのが残念。志有人も頑張っていたけど、千葉の右サイドの広いスペースを担当していたのでどうしてもボールに対するアクションが遅れがちだったと感じる。関塚さんの指示だったんだろうけど、志有人はサイドに張り付くんじゃなく、もっと中へ切れ込んだ方が怖かったんじゃないかな。
※J2クラスではやっぱりヤザーは脅威。上手くて厄介な選手だよ。まぁ相変わらず枠にいかないミドルと、ハンガーいれたままみたいなユニフォーム姿で安心(FC東京サポ的には「枠飛ばせ!」コール)。
※後半の町田選手がカウンターで抜け出したシーンはもう1歩前でシュートを選択してたら決まってと思うし、森本選手からケンペスへボールが渡ったシーンも普通なら決まってた気がする。それだけの運と落ち着いた守備を山形が持っていたんだろうなぁ。
※関塚さんの采配は若干疑問。交替枠を使い切らないところとか。最初の交替で兵働さん入れるべきだったんじゃないかなぁ。
※J2ではやっぱり最後まで走りきる走力ってのが重要なんだなと再度確認したプレーオフ決勝だった。走れたらある程度は上位を狙える筈。来シーズン、トリニータもあれくらいの走力は必要なんだよ。
※これで3年連続J1昇格プレーオフの決勝は下位の青いチームが勝利。しかも監督はトリニータもしくはトリニータに関係ある監督。石さん、小林さん、田坂さん....こう考えるとトリニータって監督はしっかりと人選しているよなぁ...但し○ァンボは除く(いい人なのよファ○ボさんは)。
※ジェフユナイテッド千葉さんはこれで6シーズン目のJ2が決定。これまでのJ1昇格プレーオフは皆勤賞なので、来シーズンも自動昇格なぞ狙わず、プレーオフのエキスパートとして登場して欲しいとネタブログの管理人は思っている。まぁこれまでのJ1昇格プレーオフ全てに出場はしているけど、監督は全部違うあたりを反面教師に他のJ2クラブは監督の継続性を重視している雰囲気すらあるよ。しかし来シーズンはきっと関塚さんで千葉も継続するんだろうから、強敵であることには違いあるまい。お金もたんまり持ってるし。
※ジェフサポさんの「Win by ALL」コールはもの凄く迫力がありました。おちゃらけている管理人は「ティン!タイ!フォン!」と台湾の飲茶屋さんを心の中でコールしてましたが...。
※あとアッコちゃんのチャントは合いの手で「やっしょーまかしょー」と入れると不思議なくらいにマッチします。
※モンテディオ山形さんに関わる全ての方々にお祝いを申し上げます。来シーズンJ1で戦うことになりますが、J2の6位を感じさせぬ活躍を期待しています。我々トリニータも2016シーズンにはJ1へ辿りつくように頑張ります。
※ジェフユナイテッドに関わる全ての皆様へ。来シーズンも一緒にJ2を盛り上げましょう。上からは大宮・セレッソ・徳島と強敵が、残留組では磐田・京都・札幌をはじめとする強豪たちがしのぎを削る世界一面白い下部リーグになる事は間違いありません。J2が甘くないリーグだというのを降格組へ知らしめましょう。お互いが自動昇格となり戦いの歴史を継続させましょう。来シーズンはうちが優勝で、千葉さん2位で。
【試合関連リンク】:J'sGoalから
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】関塚隆監督(千葉)記者会見コメント(14.12.07)
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】石崎信弘監督(山形)記者会見コメント(14.12.07)
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】試合終了後の各選手コメント(14.12.07)
山岸のコメントかっこいい!
【試合詳細データ:2014 J1昇格プレーオフ 千葉 vs 山形】
【J1昇格プレーオフ:決勝 千葉 vs 山形】レポート:いつものサッカーで勝ちきった山形がJ1昇格へ。千葉は判断力とプレーの精度を欠いてまたもや『1点』に泣く。(14.12.08)
前日に続きまたしても今シーズンのお疲れ様会を開催。
まったくのんだくれだよ....(´・ω・`)
おばんです。
返信削除前日のしょーもない赤チームの負けを払拭すべく
私も埼玉から駆けつけてみました。
ちなみに会社的つながりとギシ的つながりを考慮し
私も山形側に着席しました。
決勝だから気合が入るのは当然ですが、
とはいえ、J2ってこんなに走るんでしたっけ?というのが正直な感想です。
走力不足の磐田とみてると、
大宮、C大阪も正直かなり危ないですね。
あと、あの山形のGKはうちに来ないかしら?(マテ